« わたしの命は | トップページ | 無縁社会 »

2011.06.15

しんゆり歌会(6月)

Hana
新百合ヶ丘の花屋さん、ひまわりのオンパレードだ。

小さな蕾を一枚一枚     神川(1席)
ほどき
少女は
ふんわりと花に
なってゆく

褒めてからけなすか     高岡(2席)
けなしてから褒めるか
これは
私の中で
永遠の課題である

神川さんの歌はダントツ。小さな蕾を一枚一枚ほどき、がうまい。改行のタイミングが独特だが、人それぞれである。高岡さんの歌も人気があった。「けなす」は強い言葉なので「しかる」のほうが無難化かと思ったが、女性群は子育てでいつもこのことを悩んだという。けっきょく、ケースバイケースという話になった。

ブルーベリーを        京子(3席)
毎日見にくる
ひよどり
食べごろの前に
私がいただきよ

プレゼントって             ripple(3席)
不思議
あげるほうも
もらうほうも
嬉しくなるもん

京子とわたしの歌は両方とも軽い歌だ。ヒヨドリが食べごろを待っているようだが、お先にいただいてしまった。ヒヨドリがかわいそうだよ、という声もあった。わたしは掲示板にレスを書いているときに浮かんだ歌で、ほとんど推敲もしていな。プレゼントというのは、それを見つけるとか、作るとかいったプロセスも楽しい。もらうほうばかりか、あげるほうも嬉しいのである。相手が喜ぶのを見るのもまたが嬉しい。

喜びはみんな          橋詰
同じだけれど
哀しみは人それぞれ
簡単に
解るなんて云えない

今になり                    早川
どうして過ごそう
この夏を
ただ省エネと
言うばかりでは

喜びは感情移入がしやすいが、哀しみはそれぞれの事情が汲み取りにくいので簡単に解ったなんて言えない。東日本大震災の被災者はいろんな状況にあり、ひとくくりにはできない。わかるなんて、おこがましい。早川さんのはぐうぜん五七調になっている。本人もその場で気が付いたぐらいだから、日本人には五七調が浸みついているのだろう。ほんと、この夏はどうして過ごそうか。うちは治療室を午後4時から開けようかなどと考えている。

« わたしの命は | トップページ | 無縁社会 »

コメント

神川さんの歌は本当に群を抜いていますね。
どんな少女なのか見える様です。
歌ってこう言うものだと思います。

投稿: A.A. | 2011.06.16 14:12

★A.A.さん、
神川さんは感性が豊かですね。
詩も歌もセンスがいいのです。
一席率もダントツです。

投稿: ripple | 2011.06.16 15:34

 自分は京子さんの歌が気に入りました。「私がいただきよ」という言葉づかいが特にいいです。かわいらしい女性を連想させます。
 プレゼントはあげる側のほうが嬉しいと自分は昔から思ってました。
 今度の演奏会はお会いできなくて残念です。
 なんでも自分が通っている歯科のドクターがコントラバスで出演するらしいですよ。

投稿: ぐん | 2011.06.16 16:51

★ぐんさん、
ああ、伸一先生ですね。
コントラバスとエレキベースを弾いています。
ブラスではないけれど、低音がはいると音楽に
ぐんと深みがでますね。

ぐんさんも五行歌を始めませんか。
まずは寝る前に一日の出来事を歌にして。(^^)

投稿: ripple | 2011.06.16 17:03

再度訪れて神川さんの歌を詠んで見たら、“ほどき”
のひと言がチョットドキッとしますね。
どんな状況を思って表現されたのでしょうかね~。

投稿: A.A. | 2011.06.16 21:38

★A.A.さん、
少女から女になっていく過程を
象徴的に歌ったそうです。

投稿: ripple | 2011.06.17 09:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« わたしの命は | トップページ | 無縁社会 »