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2010.06.30

鍼師:杉山和一

Enosima1江の島に行った。江の島神社に参拝をし、杉山和一のお墓参りをした。杉山和一は江戸時代の鍼師で、江の島神社の弁財天のほこらにこもって医術の上達を祈願したところ、管鍼術という技法を思いついた。将軍綱吉にも重用され、盲人ながら検校(けんぎょう)という位を授かり、両国の一つ目に土地をたまわったという。

中国の鍼は管鍼をつかわず、太めの鍼を一気に刺すので痛みをともないがちである。しかし、日本の鍼は管をつかうので、細い鍼の頭を軽く叩いて刺すことができる。ほとんど痛みを感じることはない。われわれが痛くない鍼で治療をできるのは、杉山検校のおかげなのである。

江の島神社の手前右の海を臨む場所に杉山和一の墓がある。ここはいつ来ても花が絶えない。鍼灸師のかたがお参りしているのだろう。

杉山和一先生は
目は見えなかったが
その鋭敏な指先で
すぐれた治療を
施していたそうだ

Enosima2
江の島の展望台から江の島海岸を臨む

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2010.06.29

ピーマンの花

Pmanhana

ピーマンを
採りに行って
花を見た
それなりに
完成している

maybe for the first time
I carefully observed
the flowers of green pepper
and I realized that
they are complete by themselves

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キキョウ

Kikyo1

Kikyo2

降る雨に
色を濃くする
桔梗花
どの花よりも
高貴な花だ

キキョウの
つぼみは
紙風船
指で突ついて
みたくなる

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2010.06.28

宿根ひめひまわり

Himehimawari
宿根ヒメヒマワリ

花には
種類がある
そして
個性がある
人と同じだ

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2010.06.27

ねむの木の花

Nemunoki2
合歓の木の花

Nemunoki1

ワールドカップ
日本16強
夢はまだ続く
合歓の木が
微笑んでいる

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2010.06.26

子供店長

Waku009
八百屋さんの子供店長さん、商売が上手だった

Waku004
洋服屋さんの子供店長さん、ちょっと恥ずかしい?

登戸東通り商店会の「わくわくナイトバザール」に行った。迂回路が整備されたので、前回から午後5時からと、一時間早く始まるようになった。誰が企画したのか、今回は各お店に子供店長の札を下げた小学生が配置され、お店の前で売り込みをしていた。販売体験学習と書いてあり、そばに先生らしき人がついていた。八百屋さんの子供は元気があって動きもよく、本物の八百屋さんが「いい商売人になるよ」と舌を巻いていた。

Waku002
キーボード、マリンバ、スチールパンの演奏

Waku011
こんにゃく座の歌と踊り http://www.konnyakuza.com/

Waku014
フラダンス 

東屋米店前のステージではストリートミュージシャンの演奏、広場ではスチールパンの演奏やフラダンスなどが披露された。輪投げ、魚釣り、的当て、かえっこばざーる、などのゲームが人気がある。地域の活動に参加しようと、明治大学の学生さんがたくさん手伝っていた。紫色の半纏はみな明大生だ。

明大農学部の多摩カレー、長友佑都味ワッフル、バカなパトラのカツサンドとハヤシライス、魚屋さんのうな丼、ゆでトウモロコシ、バナナ、ソラマメなどを買った。新聞紙でつくるエコバッグの講習もやっていた。子供がたくさん集まっているのは子供店長の交代要員やら同級生の応援やらなのかもしれない。ときどき小雨がぱらついたが、大雨にならずによかった。ちょっと食べ過ぎたかもしれない。

Waku001  Waku003  Waku005  Waku013

Waku012  Waku006  Waku007  Waku008_2

ひとが集まって
楽しい時を過ごすと
大きく気がまわり
みんなが
元気を取り戻す
     

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2010.06.25

Wカップ、日本予選突破

朝4時に目が覚めた。居間に行ってテレビをつけると、日本対デンマーク戦が行われていた。前半なかばだったが得点を見ると2-0で日本がリードしている。本田と遠藤のフリーキックで得点したという。残念ながらそのシーンは見逃したが、後半はぜんぶ見た。

