« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »

2011.08.31

頭冷やしてみませんか?

大きな台風が近づいているとかで、天気が変だ。湿度が高く、いつ雨が降ってもおかしくない。それでも午前中は草取りができた。ちょっと動くとドッと汗が出る。今はすぐシャワーを浴びることができるが、昔は大変だったろうなと思う。蚊にも虻にも刺されたろうに。

Cold2_2  Cold1

午後床屋さんに行った。椅子に座っていると、こんなポスターが目に入った。なんと、「頭、冷やしてみませんか?」とあるではないか。ストレスがたまってイライラしたり、腹が立ってカッカッしている人は、頭を冷やしてみませんか。そんな風にもとれるので大笑いしてしまった。もちろん、そういう意味ではない。冷やしシャンプーというサービスだそうだ。暑い夏に、頭が涼しくなるのでサッパリするという。しばらくその涼しさが持続するらしい。

右の写真にあるように、専用のシャンプーを使うらしい。トニックのようなものにミントでも入れてあるのかもしれない。見るからに涼しそうだ。上には冷やしシャンプーという布がぶらさがっているが、これはまるで「氷」のように見える。だから、小さい子は「あ、コオリだ」なんて叫ぶことがあるそうだ。そういえば、山形の美容院でもこの冷やしシャンプーが流行っているといっていた。しかしまあ「頭、冷やしてみませんか」はいい。学生のころ台湾に行ったことがあるが、あのとき行った床屋さんは、水道の水で洗髪していた。常温の水はじゅうぶん「つめたい」。

念のため言うが、わたしは冷やしシャンプーを受けてはいない。

| コメント (2)

2011.08.30

森英恵

Morihanae録音しておいた「あすへの言葉」で、森英恵さんの話を聴いた。天野祐吉司会の隠居大学を編集したものだ。森さんは女性にしては低い声だが、変に情緒的でなく淡々と話すところがよかった。

自分で着たいものを自分でつくりたい、そう思って洋裁学校に入る。だけど他人に着せたほうが楽しいかもしれない。そう思ったら、友達が新宿にあるビルの2階を提供してくれた。2階は目立たないのでガラス張りにし、アメリカからマネキン3体を輸入して、オーダーメイドの店を始めた。その店の名前は「日吉屋」。旦那さんが名古屋の出身で、名古屋と言えば、日吉丸だからとか。「とても繁盛しましたのよ」と照れながら話す。

マネキン姿は、新宿の街を行く酔った男性の目も引いたらしい。ある日、映画の美術監督などがやってきて、日活の映画衣装をやってみないかという。なんでも勉強になるだろうと引き受ける。吉永小百合、南田洋子などをたくさんの女優さんの衣装をつくる。やがて銀座にも店を出し、各映画会社の仕事をやるようになった。何百本もやったそうだ。その仕事を通じて、男性の視点から女性を見る見方を教わたっという。

好きなことを始めて、とんとん拍子に売れっ子になる過程はまるで日本版「アメリカンドリーム」だが、働きすぎて体をこわしたこともあるそうだ。50年以上のキャリアはいいことばかりではなかったろう。それでも運がつよい人だなと思う。「品のよいものをつくる」という姿勢を守ったところが、神の思惑と一致したのかもしれない。

森英恵といえば蝶のデザインが有名だが、それは田舎の風景から来ているそうだ。紋白蝶ではパッとしないのでアゲハした。また、アメリカで見たオペラ「マダムバタフライ」がひどかったので、いつかアメリカ人を見返してやろうという気持ちを抱いていたからでもあるそうだ。蝶々夫人が下駄を履いて畳の上を歩いていたという。森英恵さんも、安かろう悪かろうの日本のブランドを打ち消すのに一役かったようだ。

| コメント (0)

人は中身

人は中身
というけれど
中身の
延長線上に
外見がある

| コメント (9)

2011.08.29

米東海岸に地震、ハリケーン

先日、23日にはワシントンDCでマグニチュード5.6、震度3~4の地震も起きて、原発二基が自動停止したという。アメリカ東海岸に地震があるなんて想像もしなかった。94年ぶりのことだそうである。こういうのを想定外というのだろう。

アメリカ東海岸でハリケーンが猛威をふるった。すでに熱帯暴風雨に変わったが、28日、激しい雨を降らせながらニューヨーク市を通過し、北上を続けた。AP通信によると、倒れてきた木にぶつかるなどして、これまでにバージニアなど8州で少なくとも21人が死亡したという。

沿岸各地で多くの家屋が浸水し、約400万戸が停電した。ニューヨークでは一時すべての公共交通機関が止まった。バスは運行し始めたが、地下鉄や鉄道は運休したままで、再開には時間がかかる見通し。川に近い金融街では道路が冠水している。ニューヨークがハリケーンに襲われたなどというニュースは初めて聞く。

ヒマラヤの天辺が海底であったことは今や常識である。大陸移動説もいろいろある。自然はどんなことも引き起こす可能性がある。だから原発など作ってはいけないのだ。だれも高濃度放射性廃棄物を処理できないから、最終的には地下に穴を掘って埋めるしかないという。その地下にもどこにも安全なところなどないのだ。

ワシントンに地震
ニューヨークに台風
かつては
ヒマラヤも
海の底だった

| コメント (2)

2011.08.28

ナイロンひもで草を刈る

エンジンの刈り払い機で草刈りをした。いつもはチップソーといって金属の回転盤を使っているが、きょうはナイロンロープにしてみた。これだと石やコンクリの縁などに生えた草を刈っても刃こぼれしないのでいい。ただロープで切るので小粒の石や刈ったくさが飛んでくる。服の上からでもからだに当たると痛い。顔のほうも、防塵メガネでなく顔全体を覆う防護マスクをつけなければならない。

