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2010.01.20

しんゆり歌会・新年会

毎月第3水曜日は、しんゆり五行歌会。あらかじめFAXやメールで送ってもらった歌をWordでまとめて人数分コピーし、それを会場で互いに採点投票する。俳句会などでは一人2首ほどしか選ばないことが多く、ぜんぜん点が入らない歌も出てくる。しかし、五行歌会では一人が参加者の半数ほど選ぶので、1点も入らない歌というのはほとんどない。そこが民主的でいい。

Utakai2きょうは15人の歌が集まり、一人7首を選び、3点、2点、1点の順に配点し、10点以内に収めるようにしてもらうのである。こうすると、点数の入らない歌はまずない。うまいことバラけて、それなりの歌が上位に来る。そして、最初は作者を知らせずに感想を述べ合うのである。だいたい歌の傾向が分かってくるが、意外な人が意外な歌をつくっていたりして驚くことも少なくない。わたしがいいと思った歌が外れたり、投票しなかった歌が入ったりするから面白い。きょうの作品を挙げよう。

認知症と              光恵(一席)
云われた母の
手をひいて
初老の男(ひと)の
笑顔が優しい

人生をやり直せるのなら     高岡(二席)
あの頃が良い
お花畑に居るような
春らんまんの
十二歳のころ

友の笑顔とおおらかさに     片野(三席)
癒されて
家路につく
何でも許せる
自分になっている

真っ黒に日焼けした        とし子(四席)
ごつい体の農夫のような
梅の古木は
一輪一輪愛しんで
花 嫁がせる

一席の歌は、特にインパクトがあるわけではない。ごく自然な描写なのだが、対象と読み手の心の優しさが伝わってくる。親子の関係から社会問題までが読み取れる。高岡さんの歌は郷愁をさそう。ただ12歳の頃がつらくて苦しかった人も多く、小六、中一ぐらいの頃の話に花が咲いた。

片野さんの歌も日常の一コマを詠ったものだが、同感だという感想が多かった。なんでも話せる友を持つことは財産である。とし子さんの歌にはいろんな感想が述べられた。梅の古木の説明が長いとか、嫁がせるとはどういうことがとか、歌が独り歩きして矢面に立たされた。

最後に個人賞を出そうということになったら、けっきょく、とし子さんの梅の古木の歌が5人の個人賞を集めた。歌の評価というものは、それだけ変わりやすいのだ。採点結果に一喜一憂する必要などまったくない。ゲーム感覚で楽しめばいいのだ。

うすあかりが             京子
見えて
ホッとする
戒壇めぐり
恐怖のひと時

してもらったこと                ripple
ばかりで
してあげたことは
ほんのすこし
えらいこっちゃ

京子は善光寺に行ったときの戒壇めぐりを歌にした。わたしは、日ごろ思っていることを、やさしく平仮名づくしで詠った。

新年会@京町家
歌会のあと、新百合ヶ丘駅前の「京町家」で新年会を開いた。15人全員が参加して歓談し、親睦を深めた。きょうは寒のさなかなのに、暖かくて楽な一日だった。

Kyomachiya

・季節の小鉢
・おばんざい二種盛り
   牛蒡煮おろし
   ひじき煮青菜和え
・ハリハリ菜とローストビーフのサラダ
・丸干しいわしと燻りがっこ
・高野豆冨と大根のステーキ
・香潤鶏変わり揚げ
・豆冨の赤辛揚げ
・生湯葉ご飯
・飲み物:ビール、梅割り焼酎、ウイスキー、烏龍茶など

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コメント

rippleさんと京子夫人に会いたくて新百合に行きたいなと、思いながらなかなか行けませんね。
光恵さんは確か相武台の?
がんばってますね。
rippleさんの今月の歌も好きですよ。

投稿: Kei | 2010.01.22 08:43

★Keiさん、
あちこち歌会に出ておられるし、書道、絵画、ダンス、
水泳、ジム、英語、だものさぞ忙しいことでしょう。
そう、あの光恵さんです。一つの歌に10ぐらいの
解釈、感想が述べられて楽しいかぎりです。(^-^)

投稿: ripple | 2010.01.22 09:10

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