日本に勝たなければ予選突破ができないデンマークはパワープレイで猛攻をしかけてくる。しかし、日本選手はよく守った。平均身長が7センチ以上も上回る相手を向こうにまわして、よく走り、よく奪い、よく戦った。みんな輝いていた。PKで1点を失ったものの追加点を奪い、けっきょく3-1で勝利した。これで一次予選突破である。得点シーンが何度もテレビで流されたが、大人と子供のような体格差をものともせず、よく戦ったものだ。涙が出てくる。

Scr1
勝って喜ぶイレブン(共同)

なにごとも
一生懸命やれば
道は開ける
なにかが起こる
なんでも起こる

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2010.06.24

睡眠時無呼吸症

ゆうべの「ためしてガッテン」は睡眠時無呼吸症についてだった。一時、睡眠時無呼吸症候群といっていたが、最近は無呼吸症というらしい。おもに肥満の人がなりやすく、いびきが途中で長く止まるので家族が心配して病院に連れてくるというケースが多いらしい。しかし、きのうの番組では肥満でなくても睡眠時無呼吸症になることが少なくないといっていた。しかも、それが糖尿病や高血圧、脳卒中や心筋梗塞を引き起こすというからただ事ではない。日本人の8割にこの病気の可能性があるそうだ。

睡眠時無呼吸症の危険があるかないかを見分ける方法がある。一つは、口を大きく開けて舌をだしたときに咽の奥が見えないと、あぶない。のどちんこが見えないと空気の通り道がせまいおだ。もう一つはは、顔を横からみたとき、アゴの下の角度が小さい場合だ。アゴの下には骨がないので、そこに肉がついている人はアゴのしたがたぶついて見える。こういう人も睡眠時無呼吸症の危険がある。

①ダイエットが有効な予防・治療になるが、最新医療では②マウスピースと③シーパップという治療法がある。マウスピースというのは、プラスチックの型を口の中に入れてアゴの部分の空気を強制的に通りやすくする方法。シーパップというのは、機械をセットして気圧を上げて塞がった起動を強制的に開ける方法である。

http://www.nhk.or.jp/gatten/

きょう、五十肩で通ってきている患者さんが「じつは私も睡眠時無呼吸症なんですよ」という。見かけはおよそ肥満とはいえない。毎日シーパップをかけているという。旅行のときなどはマウスピースをしているそうだ。なんでも、病院の検査では睡眠時無呼吸の状態が90秒もつづいたそうだ。いのちにかかわると医者に言われ、こういう治療法をやっているという。きのう「ためしてガッテン」のモデルがここにいたとは驚いた。ストレッチ体操などをやって、からだの柔軟性を保つよう心掛けてください、と話しておいた。

現代人は
食べ過ぎと
運動不足
それと不摂生で
病んでいる

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2010.06.23

ハンゲショウ

長尾のあじさい寺から少し足をのばして東高根森林公園に行った。こちらは花菖蒲も終わり、人影はまばらだった。田植えの済んだ田んぼでは稲が元気に育っていた。雨の日の森林公園も乙なものだ。半夏生が美しい。これは花ではないが、葉が半分白く見えるのである。夏ならではの光景だ。

Sinrin1
雨降って、ひときは元気な緑たち

Sinrin3
田んぼには鳥よけのネットが張られていた

Sinrin2
半夏生、名前の由来は半化粧

Sinrin4
こちらの紫陽花はまたかわいい

緑の中にいると
とても落ち着く
われわれの故郷は
海なのだろうが
山でもあるのだろう

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長尾のあじさい寺

Myourakuji004

多摩区長尾の妙楽寺も、この辺では「あじさい寺」として有名である。小雨が降っていたが、アジサイには雨が似合うので行ってみた。あじさい目当ての人がひっきりなしに訪れる。雨なので山道が滑るのを警戒したが、ことしはアジサイの小道がきれいにコンクリート舗装されていて、歩きやすかった。ここのアジサイは背が高い。やはり、群生は圧巻である。

Myourakuji001_2

Myourakuji013

帰り際には空が明るくなって、薄日が差し込んできた。すると、あじさいの景色が一変する。光が多いと写真もきれいに撮れる。ただ、あまり光が強いと、こんどは白い色がとんでしまう。当然のことながら、肉眼でじゅうぶん楽しむに越したことはない。本当は、この場でスケッチをするといいのだろう。対象をこまかく観察できるからだ。