そんなわけでチップソーの方ばかり使っていたが、先日防護マスクを買ったのでナイロンに換えて見た。刈払機の角度や草の当て方を工夫すると、あまり小石を飛ばすこともなくなった。チップソーは小石やコンクリに当たるとキーンと嫌な音を立てるが、ナイロンひもの方はそういうのがないのでいい。なにより安全である。ただナイロンひもは消耗品で、20分ぐらいすると細く短くなって使い物にならない。まめに交換する必要がある。

| コメント (2)

2011.08.27

阿波踊り

Awa014

高円寺は
阿波踊りで
盛り上がる
猫も杓子も
ア~ソレソレ

| コメント (7)

月が赤く見えるのは

月が赤く見えることがある。どうしてか?
そんな質問も子供科学電話相談に寄せられた。前に聞いたことがあるが、正確な答えを忘れていた。月がオレンジ色に見えたり、赤っぽく見えたりすることがある。とくに湿気の多い夜などだ。月が地平線に近いときに見られやすい。これは朝焼けや夕焼けの原理と同じである。周知のように、太陽も地平線あるいは水平線の近くでは赤く見える。

Redmoon
画像引用サイト http://ringo.180r.com/mt/archives/2006/08/post_56.html

太陽の光も月の光も、もともとは白っぽい。その白っぽい光は無数の可視光線が集まったものだ。一般には赤橙黄緑青藍紫の7色の集合体である。そのうち赤は波長が長く、紫は波長が短い。波長が長い赤は遠くまで届く。一方、波長の短い青や紫は空気中の水蒸気や塵と衝突してしまうので、遠くまでは届かない。

太陽や月が空の天辺近くにあるとき、その光は空気をほぼ垂直に貫いてくるから、比較的浅い空気の層を通ってくる。しかし、太陽や月が地平線または水平線近くにあるとき、その光は地上の空気の層を横に貫いてくるので、どうしても距離が長くなる。貫く空気の層が厚いのだ。距離が長くなると青藍紫側の色は水蒸気にぶつかったりして途中で消えてしまい、赤橙黄側の色だけが到達する。だから地平線や水平線に近くにあるとき、太陽も月も赤っぽく見えるのである。

赤い月は不気味である。事実、大地震の前などは地殻変動の前触れとして、地上に水蒸気が漏れ出ることがあるそうだ。また月齢としては満月や十六夜あたりの月を地平線ちかくに目撃することが多い。蒸し暑い夜の赤い月、われわれが不気味に感じるのも頷ける。

もうひとつ、地平線や水平線近くの月や太陽は大きく見える。これを人間の目の錯覚であると説明しているものが多い。しかし、どうだろうか。「大気中の暖気層と冷気層とのあいだで光の屈折がおこり、それによって大きく見えるのだ」という説明をネットで見つけた。こちらのほうが合理的なように思う。http://www.ailab7.com/kussetu.html

赤く大きな月は
不吉の兆し
人間にも
地震を感知する
本能があっていい

| コメント (0)

2011.08.26

蚊はなんでいるの?

蚊はなんでいるんですか? 
きょうの子供科学電話相談のひとつ。蚊に刺されると痛いし、痒いし、腫れたりする。病原菌も運んだりする。なぜ蚊がいるんですか? 子供は知識がないぶん、常識にとらわれないから面白いことを考えるものである。大人は蚊がいるのは当たり前だと思うから、こんな質問はまずしない。

矢島先生の回答。
じゃあ、もし蚊がいなくなったらどうなるだろう? たしかに人間は蚊に刺されなくなるし、病原菌が広まるのも防げるかもしれない。でも蚊を食べるものがいるだろう。たとえば、トンボとか肉食系の昆虫たちだ。それらが生きていけなくなっちゃう。そうすると、それをエサにている鳥や大きな生き物がこまる。アリなんかも困るかもしれない。自然界には食物連鎖というのがあって、食べたり食べられたりして生態系が維持されている。だから、蚊も大切な役目を果たしているんだよ。

世界各地で、それこそ数秒に一種のスピードで、絶滅危惧種が消えていると聞く。人間の自然破壊が種の多様性を減らしているのだ。これはじつに恐ろしいことである。

蚊も
トンボも
カワセミも生きている
地球は
人間だけのものではない

| コメント (4)

稲穂ゆれる

Ine2

雨が少なかったり
気温が上がりすぎたり
気になっていたが
いまのところ
稲は順調のようだ

稲穂が
あちこち向いて
挨拶を始めた
ここまで育って
よかったね、って

| コメント (3)

2011.08.25

駅で思うこと

P1110604

駅に集散する人々の
それぞれにドラマがある
そう思うと
なんだかみんなが
愛おしくなる

| コメント (7)

2011.08.24

復興ってなんだ?

復興って
なんだ?
積み残された
汚染の瓦礫に
潮風が吹き抜ける

『五行歌』誌8月号に載った藤内明子さんの歌。
簡単にあれこれ言えない「すごみ」がある。
地震と津波で瓦礫の街になり、そこに放射能が
降り注ぐ。まったく、じょうだんじゃない!

| コメント (4)

2011.08.23

カマキリから虫が出る

あさ、NHKで子供科学電話相談をやっていた。その中でこんな相談があった。カマキリのお腹から細長い生き物が出てきたのだけれど、あれはなんですか、というのだ。これを聞いたとたん、子どものころ同じような経験をしたのを思い出した。なにか寄生虫らしいことはわかったが、名前は知らなかった。しかし、自分の手のひらの上で奇妙に動きまわるその細長い生き物を見たときは驚いたものだ。

昆虫学者の矢島先生がこれに答えた。その生き物の名前はハリガネムシというのだそうだ。ハリガネムシの卵はきわめて小さく、それがボウフラに食べられ、蚊に寄生する。それをカマキリが食べる。するとハリガネムシの子はカマキリのお腹のなかで成長し、やがてカマキリの腹を食いちぎって外に出るそうだ。カマキリは死んでしまう。恐ろしい話だが、自然界は食うか食われるかの世界だから仕方ない。

