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2011.08.18

出羽三山参り:月山と羽黒山

出羽三山参りの宿は寒河江温泉。含重曹弱塩泉で湯質がとてもまろやかだった。ただ、43度ぐらいあって、ぬる湯好きのわたしには熱すぎて長くは入っていられない。食事もサービスもとてもよかった。テレビでは「あしたは雨になる」なんて言っている。

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風雨がつよく、お参りも木道散歩もできなかった。

やはり朝は雨だった。月山を登る道は細く、何か所も退避所がつくってあるが、対向車が来ると互いに譲り合って進む。向こうも大型バスだったりすると、一方がバックしなければならないので大変だ。始めは小雨だったが、月山の8合目に着くと本降りになった。霧も出ていて木道もすべるので弥陀ヶ原の散策はできなかった。中ノ宮まで行くのも途中で諦めた。横殴りの雨でズボンがずぶ濡れになってしまった。やはり、山は雨が多い。あとで聞いた話だが、このとき鶴岡には大雨警報が出ていたそうである。視界の悪い道を、バスはゆっくり山を下りた。

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山伏の説明、ほら貝の音が耳に残っている。

けっきょく大雨のため、羽黒山の五重塔も、山伏の案内による頂上までの長い階段歩きもできなくなった。なにしろ階段が川になってしまうのだから仕方ない。バスで山頂まで行き、羽黒山本殿で昇殿参拝をおこなった。月山、湯殿山は雪深く、通年の参拝ができないので、それぞれの神々を羽黒山に合祀したのだそうだ。出羽三山を開いたのは崇峻天皇の蜂子皇子だそうで、その墓地のある部分は皇室、宮内庁の管轄だという。

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三神合祭殿には、月山、羽黒山、湯殿山の神々が祀られている。 

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羽黒山の鏡池

神仏混合の時代があったり、密教に山岳信仰が入ったり、修験道が入っていたりで、正直言って何が何だかわからないところもある。ただ、科学がそれほど進歩していない時代には、精神や感性が秀でていたのではないかという思いもあり、むかしの人たちが修行したところに参拝させてもらうことはいいことだと思う。芭蕉なども、深い感慨にふけったことだろう。お参りのあとは、なんとなく心が軽くなる。

西行法師は
神を感じて

涙を流したという
もったいないことだ
と私も思う

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コメント

出羽三山の登山道
緑深く空気が違う
足を踏み入れる勇気
体を運ぶ勇気
ぼくにはまだ無い

山に畏怖する気持が強すぎるのでしょうか。
あるいは、山に対する無意識のトラウマでしょうか。
とりわけ出羽三山の登山道の入り口は怖いくらいの緑が滴っていますね。
あと何年かしたら、ぼくも再訪したいと思っています。
rippleさんの行動力に敬服です。

投稿: 荒野人 | 2011.08.20 06:32

★荒野人さん、
なんの予備知識も持たず、ツアーに参加しました。
雨で参道の階段を登ることができませんでしたが、
バスで登ってしまったので、あまりきつくはあり
ませんでした。出羽三山神社(羽黒山)では正式
昇殿参拝をしましたが、ま、駆け足めぐりでした。
こんどまた時間をとって、ゆっくり回りたいと
思います。

テレビも
ラジオも
新聞すらない時代
自己を真摯に
見つめたことでしょう

投稿: ripple | 2011.08.20 14:59

 月山、なつかしい。
自分、数年前に滑りに行きました。バーベキューもしましたね。
 滑りに行ったといっても、6月頭ですからね。いかに気温が低いかがわかります。
 でも山形は空がきれいで、空気はさわやかで、素晴らしい所だと思いました。

投稿: ぐん | 2011.08.22 12:46

★ぐんさん、
そう、月山は夏スキーができるので有名ですね。
冬は雪が深すぎてスキーができないそうです。
「月山」という映画を見たことがありますが、
はじめから終わりまで雪の中でした。(^-^)

投稿: ripple | 2011.08.22 14:20

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