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2011.10.08

老老介護

87歳の男性が、飛び込みで治療に見えた。右肩がキリに刺されるように痛むという。整形外科を二軒まわったが痛みがとれない。痛み止めや筋弛緩剤、それに湿布をくれたけどぜんぜんよくならないという。内臓は丈夫そうで筋骨格系の痛みだろうと推測できる。そこで痛い方を上にして横になってもらい、鍼を刺し低周波をかけた。肩甲骨の内上角あたりが特に痛いので、そこは直接灸をした。さらにカウンターストレインで僧帽筋をゆるめると「ウソみたいにらくになった」と言い、喜んで帰った。

この男性、奥さんが寝たきりで、その介護に疲れているようすだった。下の世話から食事のしたく、買い物、そうじ洗濯などの家事を一手に引き受けている。ヘルパーさんも頼んでいるが、それ以外の時間が長く、たいへんらしい。あちこち入院もさせていたが、いまは家で介護しているそうだ。87歳といえば自分のからだも老いてきた。それがつれあいの介護となれば大変だ。高齢化社会の現場はらくではない。

87歳になって
妻の介護に
明け暮れている
子供はどうした
社会はどうした

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コメント

rippleさんの治療で少し楽になられて良かったですね
老老介護、見につまされます。
これから、まだまだこのような介護をされる方が増えて
行くのかもしれませんね。

福祉国家には程遠いわが国、安心して過ごせる
老後でありたいですが・・・・。不安が先立ちます。

投稿: スィートピー | 2011.10.08 20:44

★スィートピーさん、
誰しも年をとっていくわけですから
他人事ではありませんね。やはり、
ある程度は国家が支えないといけません。
地獄の沙汰も金次第ではこまりますね。

投稿: ripple | 2011.10.09 08:47

田舎の両親の事を考えさせられました。どちらかが寝たきりになれば帰らざるを得ないと思っていますが、ほんのすぐそこまで来ています。

投稿: エノコロ | 2011.10.10 16:08

★エノコロさん、
他人事ではありませんね。
あすはわが身、避けられない問題です。
そのときどきの状況で最善を尽くして
いくしかないでしょう。

投稿: ripple | 2011.10.11 09:12

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