Myourakuji009   

Myourakuji010

あじさいも
その年
その日
そのときで
微妙に違う

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2010.06.22

辺境生物者

録画しておいた「ようこそ先輩」を見た。今回は辺境生物者・長沼毅さんが。母校の神奈川県の深見小学校の生徒に授業をする。辺境生物学とは初耳だが、どんな辺境のことだろう。すると、地底、海底、砂漠、火山、極地などに住む生物の研究をしていという。深海探査艇「しんかい」にも乗るそうだ。

Naganuma

長沼先生の話では、およそ生物が存在しないような極限の世界にも微生物などがうじゃうじゃ住んでいるそうだ。海底火山が猛毒の硫化水素を吹きあげるところでも、チューブワームは平気で生きている。水や酸素がないところでも、極寒の地でも、へっちゃらな奴がいる。地球が誕生したころは、どろどろの火の海だった。やがて微生物が生まれ、進化して人間になった。その謎を解明しようというのである。

近くの神社の玉砂利を拾い、それを焼いてから金槌で割る。その粉末を培養して顕微鏡で観察すると、なんと微生物が群生しているではないか。地球にも宇宙にも、生物は文字通りうじゃうじゃいるのだ。では、なぜ宇宙に生物がいるのだろう。生物がいないほうが静かなのに。

そのことについて生徒に作文を書かせた。生物がいない宇宙は静かでいいけれど、それではちっとも面白くない。いろんな生物がいたほうが楽しい。みんなで平和に暮らすのがいい。いや、生物がいないほうがいい等々。いろんな作文が発表された。神はなぜ生物を、なぜ人間を、なぜ宇宙を造ったのだろう。生物がいるのといないのとでは、どっちがいいだろう。そんなことを問いかけたのである。

天理教にこんな教えがある。そのむかし宇宙はどろどろの海で、強いものが弱いものを喰い、まことに味気ない有り様だった。そこで神様は、人間というものをこしらえて陽気暮らしをさせ、それを「見て共にたのしむ」ことを思いついた。陽気暮らしとは、ワハハ笑うというのではなく、みんなが仲良く、和気あいあいに暮らすことをいう。はたして、われわれは神の思惑に合った暮らしをしているだろうか。

互いに助け合い
和気あいあいに
暮らすのがいい
そのためだったら
神も力を惜しまない

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2010.06.21

夏至

きょうは夏至
あしたからは
少しずつ
日が短くなる
ほんとうかね

竹製の
団扇を買った
手にしっくりなじむ
にっぽんの夏
なんて呟いてみる

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帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹は中高年に多い病気である。背中や胸、脇腹などにとつぜん激痛が走り、それが2、3日つづくと患部に赤いポツポツができる。水疱瘡のウイルスが急に増殖してヘルペスができるのだ。ヘルペスができてすぐ抗ウイルス薬を飲むと、ウイルスの複製を抑えることができる。しかし機会を逸すると、ヘルペスがおさまっても神経痛が残ることがある。それが帯状疱疹後神経痛である。

けさ、この病気の患者さんを二人治療した。一人は64歳の女性で今年の3月1日に帯状疱疹を発症し、病院で治療をしたが痛みが取れず、4月17日にうちにみえた。左の乳房の下から背中にかけてヘルペスの痕が赤黒く残っていた。あまり強くは痛まなかったという。帯状疱疹のなかには無痛性のものもあるようだ。

Herps

治療は、患部に鍼をして小さなお灸を加える。この女性は仕事をしているので、最初の4回は週2回、それ以後は週1回治療をした。2週間ほど空いたときもあったが、きょうで9回目。本人の言葉を借りると、8割以上の痛みが取れている。先日、自転車で転んで右肩を傷めたので、いまはそっちの治療のほうが主になっている。

もう一人は73歳の男性で、今年の2月6日に発症したという。ヘルペスが出たあと土日が入ったので、病院へ行くのが遅れてしまったらしい。右の乳の外上方から腋の下、さらに背中へと、ほぼ肋間神経に沿って皮膚が帯状に黒ずんでいる。抗ウイルス薬を1週間のんだというが、すでにウイルスの増殖は終わってしまったのだろう、薬は効かなかった。それで帯状疱疹後神経痛に苦しでいる。神経ブロックも3度受けたが、一時的にらくになるが、また戻ってしまうという。

