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2011.07.21

しんゆり五行歌会(7月)

台風の影響が心配だったが、それほど雨も降らずに歌会を開くことができた。ただ、ひどく蒸し暑く、じっとしていても汗が滲むようだった。

箸置きの              中川(1席)
ガラスの魚
いまにも泳ぎ出すような
真っ青な
テーブルクロス

思いを五行に書いて         片野(2席)
額に入れてみる
これは誰も
模写することの出来ない
心の風景画

目覚めて今見た           橋詰(2席)
夢をなぞるわびしさ
途中で
すじ書を
書き替えたくなる

往生に大小があるようだ          澤田(4席)
小生は
大きな人生ではなかったから
大往生は無理
笹舟で旅立とう

私の胸の奥にある                とし子
優しさ詰めた
ポシエットは
とても小さいから
自分にだけ優しい

額におさまった遺影は         望月
なんとなく嫌い ありし日の
にこやかなスナップや
思い出を取り出して
迎え火を焚こう

カラス                京子
なぜ鳴くの
お気に入りの
ヒマラヤ杉を
切られてしまったの

ホーケッキョ                    ripple
ホーケキョケキョ
ホーホケッキョ
鶯は鶯なりに
苦労している

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コメント

片野さん、橋詰さんの歌が好きです。

額に入った五行歌、そうそうと共感はできても
多分思いは違うだろう。

橋詰さんの歌

夢って結構同じ内容の夢をみます。
心の中の期待、不安を含めて。
できれば筋書きを変えたいと私も思います。

投稿: kei | 2011.07.21 16:33

★keiさん、
誰も模写できない心の風景が、というのが
ユニークな表現ですね。きれいな歌です。
橋詰さんはいつも道に迷う夢を見るそうです。
わたしは乗り物に乗って変なところに連れて
いかれる夢が多いですね。そう、筋書きを
変えたくなります。

投稿: ripple | 2011.07.21 17:22

中川さんの歌は、静の中に動を感じますね。
テーブルの上の箸置きが気持ちよさそうに
泳ぐ姿が見えました。

橋詰さんの歌には、そうそう・・とうなずきました。
私も朝起きて、筋書きを変えたいと思ったことがあります。

投稿: おしゃれな猫 | 2011.07.21 19:32

チョット説明を少なくすると“・・笹舟で・・”の
発想が私にはとても面白い様に思います。

投稿: A.A. | 2011.07.21 23:42

★おしゃれな猫さん、
中川さんは絵を描くので視覚でとらえるのが
うまい方です。いまにも魚が泳ぎだしそう。
いい夢もあれば、変な夢もありますからね。

★A.A.さん、
みんな小さな笹舟を連想しましたが、
作者がいうには、京都五山の送り火のひとつ、
笹舟(帆掛け舟)を想ったそうです。
小さな人生で小生というのも洒落です。

投稿: ripple | 2011.07.22 09:10

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