雨の日はしょうがない。外仕事もできないし、出かけるのも億劫だ。ところが天気予報によると、午後は晴れるという。そこで、久しぶりに鎌倉に行ってみることにした。まだ少しパニック障害の気があるので、あまり自動車には乗っていないが、きょうは思い切って車で行ってみることにした。


ときめき

走雲峡

乙姫
ナヴィを鎌倉にセットして、東名高速、国道16号、横浜横須賀道路を通り、一気に朝比奈ICまで行く。とくに目的地は決めていなかったが、まずは鎌倉宮をお参りした。ここは後醍醐天皇の皇子、護良親王(もりながしんのう)をお祀りしている。子供のとき、遠足でここを訪れたことがあるが、皇子が幽閉されたという土牢を見て、とても怖かったことを覚えている。厄割り石というのがあって、小さなカワラケに厄を吹き込んで、岩にぶつけて割るのである。やってみたが、少しは厄落としになったかもしれない。

鎌倉宮

鎌倉宮神殿
ツバメの親子
小雨が降っていたが境内には紫陽花が咲いていた。ヤマアジサイが多く、とても可愛い。光則寺のヤマアジサイは鉢植えだったが、鎌倉宮のヤマアジサイはすべて地植えされていた。盛りは過ぎていたが、ハッとするような美しい花にも出会った。

長寿宝

蓮の蕾と地蔵の頭

オクナの実(花は黄色で、散ったあと)

フイリハクチョウゲ
つぎに山野草が多く見られるという大巧寺(だいぎょうじ)に行った。このお寺は若宮大路と小町大路(小町通りとは反対側)の間にあり、どちらからでも出入りできる。長寿宝の花、八重のドクダミ、フイリハクチョウゲ、オクナ、ツルアジサイなど、変った植物を見ることができた。
八重咲きのドクダミ
イワガラミ、つるあじさい
本覚寺ではちょうど大きな法要をやっていた。ここは目の病気にご利益があるという。向かいの妙本寺は日蓮宗のお寺で、まるごと山一つを境内にしているような大きなお寺だった。ウグイス、ホトトギス、カケス、ガビチョウなどの声が聞こえた。本覚寺の門前の「おにぎりの谷口屋」で食事をする。元お米やさんというだけあって、ごはんが美味しい。予報どおり、雨は上がり、日が差してきた。

ジャカランダ (八雲神社のそばのお宅の庭樹)
鶴岡八幡宮に寄ってハスの花でも見ようかと思ったが、渋滞していたので建長寺まで足を伸ばした。建長寺は鎌倉五山の一つで、うちの菩提寺の本山だから、なんとなく落ち着く。境内の柏槙(ビャクシン)の古木は鎌倉時代のその全盛期を見ているにちがいない。禅寺は庭の手入れがことのほか行き届いている。京子は台風で倒れた柏槙の木で作ったという数珠を買った。

建長寺山門

芝で遊ぶハクセキレイ

アジサイ
帰りは、北鎌倉から大船へ、横浜新道から国道16号に出て、横浜町田から東名に入って川崎まで一走りだった。パッソは快調だった。平日だと、おそく出ても早く帰って来れるのがいい。
光則寺のヤマアジサイ (2008年6月4~8日、写真があります)
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