うちへ来たのは、この6月15日。発症からすでに4か月以上たっている。痛む部位と、その領域を支配するレベルの胸椎の際に鍼を刺し、それから糸状灸をした。初回はそれで痛みが軽くなった。2度目も同じような治療をする。すると、2度目の治療の翌日、当人から電話が入った。鍼をしたところが痛いので、ちょっと様子をみたい、というのである。ウイルスにやられたところは感覚が鈍くなっていることが多い。それが鍼と灸の刺激でめざめ、一時的に痛みがぶりかえすことがあるのだ。しかし、その後また予約があった。

きょう、この男性の3回目の治療をした。となりのベッドで治療を受けていた女性が「9回の治療で8割かた痛みが取れた」と言うのを聞いて、感心していた。これで鍼灸治療が帯状疱疹後神経痛に効くということを納得したようだ。

私自身、帯状疱疹になったことがあるが、とつぜん背中を刀で切られるような痛みが走ったのを覚えている。ネットで調べたりもしたが、これはヘルペスに違いないと思って医者に行った。まだ疱疹は出ていなかった。病院の予診表に「肋間神経痛、帯状疱疹」と書いたが、先生は「まだ赤いブツブツができていないから診断できない」なんて呑気なことをいう。いまが肝心なときなのに。しかたなく帰宅したが、その夜、思った通りボツボツが出始めた。

翌日、もう一度病院へ行き、抗ウイルス薬「ゾビラックス」を処方してもらう。妻には赤いブツブツの大きい奴に直接お灸をすえてもらった。薬も効いて水疱はあまり広がらず、帯状疱疹後神経痛にもならなかった。ヘルペスの痕形もない。おかげで帯状疱疹のことをいろいろ勉強した。体験にまさる知識はない。

病気をすると
ひとに優しくなる
それが
病気の意味
なのかもしれない

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八重のドクダミ

Yaedoku
ドクダミの八重の花

Kuchinasi1
クチナシの一重の花

ドクダミの
八重の花は
クチナシの
一重の花より
めずらしい

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2010.06.20

高幡不動あじさい祭り

久地のオーガニックカフェ「たまりばーる」 でお昼を食べた。京子はランチ、わたしはカレー。どれも涙が出るくらい優しい味がする。とんがったところが全然ない。素材が吟味されていることもあるが、店主の愛情がたっぷり入っているためだろう。わざわざ食べに行く価値のある店だ。ただし、月火は定休日。

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ふと思いついて、高幡不動尊のアジサイを見に行くことにした。以前、ラジオ深夜便「こころの時代」でここの管主さんの話を聞いたことがあるが、そのときお寺の山をアジサイで埋め尽くすと言っていたのを思い出したのだ。久地から分倍河原経由で高幡不動までは30分あまりだった。高幡不動尊はちょうど「あじさい祭り」の最中で、日曜なので骨董市も開かれていた。お不動様にお参りしてから、さっそくアジサイ見物のルートに入った。想像した以上に広い山で、鎌倉の長谷寺のアジサイ園の5倍はあるのではないだろうか。とくに山アジサイが多く、一度は行ってみる価値がある。

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お不動様の休憩所で、管主川澄祐子勝著『叱られる幸せ』なる本を買った。CD付きで1700円。ラジオ深夜便の話は忘れてしまったが、とてもいい話だったことは覚えているので、もう一度聞いてみたいと思ったのだ。帰りがけに、門前のみやげ屋で高幡まんじゅうなるものを買って食べ、お茶を一杯ごちそうになった。ここは新撰組副長の土方歳三の生誕地なので、それにあやかったみやげ物も多い。