Hariganemusiハリガネムシは30㎝ぐらいあり、かさかさした感じでけっこうしっかりしている。そして自在にからだをくねらせるところが面白い。ネットで動画検索したが、ハリガネムシがいそうなカマキリを捕まえて、お尻を水につけているとやがて少しずつ出てくるそうだ。動画は気味が悪いので写真だけ載せよう。

| コメント (8)

湿気が

湿気が
日本の景色を
やわらかくしている
おそらく
日本人の心も

| コメント (2)

2011.08.22

ミッドナイト・トーク

ときどきラジオ深夜便を聴いている。朝4時からの「あすへの言葉」は毎日MDに録音して、夜寝る前に聞いている。これは以前は「こころの時代」として放送されていたものだ。それ以外にも、百年インタビューとか、ミッドナイトトークなど、おもしろいものを放送している。ロマンチック・コンサートとか日本の歌などもやっていて、眠れない人には福音だ。

きのうは1時からニュースのあと、「女優が語るわたしの人生」で松原智恵子さんが話をしていた。それから3時からは井上陽水の歌で、こちらは録音した。昼休みに「ラジオ深夜便のホームページに行って、松原智恵子の話を聞き直したが、これがけっこうおもしろい。彼女の天然ぶりに思わず笑ってしまった。

ミッドナイトトークの谷村新司の話もよかった。とくに「発展」の意味を再考する必要があるというのは共感できる。便利になるぶん失うものも多いからだ。照明が増えて、降るような星空がなくなってしまった。これを発展と呼べるだろうか。

このホームページで聞ける話は期限付きなので、面白い話は右クリックをして「対象をファイルに保存」を選び、パソコンにダウンロードするといい。こうすれば期限後でも好きな時間に聞くことができるからだ。音声だけなので動画ほどメモリーを占拠することはない。

http://www.nhk.or.jp/shinyabin/

http://www.nhk.or.jp/shinyabin/midnight.html

| コメント (4)

半袖では寒い

二、三日前
最低が二十五度
今日は
最高がそれ以下で
半袖では寒い

陽気が極端になっている。
暑ければ猛暑、一転して寒い。
照れば降らず、降れば大雨。

| コメント (7)

あいまいさ

夏は湿度が高く
風景に靄がかかる
           靄:もや
日本人の
あいまいさの
一因かもしれない

重く
よどんだ
空気も
日本的と
言えなくはない

なんでも
かんでも
白黒をつける
というのも
どうかと思う

たとえば
情とか
思いやりなども
ほんわかとした
ものである

湿度が
高すぎると
うんざりだが
乾きすぎても
こまる

適度な
うるおいが
日本人の
優しさに
通ずるのだろう

| コメント (2)

2011.08.21

芭蕉の句碑

Basho2  Basho

羽黒山山頂には芭蕉の銅像があり、その左には句碑が立っていた。奥の細道を旅するなかで、羽黒山、湯殿山、月山も訪れたそうである。健脚だったことがじゅうぶん偲ばれる。

  凉しさやほの三日月の羽黒山

  加多羅禮努湯登廼仁奴良須當毛東迦那
  (かたられぬゆどのにぬらすたもとかな)

  雲の峯いくつくつれて月の山

われわれは簡単にバスに乗って登ってきてしまったが、草鞋を履いて汗をかいて神社にたどり着いた芭蕉の感慨はいかばかりだっただろう。二句目は湯殿さんを詠んだ句だが、湯殿山は「聞くな、語るな」の口外禁止の山なので、漢字表記にしてある。わたしも三句詠んでみよう。

  羽黒山たましいの里苔むして

  行って見てじかに触れなむ湯殿山

  月山や厳しさのなかに慈しみ

| コメント (2)

2011.08.20

本地垂迹説

Dewa12

神仏習合の理論的裏付けをなすものが「本地垂迹説」といわれる。ほんじすいじゃくせつ。それは「日本の神は本地インドの仏・菩薩が衆生救済のために姿を変えて迹(あと)を垂(た)れたものだとする神仏同体説」である。平安時代にはじまり、明治初期の神仏分離により衰えた。神道だけ、あるいは仏教だけでも諸派がたくさんあって分かりにくい上に、神仏混淆となるといっそうややこしくなる。その神を、その仏を、それぞれ信ずる者にのみ、神が仏が顕現するのであろうか。

わたしは毎朝1時間ほどヴィパッサナー瞑想を行っているが、これはブッダが実践した初期の修行法だといわれている。そこには神仏の名前も、死後の世界のこともいっさい出てこない。ただ呼吸に意識を置き、からだの感覚を見つめ、自分を客観的に観察してゆく。なんの宗教色もない。ヴィパッサナーの瞑想をおこなっていくと自然に心が落ち着いてくる。

神仏の教えを民衆に分かりやすく説こうとして、いろいろと神仏の名前をつけ、物語をつくったのだろうが、時がたつにつれてそれは複雑になり難解になってしまったようだ。一つの宗派に入って勉強すれば、それなりに辻褄のあった理論を会得することができるのだろうが、それでは別jの宗派のことがわからくなる。われわれはとりあえず大自然を支配する大いなる力を神と呼び、仏と呼び、神仏を敬い、謙虚に生きればいいのではないだろうか。星の運行をつかさどる力、細胞を制御する法則、そういうものの存在は否定できないのだから。

ほんらいは
大いなる
自然の力なのに
神仏となると
ややこしくなる

神の窓口は
そこここにある
伊勢にも
メッカにも
ガンジスにも

| コメント (0)

