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2010.05.29

虹ってどんな虫

虹は、もちろん七色の虹のこと。英語ではレインボー(雨の弓)、フランス語ではアルクアンシェル(空のアーチ)である。ラルクアンシェルというグループがあるが、あれは定冠詞をつけたものだろう。ところで、虹という漢字はなぜ虫へんが付いているのだろうか。

漢和辞典をひくと、虫は象形文字で、頭の大きい蛇のこと、マムシのこと、とある。ヘビがとぐろを巻いた姿である。それがいろいろな動物を兼ねて使われ、もとのヘビの意味が薄れてしまったので、あらためて蛇の字を当てることにした。蛙、蟻、蝉、蜂、蝶、虻、蜆、蟹などに、虫がついている。小さい動物だけでなく大きな動物にも使われていたようだ。風という字は凡+虫の会意文字で、すべての動物に影響を与えるものという意味になる。

虹は、虫と工が結びついたもの。「虫」は動物、「工」は上下の横線を縦線で結んで、まっすぐ穴を開けるという意味。そこで、虹は天地をまっすぐつらぬく龍のような生き物ということになる。すこしカーブを描いているが、つらぬくという感じはするだろう。科学的な知識に乏しかったころ、古代人が虹を見て、龍の一種ではないかと思ったろうことに不思議はない。

Rainbows3
主虹と副虹(虹と蜺)

虹には、主虹の外側に色の配列が逆になった副虹というのが見えることがある。古代中国人はこれを蜺(げい)と呼んだ。虹はオスで蜺はメスだそうである。虹が出ている時間は短いから、こんどは注意して見ることにしよう。虹は太陽とは反対側に見え、朝晩のほうが大きく見える。

大きくて
色あざやかな
龍が上る
雨を
ありがとう

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コメント

副虹、初めて観ました。雄雌を虹に観るとはさすが古代人です。雄雌の虹は互いに反発する色でなく、向き合っている色というのが、興味深いです。これでは生涯人間界の様に離婚は無いでしょうね。

投稿: 10月のマルコ | 2010.05.29 18:17

★10月のマルコさん、
理屈を習ったわたしたちでさえ驚くくらいですから、
虹や竜巻、雷鳴や稲妻など、古代人は怖かったこと
でしょうね。分かっていても、不思議ですね。

投稿: ripple | 2010.05.30 09:26

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