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2011.11.16

85%の腰痛はストレスが原因

今回の「ためしてガッテン」は非常に面白かった。NHKがこれを放映するにはかなり勇気がいったのではないだろうか。なにしろ椎間板ヘルニアが腰痛の大半を占めると思われていたところへ、本当にヘルニアが原因の腰痛は5%しかないといういのだから穏やかではない。腰痛の85%は原因不明、というかストレスだというのである。

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http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20111116.html

腰痛といえば「椎間板ヘルニア」と診断され、椎間板が飛び出して神経を圧迫し、痛みやしびれを起こすと言われることが多い。軽いものは椎間板がもとに戻るが、重いものは椎間板を削りとるしかない。そういう説明をされてきた。これが国民的大誤解だったらしい。

ヘルニアを切除して神経の圧迫が無くなったのに痛みが消えない人がいれば、ヘルニアがあるのにぜんぜん痛みがない人もいる。ヘルニア=痛む、とは限らないのだ。しかもヘルニアは、白血球の一種であるマクロファージが食べてしまうことも分かってきた。椎間板ヘルニアの手術をした場合と手術以外の治療をした場合を比べても、2~10年で患者の回復満足度に差がないことも明らかになった。

以前から、ストレスが高まると「腰痛」が増えることが指摘されてきた。福島県立医科大学が、原因不明の腰痛患者を調べたところ、なんと7割の人が脳血流量が低下していたという。それは、とくに脳の側坐核(そくざかく)という部分で顕著であった。側坐核は、痛みの信号を受けて鎮痛作用をスタートさせる。ところが慢性的にストレスを受けていると側坐核の機能が低下し、鎮痛作用がはたらかなくなってしまう、というのである。

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対策はこうだ。鎮痛をつかさどる側坐核は「快楽」と強く関連する場所なので、自分の好きな食べ物や音楽、においなどを積極的に取り入れることで、そのはたらきがよくなり、鎮痛作用が高まる。だから腰が痛いから、家に閉じこもって痛みに耐えるのではなく、できるかぎり自分の好きなことをしたり、リラックスする方法を実践したほうがいい。ストレスを減らすこと、これが腰痛治療の新常識なのだ。

腰痛の85%は原因不明であり、それはストレスが関係している。となれば、そのほとんどが鍼灸治療の対象になると言ってもいい。なぜなら、鍼灸やオステオパシーはからだの緊張をほぐし、ストレスを解消することを目的としているからである。


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コメント

前の記事にすみません。
私の頑固な腰痛はストレスだと言われてきたのですが、
今回の記事で意味が分かりました。
やっぱり自分を高めたり楽しませたりが最善の方法
なんですね。頑張ろうっと(*^^)v

投稿: ミモザ | 2011.11.21 09:29

★ミモザさん、
けっきょく、心の問題だということですね。
ストレスをストレスと感じないように、
考え方を変えるのがいいのでしょう。

たとえば、一生懸命お婆ちゃんのお世話をして
いると、お爺ちゃんんが心から喜んでくれる、
とその笑顔を思い浮かべる。

あるいは、このお婆ちゃんがいてくれたから
わたしがある。いのちの恩人に直接恩返しが
できるなんて、わたしは幸せ者だなあ、なんて。

投稿: ripple | 2011.11.21 10:04

納得なのですが
逃れられ方々が多いと思います(涙)
私は副業やお掃除をする時痛いのです。
変な姿勢で絵を描いたり
結構苛酷に長時間のローカル線の旅をしていても
痛くならないのです。
副業とお掃除を辞めれば治るのはわかってします(苦笑)

投稿: あおむし店長 | 2011.11.21 12:51

★あおむし店長さん、
現代人の病気の大半は運動不足だと思います。
人間も動物、動く物だから、動かないと筋肉
が弱り、調子が悪くなってしまいます。
適度に動くき筋力をつけることが大事ですね。

投稿: ripple | 2011.11.21 14:14

これは腰痛ということでつたえられていますが、腰痛に限られるのでしょうか。腰痛に限られるものおでは無いと思いますが。

うちの27歳の息子は小学生のころからストレスに弱く、首、腰、など全身に痛みを感じてなおらないのですが。

大学病院の整形外科でレントゲンをとっても、どこにも異常なしと言われました。

身体表現性障害のように精神的なものが殆どあちこ身体的な痛みの症状として現れているようですが、具体的な治療法や病院など在りますか。教えてください。

投稿: Excite | 2011.11.24 00:14

★Exciteさん、
おっしゃる通りです。
病気の大半がストレスということになりますね。
できるだけ本来の自然な生き方に戻せばいいと
いうことになりますね。それから一時的には
ストレスの少ない環境に置く。森田療法、転地
両方、湯治、ペット療法、音楽療法などが考え
られます。
 症状が落ち着いたら、ストレスをストレスと
感じないような心を育てることでしょう。
たとえば不平不満を感謝報恩に変えるとか。
そういう本はたくさん見つかると思います。

投稿: ripple | 2011.11.24 09:18

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