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2009.11.08

後楽園ホール

プロボクシング「日本フェザー級タイトルマッチ」を見に、後楽園ホールに行った。途中、水道橋の陸橋をわたるところで、井岡さんらしき人を見かけた。キャリーバッグを引いているので、追いこして振り返ると、やはり井岡さんだ。「井岡さんですか」と声を掛けると、「はい」と特徴のある優しい顔がこちらを向いた。すかさず、「ファンです」と一言。 そうしたら、京子がしゃしゃり出て「握手してください」って言って、握手をしてもらった。女は度胸がいい。ついでに、わたしも握手。やや細めだが骨ががっしりしている手だった。現役は引退しているのに、自分のジムで汗を流しているのだろう、無駄な肉はついていない。

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前座の四回戦あたりは、まるで喧嘩みたいなボクシングだった。やたら突進してゆく。変則的なボクサーもいたが、やはり最後はオーソドックスのほう勝っている。胸板が厚い選手はパンチもスタミナもあるようだ。有名なリナレスの弟も出た。きれいなボクシングをする。相手の日本人選手はよく倒されなかったと思う。ベテランになると無駄な動きがなくなり、落ち着いて見ていることができる。

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井岡弘樹さんがセコンドにつく

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井岡ジムの選手は1ラウンドKO負け

井岡ジムの選手はセミファイナルの前の八回戦の試合に出てきた。もちろん、井岡さんがセコンドについて世話をやいていた。ロープを広げて選手を入れるのも井岡さんだ。バンタム級だからけっこう大きく見える。これは見ごたえがあるだろうと思っていたら、相手のて帝拳の選手がうまく、左フック一発がヒットし、一ラウンド中ほどでダウンを奪われてしまった。立ち上がろうとしたが、腰がくだけてよろよろしており、レフェリーが止めた。この試合のためにどれほど練習を積んできたことだろう。それが一瞬でフイになる。こわいスポーツだ。

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五十嵐俊幸とインドネシア選手

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日本フェザー級タイトルマッチ

松田直樹と梅田宏治のタイトルマッチ戦は壮絶な打ち合いだった。ともに攻撃的で、逃げることなく攻めつづけた。相打ちも多い。両方の応援団の声援もすごく、パンチが決まるたびに後楽園ホールが揺れた。松田のほうが打たれ強く、またパンチも少し重いようで、判定で勝利した。梅田も全力を出し切ったようだ。それに対して観客の惜しみない拍手が続いた。わたしも興奮した。きょうは南側の前列中央で、最高の座席にすわって鑑賞することができた。ラッキーである。


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コメント

「ダイナミックグローブ」:日本テレビでのボクシング中継は1954年に開始され、毎週月曜日のゴールデンタイムに放送開始(父親と白黒TVに釘づけ)。1970年代には後楽園ホールにたびたび足を運びました。

ラスベガスの人気リングアナJimmy Page Junior による”It's show time!”のオープニングとは表裏に当たる悲哀漂うプロボクシングの世界。昔からの変わらぬファンを忘れないで、拳闘の聖地・後楽園ホール。

投稿: OKY | 2009.11.08 14:26

rippleさんが観戦された松田直樹選手(帝拳)は、ここ2年間、メキシコに遠征修行しています。上体の使い方のうまいメキシカンが放つ威力のある振り下ろしのストレート、ボディーブローなどを学んだのでしょう。日本王座防衛に役立ったかな。

1997-8年のメキシコでの試合は”WBC世界フェザー級挑戦者決定戦”でしたから、リングアナは、Jimmy Lennon JRか。WOWOWでもマッチは放映されました。

でも、後楽園ホールで観戦するのがいちばん。非日常的・アングラ的・場末の映画館的な楽しみがあっていいですね。

投稿: OKY | 2009.11.08 23:36

★OKYさん、
はじめまして、ていねいなコメントありがとうございます。
そうですね、「ダイナミック・グローブ」のネーミングはそのままなんですね。わたしも白黒でよく見たのを覚えています。むかしはゴールデンタイムによくボクシングの試合をやってましたね。そのつぎのキックボクシングも沢村なんかが出てやってましたが、いまではボクシング中継は世界戦ぐらいで、あとは深夜だったり、WOWWOWだったり。寂しいですね。

後楽園ホールは観戦するにはいいサイズですね。大きなタイトルマッチは有明、代々木、横浜アリーナとかですが、遠くて見にくくて困ります。なんとなく場末の感じがして、応援団が怒号をあげたりしている後楽園ホールがいいですね。往年の名選手の顔が見えたりして、お気に入りのリングです。(^-^)

投稿: ripple | 2009.11.09 09:14

★OKYさん
ひょっとして、OKYさんはSushiさんでしょうか?

投稿: ripple | 2009.11.09 09:49

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