2011.08.19

出羽三山とは

Map1_3ほとんど予備知識を持たずに出羽三山のお参りをしたが、一体どのへんにあるのだろう。左の地図は東北地方を示したもので、緑色の部分が山形県である。 その左上の赤丸あたりに出羽三山がある。 鉄道で行くと最寄りの駅が鶴岡になるから、もう日本海に近い。おしんで有名な酒田も近い。三つの山はもっと離れて点在していると思ったが、意外に近くにまとまっている。

推古天皇の時代、蜂子皇子は父崇峻天皇が曽我氏に殺されたため、出羽の国に逃れた。難行苦行の末、霊鳥八咫烏(やたがらす)に導かれて、593年、羽黒山に寂光寺を開いた。さらに605年、月山および湯殿山を開く。のちに月山・湯殿山を羽黒山に合祀し、羽黒三所大権現と称した。

月山 1984m
山形県中部にある楯状火山。頂上に月山神社の社殿がある。
天照大御神の弟神の月読命(つきよみのみこと)を祀る。

湯殿山 1500m
山形県中部、月山の西に連なる火山。火口底で炭酸鉄泉を湧出し(湯滝)、酸化鉄が沈殿した岩塊(霊岩)を信仰の対象とする。湯殿山神社は、大山祇命(おほやまつのみこと)他二神を祀る。

羽黒山 414m
山形県庄内平野南東にある山。山頂に出羽(いでは)神社があり、いではのみこと等二神を祀っている。月山と湯殿山は冬季の参拝が不可能なため、羽黒山に三山の神々を合祀している。

Dewa09
羽黒山出羽神社

出羽三山神社は、元来は自然崇拝、山岳信仰の古神道に源を発する。しかし平安初期に仏教の影響を受けて神仏習合時代に入り、明治維新まで、真言宗、天台宗などを奉じた。この間、月山は阿弥陀如来、湯殿山は大日如来、羽黒山は観音菩薩の霊場であるともされた。

羽黒山で現世利益を願い、月山で来世の極楽浄土を乞い、湯殿山で功徳を得て再生することを祈るという。この生まれ変わりの思想が出羽三山信仰の根幹をなしている。

神仏習合とは
ややこしい
ただ
もったいないと
頭を垂れる        頭:こうべ

| コメント (2)

2011.08.18

出羽三山参り:月山と羽黒山

出羽三山参りの宿は寒河江温泉。含重曹弱塩泉で湯質がとてもまろやかだった。ただ、43度ぐらいあって、ぬる湯好きのわたしには熱すぎて長くは入っていられない。食事もサービスもとてもよかった。テレビでは「あしたは雨になる」なんて言っている。

Dewa05
風雨がつよく、お参りも木道散歩もできなかった。

やはり朝は雨だった。月山を登る道は細く、何か所も退避所がつくってあるが、対向車が来ると互いに譲り合って進む。向こうも大型バスだったりすると、一方がバックしなければならないので大変だ。始めは小雨だったが、月山の8合目に着くと本降りになった。霧も出ていて木道もすべるので弥陀ヶ原の散策はできなかった。中ノ宮まで行くのも途中で諦めた。横殴りの雨でズボンがずぶ濡れになってしまった。やはり、山は雨が多い。あとで聞いた話だが、このとき鶴岡には大雨警報が出ていたそうである。視界の悪い道を、バスはゆっくり山を下りた。

Dewa06
山伏の説明、ほら貝の音が耳に残っている。

けっきょく大雨のため、羽黒山の五重塔も、山伏の案内による頂上までの長い階段歩きもできなくなった。なにしろ階段が川になってしまうのだから仕方ない。バスで山頂まで行き、羽黒山本殿で昇殿参拝をおこなった。月山、湯殿山は雪深く、通年の参拝ができないので、それぞれの神々を羽黒山に合祀したのだそうだ。出羽三山を開いたのは崇峻天皇の蜂子皇子だそうで、その墓地のある部分は皇室、宮内庁の管轄だという。

Dewa07
三神合祭殿には、月山、羽黒山、湯殿山の神々が祀られている。 

Dewa08
羽黒山の鏡池

神仏混合の時代があったり、密教に山岳信仰が入ったり、修験道が入っていたりで、正直言って何が何だかわからないところもある。ただ、科学がそれほど進歩していない時代には、精神や感性が秀でていたのではないかという思いもあり、むかしの人たちが修行したところに参拝させてもらうことはいいことだと思う。芭蕉なども、深い感慨にふけったことだろう。お参りのあとは、なんとなく心が軽くなる。

西行法師は
神を感じて

涙を流したという
もったいないことだ
と私も思う

| コメント (4)

2011.08.17

出羽三山参り:湯殿山

Dewa01
東北新幹線・MAXやまびこ号、東京駅。ぜんぶ二階建て車両。

12年に一度の「月山卯歳御縁年」、霊峰「出羽三山」奥参りと本殿「正式昇殿参拝」、山伏と歩く出羽古道のんびりウォーク。若干センセーショナルな名前だが、こんな名前のツアーに申し込んでおいたので、早起きして出かけた。東日本大震災があったので、どうせなら東北でお金を使いたいという気持ちもあったからだ。往復新幹線を使うのがいい。ぜんぶバスでは身が持たない。

9:00東京駅発のMAXやまびこ号は、10:37に福島駅に着いた。そこからは山形交通のバスで宮城県を通って山形に向かう。私たちは遅い申し込みだったので、バスの最後列に座った。それはいいのだが、バスがやたら上下に揺れるのでのでまいった。ガイドさんは「跳びますね」と言っていたが、よく跳ねる。これも311の影響なのだそうだ。地面がゆがんでいるが、高速道路を走るとタイヤはそれを敏感にキャッチするのだそうだ。窓からは、がけ崩れの修復工事や、くずれたお墓、ブルーシートのかかった屋根なども見えた。