世に
あじさい寺は
山ほどあるが
行ってみなけりゃ
わからない

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2010.06.19

全国亭主関白協会

先日、テレビで「全国亭主関白協会」なるものがあることを知った。会の名前から判断すると、「男が家庭で威張っていられるようにする会」のような印象を受けるが、実はその逆である。いかにして妻に上手に仕えるかという会なのだ。要するに、夫婦円満を実現するために夫がいかにあるべきかを学び、それを実践しようという団体なのだ。ホームページに協会のことが短く説明してある。

http://www.zenteikyou.com/index.html

『全国亭主関白協会』は、この協会名で随分誤解を受けているらしい。そもそも亭主関白の本来の意味が知られていないことに原因があると睨んでいる。歴史を紐解けばすぐわかるが、関白とは、天皇に次ぐ2番目の位。家庭内ではカミさんが天皇であるから、「関白」とは奥様を補佐する役目。また「亭主」とは、お茶を振る舞う人、もてなす人という意味。

なかなか含蓄のあるホームページなので、何度も通ってみようと思う。ちなみに、わたしはここのWeb段位テストを受けたら二段だった。もちろん段位が高くなるほど優秀らしい。

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鬼平犯科帳

Onihei鬼平犯科帳を見た。フジテレビで二夜連続で放映するというのだ。池波正太郎は本物の時代劇が書ける最後の人と言われるが、その作品は食べ物や衣装、風俗が丁寧に描かれている。とくに中村吉衛門が演ずる長谷川平蔵は文句のつけようがない。飾り気のない人柄、きっぷのよさ、情の厚さなど、胸を打つ。きのうはサッカーのドイツ-セルビア戦が行われていたが、鬼平のほうを見てしまった。

時代劇が好きなのにはいろいろ理由がある。江戸時代の街の雰囲気や着物姿などに郷愁を感じることもその一つである。しかし、なんと言っても日本語がきれいなのことが一番の理由である。当たり前だが、カタカナ語などぜんぜん出てこない。封建社会を肯定するわけではないが、武士は武士らしく、町人は町人らしく、男らしさや女らしさなどが言葉に自然に現われてくるのがいい。ちょいと古いが義理人情に厚いところもこたえられrない。

池波正太郎や
藤沢周平の作品は
血が通っていて
松本清張ばりの
味わいがある

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2010.06.18

五月雨

五月雨は
陰暦の梅雨で
長雨または
とぎれとぎれ
降る雨

五月雨を
集めてはやし
最上川
それで
この句がよく分かる

さみだれと読むと、なかに「みだれ」という音があり、乱れるような響きがある。
だから芭蕉の句も豪雨を連想しがちだが、梅雨の長雨のことをいうようだ。

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イヌがしゃべる

Sbinu

うちのトイレには犬がいる。テレビのCMに出てくるソフトバンクのお父さん犬だ。鼻先を突っつくといろいろ声をかけてくる。お尻が当たっただけでもしゃべることがあり、「そんなに紙を使うな」と怒られたりする。しゃべる内容は10種類ぐらいあり、それがランダムに出てくる。こういう具合だ。

・かえっちゃうの?
・また会ったな
・トイレで会うとは思わなかったよ
・そんなに紙をつかうな
・いろいろあったが水に流してくれ
・今がふんばり時だ
・その手でさわらないでくれ
・トイレって落ち着くよなあ
・手を洗うんだぞ
・すっきりしたか

声の主は北大路欣也で、けっこう感情がこもっている。お父さんだから、だいたい高圧的だが、「かえっちゃうの」というときは悲しそうな声を出す。さすが役者だ。最初のころは何度も鼻先を突っついて一通りしゃべらせていたが、最近は一回どまりになった。

http://www.youtube.com/watch?v=PFsQftplGrs

あの手この手で
消費者の心を
揺さぶる企業
資本主義の世
なればこそ

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2010.06.17

作品126

No126
妻のフラワー・アレンジメント、作品126。"Fliessend"(流れるもの)

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どうにもやりきれない

牛だって
豚だって
言いたいことがあるだろうに
どうにもやりきれない
口蹄疫事件

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泰山木の花

生田浄水場の西側のタイザンボクが花を咲かせた。
この花が咲くと夏至が近い。さあ、夏だ。

Taizanboku1

泰山木の葉は
色濃くて
肉厚で
鈍くてかり
花を引きたてる

Taizanboku2

泰山木の
白く大きな
花びらが
物憂げに
空をうかがう

Taizanboku3

花とともに
葉や
枝や
幹を見る
根も想像してみる

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2010.06.16

ツバメの根性

Tsubamenosu1

小田急線の新百合ヶ丘駅南口にツバメの巣がある。ケンタッキーフライドチキンの前の天井に近い側壁に泥をくっつけて巣を作っている。巣の中には卵があるらしく、親鳥が温めていた。去年も作っていたので今年もあるだろうと思って見てみたが、そのときは巣が半分落ちて壊れていた。半月ぐらい前のことである。それが今日見たら、みごとに修復工事が終わり、もう抱卵しているではないか。壊れた巣のあとがはっきり残っているので、ずいぶん苦労したようだ。見上げた根性である。この場所がだいぶ気に入っているらしい。たしかに、ここならカラスに狙われる心配がない。

