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2011.04.20

映画「めし」、成瀬巳喜男監督

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上原謙と原節子

いまBSで、山田洋二監督が選んだ日本の名画100選というのをやっている。古い映画はデジタル・リマスターという技術で画面と音のノイズを消しているので、とても見やすくなっている。いままでに「東京物語」「二十四の瞳」「トウキョウ・ソナタ」「めし」などを放映した。林芙美子原作の「めし」は、昭和26年の映画で、その頃の暮らし向きや人情がつたわってくるいい映画だった。

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小田急線「登戸多摩川駅」(登戸ではなく登戸多摩川だった)

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JR南武線「登戸駅」

場面が大阪から東京に映ると、JR南武線の矢向駅が出てきた。さらに最後のほうでは多摩川や登戸駅が出てきたので驚いた。小田急線も映ったが、チョコレート色の二両編成の電車だ。わたしもそういう電車に乗った記憶があるので。とても懐かしい。多摩川のボート屋の風景もそのままだ。古い映画は動く歴史といえる。話の内容は、小津安二郎ばりの家族劇で、けっこう味わいが深い。

映画「めし」の中で
チョコレート色の
二両編成の小田急が
多摩川を渡っていた
映画は動く歴史である


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コメント

僕の母親がよく観た映画ですね
上原謙は若い頃、茅ヶ崎でみたことがあります

投稿: ブル | 2011.04.20 17:59

こんばんは^^

私も最近、この時代の日本映画にはまっております。
「めし」も見ました。
自分が生まれ育った時代を見ると、自分がそこに
いるような気持ちになります。
当時は子どもだったけれど、タイムスリップしたようで
何とも言えない懐かしさを感じます。

投稿: おしゃれな猫 | 2011.04.20 23:26

★ブルさん、
成瀬巳喜男は小津安二郎とタッチが似ています。
淡々と家族のかかわりを描写していますが、
なかなか味わいがあり、考えさせられます。

★おしゃれな猫さん、
ふだんは「鬼平犯科帳」シリーズがお気に入り
です。時代劇は景色や暮らしぶりがいいし、
片仮名ことばが入らないし、そのぶん日本語が
きれいですから。あとは松本清朝かな。
古い映画は古いくらしが偲ばれますね。

投稿: ripple | 2011.04.21 09:10

見てみたいと思っていた映画です!
レンタルしていますか?
この頃の映画のテンポがとてもすきです。

投稿: あおむし店長 | 2011.04.21 14:00

 この映画、観たーーーーいっ。
 上原謙と原節子。当時としては、ちょー長身コンビですね〜。
 顔立ちもバタ臭いし。
 
 にしても、凄い画像ですね!!。当時はこんなだったのか〜。
 JR登戸駅は、この間の改装前の面影がなんかありますね。

投稿: ぐん | 2011.04.21 15:46

★あおむし店長さん、
レンタル店で見つかると思いますよ。
給料が4、5000円の時代です。
けっこうジーンときますよ。(^-^)

★ぐんさん、
I love you なんていう映画とは違って、
抑制のきいた愛情表現がたまりません。
古い映画は日本の財産になりますね。

投稿: ripple | 2011.04.21 16:56

小津安二郎の大ファンです。
このシリーズは知っていたのですが、これはたまたま見て、原節子が出ているし、カメラのアングルも低く、小津の映画かな?でもちょっと違うな、と思いながら見ました。成瀬監督だったんですね。映画の後で、言っていましたが、原節子がお米を研ぐシーン、小津ではないでしょうね。

この後どんな映画が放送されるか楽しみです。山田監督の、「家族」も好きなのでもう一回見たいのですが、どうでしょうか。家族の関係や心の機微は、時代や国を超えたものですね。東京物語なんか、すごく日本的に思えますが、外国で評価されていますものね。

給料4万あまりって、当時にしては高くないですか?
ちなみに、私の初めての給料は確か4万いくらかでした。4年後にやめるときは、9万ぐらいだったかと。当時は、どんどん給料が上がった時代でした。オイルショックのころです。

投稿: めろん | 2011.04.21 21:26

★めろんさん、
4、5000円と書いたのですが4000円か5000円と
いう意味です。4~5000円と書くべきでした。
 次回はたしか「若者たち」ではないでしょうか。
佐藤織江、田中邦衛など、テレビでも同じ配役で
ドラマをやっていましたね。曲もいい。
 小津安二郎の映画はそれでもエリートの家族が多い
ように思います。映画にも品格がありました。
そう、海外のほうが評価が高いのではないでしょうか。

投稿: ripple | 2011.04.22 09:14

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