Dewa03
湯殿山入口の大鳥居

寒河江のSAで休憩したが、寒河江をサガエとはちょっと読めない。こっちのほうに来たことがない私は「かんかこう」と中国式に読んでしまった。最初の目的地は湯殿山である。出羽三山の奥ノ院である。湯殿山は社殿がなく、自然のままのご神体をお参りするのだが、それを詳しく書くことはできない。「聞くな、語るな」と言われ、口外禁止なのだそうである。ただ、靴も靴下も脱いで、ズボンのすそをまくりあげてお参りするとだけ言っておこう。不思議な体験だった。

Dewa04
湯殿山、注連寺本堂。そばに森敦文庫がある。

つぎに注連寺をお参りし、和尚の講話を聞いた。この寺には恵眼院鉄門海上人の即身仏が安置されている。これは山岳信仰の荒行で、自分の死期を決め、五穀断ち、十穀絶ち、木喰行、水絶ち等を重ねて、土の中に入り、そのまま入定するという。以後3年おいて掘り出し、状態がよければニカワ漆を塗って保存するそうだ。日本には23体の即身仏が現存し、湯殿山系では6体があるという。即身仏の修行は、自らの罪や穢れを落とすこととともに、永遠の命を得ることにより未来永劫、飢饉や悪病に苦しむ衆生を救済するために自らを捧げるために行うという。その意味で、族長を保存するためのミイラとは本質的に異なるものである。

自分のためだけに
生きているわたし
苦しむ人のために
献身的に生きる人も
いるというのに

| コメント (0)

2011.08.16

お盆の締めくくり

P11
川崎駅コンコース

朝、お墓参りをして、それから木更津に行った。車で行こうとも思ったが、お盆の帰りであちこち渋滞しているようなので、電車にした。川崎駅の地下街「アゼリア」はリニューアルされ、だいぶ明るくなっていた。アクアラインのバス乗り場も変わっている。相変わらず暑い。海ほたるはほぼ満員だった。木更津は早場米が採れるので、たんぼは黄金色になりかかっていた。

妻の実家で送り火を焚き、お盆を終えた。子供たちも大きくなると、また大人だけのお盆にもどる。そして、いつしか送る方も送られる方になっていく。帰りの東京湾はかなり靄がかかっており、浦安のほうや対岸の川崎側も見えにくかった。アクアラインは渋滞がなく、これなら車できてもよかったかな、などと考えた。車だと荷物が積めるし、普段着のままでいい。しかし、電車のほうが圧倒的にらくではある。

| コメント (2)

2011.08.15

Jinja
枡形神社、15日なので中が開いている

ついたちと15日は氏神様にお参りをしている。真夏の昼はさすがに人影がない。アブラゼミの声がするだけだ。

夏の午後
神社には
人影もなく
ただ降る
セミしぐれ

| コメント (0)

2011.08.14

お盆のお経

きのう初めて居間のクーラーを入れた。お客さんが来たからだが、きょうも入れた。いったんクーラーを入れてしまうと、もうダメだ。クーラーのきいていないところへ出られなくなってしまう。しかし、恐ろしく暑いお盆になったものだ。お勝手にはクーラーがないので、料理をつくる妻はたいへんだ。

午後3時ごろ、お坊さんが棚経をあげに来てくれた。寿福寺の住職ではなく、浅草のお寺から助っ人に来た人だ。500軒あまりの檀家は住職一人では回りきれないので、7月盆をする東京のお寺から毎年応援が来る。ことしは若いが恰幅のいいお坊さんが来た。暑くてお盆らしいですね、と言われ、そういえばそうだなと思った。

うちは臨済宗だが、やはりお経は聞き取れない。聞き取れないというより、わからない。お盆のお経はとくに難しい。ただ丁寧にあげてくれるのは分かるのだが。ご先祖さまたちは理解できるのだろうか。分からないほど有難く聞こえるという人もいるが、やはり理解できる程度のお経にしてもらいたいものだ。せめて白隠禅師の「坐禅和讃」ぐらいだといいのだが。

棚経を
アラヤー
ホラヤー
とあげられても
さっぱりだ

密教なら
やむをえないが
禅宗だもの
わかりやすい
お経が聞きたい

毎年
同じように
お経を聞き
同じように
首をかしげる

ことしは
とくに暑い
お盆らしいですね
とお坊さん
さすがである

| コメント (3)

2011.08.13

お盆さま

けさは瞑想をしないで、5時ごろから盆棚を組んだ。仏壇から阿弥陀様や先祖の位牌を出して、それを盆棚に並べる。ホウズキや生花を飾り、野菜果物、菓子などを供える。盆棚の周囲には大小のお軸を広げて吊り下げる。提灯を組み、花ござの前に座布団を置く。

今日も朝から暑い。扇風機を回しながらやっても汗びっしょりになってしまう。しかし、こういう行事というものはいい。年に一度、自然に先祖を大切に思う日を迎えるのはいい。先祖があって自分があることは紛れもない事実なのだから。

盆棚を組み
位牌を並べ
迎え火を焚く
ご先祖様
いらっしゃいませ

Tanshi ←ポチッとお願いします。励みになります。(^-^)

| コメント (2)

イタリアンホワイト

Italianwhite

ひまわり
イタリアンホワイトが
咲いている
暑さに涼風を
送るように

| コメント (2)

2011.08.12

かゆいところにはお灸をすえる

P1110666
右肘の内側にすえたお灸のあと。かさぶたはやがて白くなって消える。

先日蚊に刺されたところを掻き壊してしまい、皮膚が赤くただれてしまった。 痒くてしかたがない。そこでお灸をした。とたんに痒みが消え、徐々に皮膚の炎症がおさまってきた。痒いところにはお灸がとてもよく効くのである。そのお灸も温灸などという甘っちょろいものでなく、艾(もぐさ)で直接皮膚を焼くのだ。炎症を起こしたところにお灸をすると一瞬チカッとするが、それほど熱くはない。むしろ、なんともいえぬ快感がある。お灸のあとは小さなかさぶたができ、やけどのあとを修復しながら皮膚全体を治してしまうのである。(写真:炎症はほぼおさまり、お灸のかさぶたが残っている。このかさぶたはやがて白くなって消えてしまう)

