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2009.11.28

上から目線

視線という言葉に代わって、目線という言葉をよく耳にする。もともとは、映画・演劇・テレビ界の用語だったらしい。いわゆる業界用語というやつだ。視線というと、その語感から、なにやら細い鋭い見方のような印象をうける。目線というと、もっとやわらかく俗っぽい響きがある。視線というと文章的で、目線というと会話的な感じもする。目線というと、以前はかなり違和感があったが今ではあまりない。慣れてしまったのだろう。

目線はまた、「上から目線でものを見る」などというようにも使われる。この場合は、目上のものが目下のものを見る、というような意味だ。威張ってる、お高く止まっている、に近い。文字通り「見くだす」ことで、あまりいい意味では使われない。だが状況はよく分かる。これを「上からの視線でものを見る」とやっても、ピンとこない。言葉は本当に生き物だと思う。ただ、この「目線」という言葉が「視線」を駆逐するかどうかは分からない。

目線という言葉は
普段着で
わかりやすい
視線はちょっと
よそいきになるかな


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コメント

目線と視線。違いが面白いです。違いを追求すると言葉と言う物を大切に扱う様になるかも知れませんね。若者言葉は、日本語という素晴らしい言葉の破綻と外国人が嘆いていますね。

投稿: 10月のマルコ | 2009.11.28 18:01

★10月のマルコさん、
レスありがとうございます。
言葉の数だけ意味があり、ニュアンスがあるから、面白いですね。若者言葉には驚くことがありますが、これはいつの時代も同じように思います。いいものは残り、軽薄なものはすたれ、消え去るでしょう。

投稿: ripple | 2009.11.29 08:56

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