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2011.09.07

名画「紳士協定」

BSシネマで映画「紳士協定」を見た。モノクロで、なんと1947年の作品である。1947年といえば、昭和22年。昭和22年といえば、あなた、わたしの生まれた年である。最初にニューヨークの摩天楼が映し出されるが、60年以上前なのに溜め息のでるほど豊かな大都市である。こんな国に戦争を仕掛けた日本の指導者の神経を疑わざるをえない。

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主演はグレゴリーペックだが、若いといったらない。「ローマの休日」の20年前ぐらいだろうか。人気の雑誌記者が、反ユダヤ主義の記事を書くことになった。差別の実態をつかむため、自分がユダヤ人になりきって取材をはじめる。自由平等を口にする善人たちが、意外につよい人種差別をしていることにおどろく。高級ホテルの宿泊を断られたり、子供がいじめられたり、パーティーで白い目で見られたり、想像以上の差別を受ける。ユダヤ人の友人が、「お前は数週間の経験だが、おれたちは一生こうやって差別を受けていくんだぞ」という。恋人さえも心が揺れる。

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くじけそうになる彼を、母親が支える。友が支える。アメリカは人種のるつぼだけに、黒人問題だけでなく、ヒスパニック系やアジア系、その他さまざまな民族の衝突がある。ユダヤとアングロサクソンなども反目し合っている。日本人がほとんど区別のつかない朝鮮人や中国人を蔑視するのに似ている。重いテーマだが、うまく仕上がっている。英語もきれいだ。

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母親の支えが大きい

同じ人間なのに
生まれや育ち
民族の違いなどで
蔑視してしまうことが
わたしにもある


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コメント

こんにちはお久しぶりです
実家の兄が「スクリーン」をよく読んでいたのでなんか懐かしくなりました。
オードリヘップバーンの「ローマの休日」
ソフィアローレンの「ひまわり」反戦映画ですが、あまりにも切なくて涙したのを覚えています
あれは日本人的な感覚で・・・外国の人もあんな考えを持つのかと駅でのわかれのソフィアローレンの気持ちを思うと泣けて仕方がなかったです(´;ω;`)ウウ・・・
やはり、外人も日本人と同じなんだぁーっと あたり前の事ですが若かった当時の私はそんな感想を持ったのを思い出しました(笑)
今では、外国人を見慣れてしまって・・・・

投稿: エリザベス | 2011.09.08 11:32

 グレゴリーペックかっこいいですね~。

 ところでずっと疑問だったのですが、このページによく映像の画像(意味判ります?)が貼ってありますが、これはどういう作業で可能になるのですか??。まさかデジカメでテレビ画面を撮影しているわけではないですよね。

投稿: ぐん | 2011.09.08 12:52

★エリザベスさん、
ソフィアローレンとマルチェロ・マストロヤンニの
「ひまわり」は秀逸でしたね。最後のひまわり畑が
泣かせます。戦場に散った兵士たちを栄養にして咲き
みだれていたのだと思って涙がでました。

グレゴリーペックの「大いなる西部」もいいですね。
「渚にて」も原爆を使ったあとの地球の映画で、
原発の事故が起きた今、タイムリーと思います。

★ぐんさん、
コメントありがとうございます。
グーグルの画像検索をして、気に入った画像の上で
右クリックをして「名前を付けて画像を保存」を
選ぶと自動的にピクチャに保存されます。
著作権があるといけないので英語で検索していますが
邦画の場合は無断です。ま、出典をのせたりしてね。

投稿: ripple | 2011.09.08 13:14

差別する心は誰にでもあるのかもしれませんね。でも時代の流れか学校教育のおかげか、私の親の世代よりも私の世代、それよりも私の子どもの世代の方が人種で差別しなくなっていると思います。

投稿: エノコロ | 2011.09.08 16:14

★エノコロさん、
朝鮮人に対しては、韓流ドラマや芸能人たちの交流で
ずいぶん解消されてきたように思います。ユダヤと
パレスチナのほうは根深いですね。

投稿: ripple | 2011.09.08 16:59

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