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2009.12.28

クリムト

K4_3録画しておいた「日曜美術館」を見た。グスタフ・クリムトの作品や、その生涯についての話だった。金色をふんだんに使った背景やエロティックな女性の絵が知られているが、今回の放送では、興味ある指摘があった。

1)クリムトはウィーンの金工芸師の家に生まれたので、幼いときから金細工や金箔を使うことに馴染んでいた。かなり高度な技法も駆使している。

2)当時流行した日本画の手法の影響をつよく受けた。尾形光琳の「紅梅白梅の図」の中央に描かれた川の曲線と、「アデーレ・ブロッホ・バウアーの肖像」の背景の曲線とがよく似ている。大小の四角い金箔を貼り付けている手法も酷似している。

3)ビザンチン帝国のモザイク画の影響を受けた。

上の絵は「ユディット」、下の絵は左から「接吻」「ダナエ」「アデーレ・ブロッホ・バウアーの肖像」。

K1 K3 K2


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コメント

日曜美術館たまに見ます。良いですね。
デッサンもですが、素材、技法、それを包む作者の思い、伝わります。金箔を用いるのは金と言う物の本質を深く理解していたからと思いました。

投稿: 10月のマルコ | 2009.12.29 11:52

★10月のマルコさん、
クリムトにとって、最高の存在は神、
最高の色は金、最高の喜びはエロス。
その三つを合体させた作品が多いと
いうことに、なんとなく納得です。

投稿: ripple | 2009.12.29 13:30

こちらに紹介してありますクリムトの作品
ウィーンで観ました!
近くで観るとさらに高度な技術と表現力が融合に魅せられます。

「ユディット」の女性を指差し
「沢田研二」と話していた日本人観光客がおりました。
確かに・・と思いますがわかるのは日本人だけですね(笑)

投稿: あおむし店長 | 2009.12.29 19:10

★あおむし店長さん、
ヒェー! うらやましい。
そうなんだすよね。ほんものを見ると違うんですよね。
わたしもルーヴルでモナリザを見たとき、その小ささ、
そのひび割れに驚きましたが、ダ・ビンチと同じ位置
に立っていると思うと興奮しました。
しかし、クリムトのエロスには呑み込まれます。
沢田研二には笑いますね。そうも見えてきます。

投稿: ripple | 2009.12.31 11:05

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