きょうの午後にみえた女性も首にアトピー性皮膚炎が出ていた。そこが痒いというので、直接お灸をした。案の定、あまり熱がらない。皮膚がアトピーで肥厚しているから感覚が鈍いのである。お灸をすると痒みがとれる。痒みがとれれば掻かなくなるから皮膚炎がおさまってゆく。かゆいところにはお灸をするにかぎるのだ。

鍼灸師なのに鍼治療だけしかしない人がいる。それはどうかと思う。がんこな片頭痛や耳鳴りなどにはお灸がよく効く。夏カゼなども、鍼だけでなくお灸を加えたほうがいい。冷え症の人には足底の湧泉や内くるぶしの上の三陰交などが欠かせない。帯状疱疹なども大きめの疱疹にお灸をすえると痒みが消えるし、予後がいい。

胃腸が弱い人は足の三里や腹部にお灸をすえると、みるみるじょうぶになる。いまネパールの女性が胃弱で通ってきているが、5回目の治療で、足はぽかぽかになったし、腹部の緊張もぐんとやわらかくなった。やがて食欲がもりもり出てくるにちがいない。けっして、お灸を侮ってはいけない。

虫刺されや
かぶれなど
かゆいところには
お灸をするといい
やってごらん

| コメント (4)

2011.08.11

中二の女の子

中二の女子生徒が二人みえた。ともにバドミントンをやっている。ひとりは左腰が、もうひとりは左肩が痛いという。腰痛の子の母が一度の鍼治療で具合がよくなったので連れてきたのだ。腰痛の子は体型は細めなのに腰の筋肉が異常に発達している。からだのわりに筋肉が付きすぎている感じがした。そうとうバドミントンに入れ込んでいるのだろう。明日は県大会に出るという。あまり強い鍼だと明日試合に出られないので、少し控えめに鍼をした。左骨盤の後傾斜がつよいので、それも矯正した。帰りにはだいぶらくになったようだ。

もうひとりは左腕が水平位ぐらいまでしか挙がらない。それ以上は痛くて顔をしかめる。背中が丸いので両肩が閉じている。それで肩関節がずれるのだ。カウンターストレインで矯正する。それから左の腕神経叢に細い鍼を打ち、10分ほど低周波をかける。胸鎖乳突筋、上腕二頭筋、内転筋などを緩めると、左腕はらくに挙がるようになった。治療と予防を兼ねた肩回し体操をするようにすすめる。この子は小学校の頃から空手やサッカーをやっていたので、手足の筋肉がよく発達している。

Hotp_2昨今、ホットパンツが流行していて太ももむき出しにして闊歩する女性が目につく。その多くは足が細く、スタイルもいい。なかには脚が細い枝のようで、転べはポキッと折れてしまいそうな子もいる。細くて長い脚はかっこいいが、それも限度がある。あまり細いのは将来が心配だ。若いときにはしっかり筋肉をつけておくべきだろう。その足で一生からだを支えていかなければならないからだ。その意味で、この二人のバドミントン部の女の子は頼もしい。筋力があれば、少しぐらいからだを傷めても回復が早い。サッカーの「なでしこ」たちも見習ってほしい。

| コメント (4)

2011.08.10

マチルダ

お盆さまが近づいたので、定休日の今日、庭の草取りをした。前日から猛暑という予報だったので、朝5時すぎから2時間ほど草取りをした。やぶ蚊の食事時間らしく、蚊の大群が襲ってくる。レインズボンに防虫ネットシャツを着て、ほご完全防御態勢をとったが、それでも数か所刺されてしまった。キーンという蚊の羽音がいただけない。むかしの人は蚊の餌食になり、ぼつぼつに刺されながら仕事をしたのだろうな、などと思う。7時半ごろにはお日様が差してきて、予報通り猛烈な暑さになった。

Matilda昼間の暑い時間は、録画しておいたテレビ番組を見た。ドキュメンタリー「空海の秘宝」、ちい散歩「宿河原編」、映画「天平の甍」「マチルダ」「王妃の紋章」など。天平の甍は硬すぎる。マチルダは喜劇で楽しめた。捨てる神あれば、拾う神ありである。王妃の紋章は巨匠チャン・イーモウの作品だったが、やたらとアクロバティックなので驚いた。はじめから娯楽映画と思えばいい。エアコンはつけず、一日扇風機を回しつづけた。

夕方5時ごろからは、エンジンの刈り払い機で間延びした草を刈った。大きく伸びて手では時間がかかりすぎるので機械の力を借りたのだ。京子もがんばったので、だいぶきれいになった。まめに水分を補給した。ニュースによると、横浜の大桟橋ホールでは若い人が熱中症で35人も救急車で搬送されたという。もっとも、徹夜で並んだりしたというから無茶な話だ。きょうは夜風さえ生温かった。

夜はサッカーの日韓戦を楽しんだ。3-0で勝利とは出来すぎなぐらいだ。ここでは香川が牛若丸になった。そのあとは井岡一翔の初防衛戦。こちらも安心して見ていられた。井岡はガードがうまいし、パンチ力があって、メキシコ選手に対して圧勝した。よく行く後楽園リングなので、京子も熱心に観戦していた。長い一日だった。

自然がいい
といっても
ほったらかしは駄目
ほどよい手入れが
必要なのである

戦いは
攻撃と
防御の
バランスに
つきる

| コメント (5)

