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2009.05.20

明日の神話

渋谷駅で井の頭線から東横線に乗り換えるとき、コンコースに壁面に飾りつけられた「明日の神話」を見た。岡本太郎の絵で、彼の死後メキシコで発見されたものを修復したものだ。わたしはこの原画を川崎市の岡本太郎美術館で見たことがある。中央に骸骨を廃止、第三次世界大戦を想像させるような、なんとも不気味な絵である。原爆が爆発したのだろうか。鮮やかな色遣いが初めてここを通る人の度肝を抜く。

岡本太郎は生前、「絵はきれいであってはならない。なんだこれは、というように見ている人が驚くような絵がいい」と常々言っていた。大阪万博の太陽の塔もそうであったが、この明日の神話にも、その精神が如何なく発揮されている。岡本太郎はこの壁画を通して、戦争のむごたらしさ、恐ろしさを人々に伝えているのだろう。

Asunosinwa2

Asunosinwa3

Asunosinwa1

将来のある日
原爆が炸裂し
ありとあらゆるものが
破壊され
燃やし尽くされるだろう


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コメント

全体が見事に撮れていますね。ワイドカメラでしょうか、先日撮りましたが柱があり切れてしまいました。
人に与えるインパクト強烈ですね。妻は目を背けていました。

投稿: 10月のマルコ | 2009.05.21 18:00

★10月のマルコさん、
コンパクトデジカメです。28㎜ですが、
少しワイドに撮れるので携帯しています。
目をそむける→太郎さんの意図した通りですね。

投稿: ripple | 2009.05.21 19:08

渋谷にこの壁画ができたのは知っていました。
見事に不安を掻き立てられるような絵ですね。
一度、行って見たいと思います。

息子が絵が好きなんですが、岡本太郎に共感すると言っていて、なんか不気味な絵をよく書きます。
私としては、癒されるような絵を描いてほしいんですけどね。私が言うのもおかしいのですが、とても優しい子(もう大人ですが)なんですが、心の中には、いろいろなものが渦巻いているのでしょうか。

それにしても、良く撮れていますね。新聞で見たより、全貌がよく分かりました。素晴らしい技術ですね。

投稿: めろん | 2009.05.21 22:33

★めろんさん、
芸術は爆発だ! ですからね。(^-^)
岡本太郎美術館も面白いけれど、正直、疲れます。
おとなしくても内面に燃えるものがあるのでしょう。
広角カメラで撮ればだいだい納まりますが、
遠近感がつよく出すぎてしまいます。
こういうのは現物を見るのが一番ですね。

投稿: ripple | 2009.05.22 10:50

渋谷駅の新しい顔という感じなのでしょうね。数年前に糸井重里さんがこの絵の展示について大きく取り上げていましたが、落ち着き先が決まって良かったですね。大きさと迫力が伝わりました。次に上京した時は是非行きたい所のひとつにしようと思います。

投稿: みかんだま | 2009.05.25 14:12

★みかんだまさん、
人通りが多いところだから、このくらい迫力がないと
みんな通り過ぎてしまいます。この場所だけ絵の前が
広くなっているので、ゆっくり見ることができます。
しかし不気味な絵で、そんなに長いあいだ見ている気
にはなれませんね。やはり「爆発だ」ですから。

投稿: ripple | 2009.05.25 17:00

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