Tsubamenosu2
修復した巣で抱卵するツバメ

適当な泥を探し
何万回も飛行して
くちばしで巣をつくってゆく
つぎは餌運びだろう
ツバメは根性があるなあ

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しんゆり歌会

時流に乗って         橋詰光恵(一席)
輝く人
流れに沈む人
チャンスという神の
ウインク一つだ

整形美人は          片野明子(二席)
市民権を得たようだ
性格美人科の
開設も急務
だってば

十薬の花           中川宣義(三席)
ひそやかに白く
そそと咲いている
ただそれだけの
夕暮れの庭

喜寿を過ぎたわたし        神川知子(四席)
リストラの
通告もなく
独身の息子の
母親業  こなす

梅酒                           太田京子
梅漬け
梅味噌と
香りとともに
楽しむ梅仕事

牛豚の              ripple
無垢な瞳が訴える
なぜなんだ、と
口蹄疫を
心底にくむ

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2010.06.15

縁は異なもの

女みたいな
わたし
男みたいな
女房
けっこう似合い

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日本、初戦勝つ

サッカーWカップ南ア大会の初戦で、日本はカメルーンに1-0で勝利した。ゆうべ、一眠りして目を覚まし、テレビをつけたらもうゲームが始まっていた。日本選手の動きがいい。カメルーンの連携があまりうまくいかないように見えた。これなら辛抱すれば、なんとかなるかもしれない。そう思っているうちに、松井からのセンタリングを本田が蹴り込んでゴール。そのあともディフェンスがよくがんばり、終盤のカメルーンのパワープレーに耐えて辛勝した。

快勝という報道もあるが、身体能力はカメルーンのほうが上で、ボールの支配率も向こうのほうが上だった。カメルーンが本調子でなかったのかもしれない。勝因はといえば、最後まで集中力を切らさないで戦ったことだろう。いい試合だった。

Nagatomo松井も本田も大久保もみんなよく戦った。ディフェンスの中沢、キーパーの川島、中盤の選手も光って見えた。もちろん、岡田監督の采配もいい。

なかでも、長友選手(写真)の活躍は目を見張るものがあった。超一流のフォワードエトーをぴったりマークし、仕事らしい仕事をさせなかった。長友の運動量はすごい、フォワード並みに前線へ出るかと思えば、次に見るとゴール前で守備についたりしている。小柄だがボールさばきもいいし、チェックを受けても簡単には倒れない。なんどもオーバーラップをかけてはチャンスをつくる。長友を見ていると、日本は予選リーグを突破できるかもしれない、なんて思えてくる。こんどは土曜日の午後8時か。またいい試合を見せてくれることだろう。

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ワキにご注意ください

Hirakuwaki

通勤は自転車か自動車だから、たまに電車に乗るといろんなものが気になる。
今日も、ドアの上を見ると

   ひらくワキにご注意ください

というコピーが目に入った。ひらくワキ? ひらくドアだろう? それともドアが開くとき収納される部分を脇というのだろうか、などと一瞬考えた。だとしたら初耳だ。そしたら、隣りに腋の下に禁止マークを付けたイラストがあるではないか。腋の下のにおいにご注意ください、という意味だったのだ。「ひらくワキにご注意ください」という文字の下にはさらに、

   混雑時、急接近する場合がございます

なんて書いてある。よく見ると、エチケット消臭剤BanのCMだった。世の中にはこのように、人を驚かすようなことばかり考えているやつがいるのだろう。うまいこと決めるものだ。これから暑くなると汗をかく。汗をかくと腋の下が臭う。そこでBANを使いましょう、というわけだ。人間も動物だから多少におっても不思議はないのだが、満員電車では具合がわるいこともあるだろう。

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2010.06.14

中国の離婚

中国でも
離婚が多いらしい
予想されたことだけど
一人っ子は
わがままが多いからね

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雨のアジサイ

Ajisaiame

小糠雨が
大地を
潤してゆく
植物が
歓喜している

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2010.06.13

初刺され

草取りをして
ことし初めて
蚊に刺された
これれから何度
刺されるだろう

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2010.06.12

牛の弔い

口蹄疫
殺処分
牛の弔い
ねんごろに
ねんごろに

金子みすずはどう歌うだろう。

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赤いアジサイ

Ajisai001

紫陽花の球が
見る見る大きくなり
黄緑から白へ
白から赤紫へ
お色直しを続ける

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2010.06.11

ビヨウヤナギ

Biyouyanagi

長い冠羽を
突っ立てて
雌を誘う
風鳥さながら
美女柳の花

未央柳:びようやなぎ、別に美女柳、美容柳ともいう。

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2010.06.10

作品125

No125_2
妻のフラワー・アレンジメント、作品125、ひまわり。"Sunflower"

ひまわりが
加わるだけで
部屋が
いっぺんに
夏になる

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オスの匂い

Kurihana

むせるような
青臭い
匂いを放つ
栗の花は
発情期のオスだ

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田植え前

Suiden

住宅の間に
わずかに残る
貴重な水田
静かに
田植えを待つ

田んぼの上を
吹く風は
心地よい
雨ガエルが
鳴き出した

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2010.06.09

お手伝い

親戚が亡くなり、きのうは通夜、きょうは告別式とお手伝いをした。お手伝いといっても葬祭業者がほとんどやってくれるので、あまり動くことはない。通夜と告別式では受付に立ち、そのあと火葬場に行き、お骨拾いに参加し、それから初七日の席についただけだ。一日中あまり動かず、飲んだり食べたりしていたので腹がきつくなった。

水曜日は定休日なので、患者さんには迷惑がかからなかったのがいい。故人の配慮かもしれない。雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気だったが、涙雨だという人もいた。もう梅雨の気配だ。

Ajisai7

葬儀は待ち時間が多く、そのあいだにいろんな人と話をした。そこから人間関係や近況について知ることができる。いつも思うのだが、お通夜も告別式も、故人のはからいで社交の場が提供されるようだ。故人は数え90歳で子や孫、ひ孫までが、にぎやかにお別れをした。大往生といえるだろう。きのうのアジサイがもう今日は色を濃くしている。

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2010.06.08

はかない命

葬儀に
出会うたび
いのちの
はかなさを
感じてはいる

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皐月

Satsuki
サツキ

かわしんの裏の植え込みにサツキが咲いている。ほとんどツツジと同じだが、一か月ほど遅れて咲く。葉が小さくて色濃く、短い毛が生えているので区別をつける。

サツキとツツジの
見分け方を知った
サツキの花は遅く咲き
小さく色濃い葉に
毛が生えている

和英辞典では
サツキも
ツツジも
アゼリアと
出てくる

川崎市の
花だろうか
川崎駅の
地下街の名は
アゼリア

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2010.06.07

マツバギク

Matsubagiku
マツバギク

故人が
好んだのだろう
葬儀の庭に
松葉菊
咲き競う

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出番だね

Ajisai
アジサイ咲き始める

空気中に
湿気が多い
一雨くるかな
いよいよ
アジサイの出番だね

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2010.06.06

パルメザンおにぎり

妻が、お弁当に玄米のおにぎりを作ってくれた。大豆入りの玄米ごはんのおにぎりだが、食べてみると面白い味がする。先日テレビで見たやつで、おにぎりにパルメザンチーズをまぶしてあるのだ。これが意外とうまい。常識は安全だが、たまにはそれを抜け出してみるのもいい。きっと新しい発見があるだろう。

そんなことは
ありえない
そう思っただけで
視野が
せまくなる

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トキワツユクサ

Tokiwatsuyukusa
トキワツユクサ

この花を初めて見たのは数年前で、鎌倉の光則寺だったと思う。しかし今年はうちの裏庭でも咲いている。それもかなりの数だ。どうやら帰化植物らしく、どこでも見られる花らしい。ということは、何度も目にしていたが関心がないので記憶に残らなかったということだろう。それはともかく、きれいな花だ。ムラサキツユクサとまったく同じ形をしているが、だいぶ小さい。日蔭を好むらしく、暗いところに白い花が咲いているので、ポッと灯りがともったように見える。その意味ではドクダミのような花だ。