F-Train

Ftrain

8月3日から、小田急線に藤子不二雄のチャラくたーを描いた特別列車が一編成だけ走り始めたそうだ。わたしはまだ見ていないが、数人がこれを目撃したり、この電車に乗り合わせたという。9月3日には向丘遊園跡地に「藤子F不二雄ミュージアム」がオープンする。それに合わせたイベントらしい。向丘遊園地がなくなって寂しいが、こんどは「どらえもん」などのキャラクターが人集めに活躍しそうだ。どらえもんの知名度は世界的で、向丘遊園の比ではないらしい。わたしも「どらえもん」を読まなければいけないかな。チケットはローソンで時間指定券を買うことになるらしい。混雑を避けて2時間ゆっくり見学できるようにするためで、このシステムは三鷹の「ジブリの森美術館」と同じだ。

どら猫と
土左衛門から
どらえもんが
生まれたのだろうが
立派になったものだ

| コメント (7)

2011.08.09

みそはぎ

Misohagi3

Misohagi

ミソハギが
咲いている
お盆さまに
いい花が
飾れそうだ

ミソハギは
みそぎの花
きよめの花
暑いのに
よく咲いた

| コメント (0)

年をとれば

年をとれば
あちこち悪くなって
やがて死ぬ
長生きしたとしても
やがて死ぬ

縄文人は30歳
平安人は40歳
現代人は80歳
100歳までも

おぼつかない

| コメント (3)

2011.08.08

小出裕章(非公式)まとめ

すでに40年以上、原発の危険を説いてきた小出先生の最新の講演などの内容を知りたければ「小出裕章(非公式)まとめ」というのがあるから、そこを見るといい。新聞記事も載っているし、講演の動画もユーストリームで見られる。きょう、8月3日に行われた仙台での講演を見たが、とてもわかりやすい話だった。最近はマスコミに出る機会も増えたようである。いいことだと思う。

http://hiroakikoide.wordpress.com/

| コメント (4)

2011.08.07

サマーミュージアム

Healing02きょうは生田緑地を中心にサマーミュージアムなる催しがあった。プラネタリウム、納涼民家園、市民ゴルフ教室、森林ウオーク、フリマ、親子エコ教室などだ。京子はゆうべの盆踊りでバテ気味なので、夕方のヒーリングLIVEのステージを見に行った。岡本太郎美術館の上にある母の塔の下に舞台がセットされていた。しかし、また雨が降りだして傘をさして立ち見となった。

プログラムは雨のため一時間遅れになり、陽だまりデュオの歌、マサ2セッツのバンド演奏を聴き、そのあと木村弓さんの竪琴弾き語りを楽しんだ。木村さんは「千と千尋の神隠し」のテーマソングを歌って人気をはくした歌手だ。「♪呼んでいる~」のメロディーはわたしも記憶している。やたら上下に音が移動し、歌詞も多くて息切れしそうだが、きれいな声が緑地のそらの響き渡った。これが星空だったら最高だったが、そばにいた知人が「雨の中で歌を聴くのもいい思い出になるわね」とイキなことを言う。わたしはまだまだ修行が足りない。

Healing04
竪琴の弾き語りを披露する木村弓さん

Healing03

http://youtu.be/LySFykoTJ5g

Healing01
霧にけむるメタセコイアの林

| コメント (1)

2011.08.06

オジギソウの花

Ojigisou02_2

おじぎ草の花が咲いた。初めて見る花は、小さな球形で淡いピンク色の花だ。中心から放射状のように細い花びら?が出て、先端が黄色い。なんとも愛らしい花ではないか。アジサイのころ、宿河原の川崎市緑化センターで買ったものを地植えにしたのだ。それがどんどん伸びて花をつけたのである。オジギソウの葉はよく知られているように、触れるとすぐ閉じて垂れる。それがお辞儀をするように見える。ただし、茎には意外に鋭いトゲがあるので注意が肝心だ。

オジギソウが
花をつけた
小さなピンクの
ボンボンが
踊っている

Tanshi ←ポチッとお願いします。励みになります。(^-^)

| コメント (6)

2011.08.05

原爆を語り継ぐ

この時期、マスコミは戦争や原爆をとりあげる。ラジオ深夜便「あすへの言葉」でも原爆の話が多い。つらい話だが、ぜんぶ聴くようにしている。きのうの橋爪文さんの話も強烈だった。橋爪さんはいろんな国に出かけて行って原爆体験を世界に説いて聞かせているそうだ。14歳のとき、学徒動員の中で原爆にあったという。

原爆の閃光は細い虹色の光が束になって差してきたこと。気がついた時は、とんでもないところまで吹き飛ばされていたこと。暗くうすぼんやりしていて、夢を見ている感じだったこと。阿鼻叫喚などはなく、思いのほか静かだったこと。子どものお腹かから腸がぜんぶとび出ていたこと。数えきれないほどの死体を見たこと。見知らぬ人が助けてくれたこと。からだに木やガラスの破片が刺さっていたこと。皮膚が焼けただれて剥がれ落ちそうになった人。からだを打ち、頭から血が流れているのにまったく痛みを感じなかったこと。想像を絶する恐怖の体験をすると、ことばも感覚も表情もなくなってしまうという。体験者の話ほどリアルなものはない。

原爆の日
だからといって
できることはあまりないが
体験者の話を
聴くように心がけている

| コメント (4)

2011.08.04

8月号投稿歌

ただ
物事があり
心が
美醜を
分けている

あなたの
ここが嫌い
と言ってくれた人
今では
恩人にさえ思う

ありがとう
ということば
言うほうも
言われるほうも
気持ちがいい

牛若丸が弁慶を
いなすように
なでしこジャパン
大柄肉食人種を
きりきり舞い

欅の天辺で
メジロが
さえずっている
小さなからだを
まるごと楽器にして

人間は
いつでも発情期
そのことを
ひそかに
ありがたいと思う

| コメント (4)

痛み和らぐ

ゆっくり眠ったせいか、朝起きると右肩のぐあいがだいぶいい。腕の位置によってはズキンと痛みがくるが、きのうよりは楽になった。右手のむくみも少なくなった。京子が治療室に来て手伝ってくれた。たまにはこうして痛みを経験して、患者さんの立場に立つのもいい。五十肩の人が夜、病めて病めて眠れないということがあるが、きっと同じような痛さに悩まされたに違いない。

| コメント (10)

