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2009.07.01

おくりびと

このあいだの日曜日、ラジオ文化講演会で「いのちのバトンタッチ ~映画「おくりびと」の世界~」という話を聞いた。アカデミー外国映画賞をとった映画「おくりびと」の原作者である青木新門氏の話だ。本木雅弘くんから電話があって、青木氏の著書『納棺夫日記』の一文を自分の本に引用したいと言ってきたこと。しばらくして、それを映画化したいと言ってきたこと。それからシナリオが来て、試写会を見て云々。

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映画「おくりびと」はオスカーをとったこともあるが、その内容がたいそう評判がいいので見たい見たいと思っていたが、なかなかその機会がなかった。きのうインターネットで調べたら、新宿ピカデリーで上演していることが分かり、きょう京子と観てきた。水曜日はレディーズデーだし毎月一日は映画の日だから混んでいるだろうと予想していたが、10:30の一回目ということもあって、観客は15人ぐらいしかいなかった。

実にいい映画だった。それはそれは見ごたえがあった。雄大な山形の自然をふんだんに盛り込みながら、納棺師を通して生と死の問題を淡々と描いていくのがいい。バックを流れるチェロの音が重く、しかし柔らかく響いていた。山崎努と本木雅弘の納棺の所作の美しさといったらない。死者を丁重にあつかうと、遺族もいい別れができるようだ。重すぎる題材を、余貴美子のけだるい演技や、や広末涼子の妙な軽さが救っていた。これは、とにかく必見の映画である。すこし遅れてしまったが、本当にいい映画を見せてもらったと思う。これからゆっくり回想するとしよう。

映画「おくりびと」
納棺師の事務所
一階は柩が並び
上階は植物がいっぱい
花、花、花

新宿ピカデリー

新宿ピカデリーは、むかしは松竹ピカデリーと呼んでいたと思うのだが、紀伊国屋書店旧館の裏手にある。久しぶりに行ったそのビルはきれいに建てかえられていた。外壁は光沢のある白いタイルのような感じである。このビルは11階建てで、いわゆる、シネマ・コンプレックスになっており、上映ホールが10個もある。2階がロビーになっていて、そこですべてのチケットが手に入る。となりのカウンターは飲食物を売っている。音響も防音もしっかりしているし、椅子もゆったりしていて、リピートしたくなる。

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コメント

おくりびと、海外で賞をとり評価されると、見たくなるのが心若い証拠と思います。私も見てみたいです。内容も素晴らしいようですね。役者の選定も良いのでしょうね。

投稿: 10月のマルコ | 2009.07.01 18:43

★10月のマルコさん、
約2時間がまたたくまに過ぎてゆきました。
それだけ面白い映画でしたよ。いろいろな死の
形が出てきて、それをねんごろに送る納棺師。
死を題材にして生を考えさせる映画でした。
横浜でもどこかで上映してると思います。

投稿: ripple | 2009.07.02 10:58

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