ひとは
関心のあるものに
目が行く
たとえば
床屋は髪型を見る

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海は同じ

箱根のひもの屋で
キンメダイを見た
リトアニア産とある
店員いわく
海は同じだからねえ

ひっくりかえりましたわ…

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2010.06.05

じゃがいもの花

Jaga

ジャガイモの花を
見つめていると
ナスの花にそっくり
あらためて知る
同じナス科だったと

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2010.06.04

6月号投稿歌

畳みイワシが
好物である
たくさんの命に
お礼を言いながら
ゆっくり噛む

現代人は
教養を身につけて
おとなしくなった
さしあたって
平和ではある

ひとを憎めば
自分が苦しむ
ひとのことで
苦しむなんて
割に合わない

そりゃあ
腹の立つこともある
そんなときは
自分の心の狭さを
笑い飛ばすのだ

思ったことを
そのまま
実行しないのが
大人
大人ってつらい

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花菖蒲

Shoubuta

生田緑地の菖蒲田に行った。花ショウブが咲き始めている。新聞で紹介されたためだろう、見学者が多かった。新緑をバックに紫やピンク、白い花が咲き、風に揺れている。じつにいい季節である。

根が水を吸い
葉が光を受け
六月に入ったとたん
いっせいに
花菖蒲が咲いた

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2010.06.03

作品124

No124
妻のフラワー・アレンジメント、作品124。"Bouquet of the Cattleya"

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カラスの子

Kaa1

赤松の天辺に
針金ハンガーなどが
集められている
カラスの巣も
現代建築である

餌が来ると
二羽の子どもが
鳴き叫ぶ
そりゃそうだ
命がかかっている

二羽の子どもは
もう羽ばたきの
練習をしている
その能力は
人間の子の比ではない

カラスとして
生まれた以上
カラスとして
生きてゆく
それしかない

カラスとして生まれたら
カラスとして
人として生まれたら
人として
生を全うするのみ

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2010.06.02

ほっておけば増える

Yukinosita5

Yukino01_2   

ユキノシタの花が粉雪のように咲いている。ことしは長いあいだ咲いているように思う。一つ一つの花も驚くほどかわいいが、こうして群生させてみると見応えがある。二枚の花弁が舌を向いているので、羽虫が止まっているようにも見える。そうなると、あまり情緒がないか。虎耳ふぶきとでも呼ぼうか。雪ノ下の中国名は虎耳だから。これも色気がないか。

二、三株の雪ノ下が
この数年で
一大コロニーを作った
ほっておいても増える
恐ろしいくらい増える

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2010.06.01

四十雀の子たち

Siju1

ツピーツピーと鳴けず
スシースシーと繰り返す
ここかと思えばまたあちら
シジュウカラの子たちが
飛びまわっている

なにもかもが
新しいことばかりで
嬉しくてたまらないのだろう
シジュウカラの子たちが
はしゃぎまわっている

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ユッカ蘭

Yucca
ユッカ蘭(厚葉君が代蘭)、花の重みで茎が傾いている。

けさは、ユッカ蘭を見つけた。この花を長いあいだ「竜舌蘭」だと思っていたが、あるとき、それは間違いだと知った。この花は「竜舌蘭科」ではあるが、名前は「ユッカ蘭」、別名「厚葉君が代蘭」という。今回も名前を思い出せなかった。相性がわるいらしい。オフホワイトのまるい花が下を向いてふっくらとぶらさがる。おいしそうだ。本来茎は垂直に伸びるが、この写真では斜めに傾いている。ちょっと素性がわるい。ちなみに、リュウゼツランは50年に一度しか咲かないレアな花である。数年前、浜離宮で咲いたのがニュースになった。その巨大な茎が竜の舌を思わせるのだろう。

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おとな

感情を
抑えた顔は
能面みたい
おとなって
つまらない

感情に
呑まれず
平静を保つ
おとなって
えらい

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