2011.08.03

右肩の激痛

火曜日の夕方、手を伸ばそうとしたとき、右肩のあたりにズキンと痛みが走った。それから徐々に痛みがひどくなり、帰りぎわにはシャツを着替えるのもしんどくなった。最近、患者さんに肩回しのやり方をやって見せているが、それをやりすぎて筋肉がじゃっかん疲労し、思わぬ動きをしたときに痛めてしまったらしい。

うちに帰ってから、妻に鍼をしてもらったが、なかなか痛みがおさまらない。風呂にも入らず、とりあえず早めに床についた。ところが、さらに痛みは増し、寝返りを打つこともできない。激痛だがヘルペスの痛みとも違うようだ。背中から肩の筋肉の肉離れでも起こしたのだろうか。水曜日は草取りの予定だったが、それどころではなくなった。午前中、パッソを定期点検に出し、午後はソファーに座っていた。熱は7.8℃だから炎症が起きているのはたしかだ。うっかり右腕を動かすとズキーンと痛みが走り、その余韻が数秒つづく。

二度ほど瞑想をしたが、痛みはかわらない。右手が握りづらい。むくんでいるのだ。夕方また妻に鍼と温灸をしていもらった。治療をしてもらうと痛みは少しかるくなり、むくみもとれる。しかし右手はほとんど用をなさない。自分でカウンターストレイン療法を試みるが、痛みが軽減する方向がはっきりわからないのだから手も足もでない。以前医者にもらったデパスを1錠飲んで寝る。夜中にトイレに起きるときも、右手は激痛が走り、ほとんど笑ってしまうほどだった。

右肩が痛いので、シャツを脱いだり着たりするのが大変だ。顔も左手であらい、ズボンも左手で穿き、鼻も左手だけでかむ。水木しげるは片腕で妖怪漫画を描いたのだから、本当にりっぱなものだなと今更ながら感心する。

右腕を傷めたので
なんでも左腕でやる
ズボンを穿くのも
顔を洗うのも
ドアを閉めるのも

| コメント (2)

2011.08.02

駅名案内板

P1110605

はっきりしない空模様である。昼休みに用事があって溝の口に行った。もちろん、JR南武線を使った。帰りにドア側に立っていると、久地の駅で左側のドアが開き、目の前に駅名看板が見えた。とっさに写真を撮った。どうも最近、この看板を目にすることが少なくなったような感じがしたからだ。新しい駅名案内板に変わったのかと思って、次の宿河原駅と登戸駅でこの看板を捜したが、見つからなかった。撤去されてしまったらしい。

この写真でも左側に縦書きの駅名板があるように、小さなのはあるが、こういう立派なのはない。この駅名看板は、おそらく国鉄のころ全国的にデザインを統一して作られたものだろう。地方の駅でも見かけたように思う。白黒で飾り気なく、やわらかい平仮名の文字がいい。素朴で懐かしさあふれる看板である。

思いっきりモダンな
駅名案内板がふえた
それだけに
旧国鉄の白黒看板が
郷愁を誘う

| コメント (12)

涼風

Icecurving小田原の氷の彫刻コンテストの結果が知りたくてお堀端通り商店街に電話をした。一位は「たま、がんばれ」という作品で、猫と子供がシーソーに乗っているものだ。たしかにシーソーにぶら下がっている猫は技術的には非常に難しいが、わたしにはいまいちピンとこなかった。また、そのいい写真も撮れなかった。

二位はこの「涼風」。魚が海草の前を悠然と泳ぐ姿である。ダイナミックでいかにも涼しい。宴会場を盛り上げるにも遜色ない。作者と話したが、「これはクラシックなデザインなんですが、わたしはこれが好きなんです」と50歳ぐらいの作者が日に焼けた顔をほころばせた。わたしもこれを一番買っていたのでうれしい。あまり小細工はせず、シンプルなデザインがいい。なにより迫力がある。三位は「おっとっと」という出前持ちの作品だったという。こちらは芸が細かいが、若干品位に欠ける感じがした。「脚線美」や「希望」なども印象に残ったが入選を逸したらしい。若い人の野心的な作品もよかったが、ベテランの味もなかなかのものだ。一時間で仕上げるのは大変だったろう。

若者の挑戦
受けて立つ
ベテランの技
見応えのある
氷の彫刻

| コメント (0)

2011.08.01

夏休み3か月

ついたちなので、枡形神社にお参りに行った。「ベーグルカンパニー」の前を通ると、「小麦粉が調達できないので7、8、9月、休みます」とある。3か月の夏休みというわけだ。ここの店長さんはカナダ留学をしていてベーグルに出会い、とりこになったという。それでニューヨークでベーグルの修行をしたらしい。

まだ開店して10年もたっていないと思うが、ここのベーグルが美味しいのでファンになった。やわらかさともちもち感がほどよくマッチして、ベーグル専門店の「ベーグル・ベーグル」などとは比べ物にならないくらい美味しい。予約をしておかないと昼過ぎにはいつも売り切れになってしまうほどの人気店だ。そこが三か月も休まれてはファンはちょっとつらい。

店長さんはフリークライミングが好きで、週末はいつも岩登りにいっているそうだ。夏休みも冬休みも一か月ちかくとる。フランス人なんかと同じで、その休みのために一生懸命しごとをしているのだろう。だから小麦粉が手に入りにくいから休んだのではなく、それをいい口実にして三か月の休みをとったのだと思う。口実と言っても、悪い意味ではない。自分の生き方を通しているだけのことだろう。そんな生き方があってもいいではないか。

日本人は
まじめで
よくはたらく
不思議なくらい
よくはたらく

| コメント (4)

« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »