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2009.05.31

ブラスの響き

Tamasui01
多摩川吹奏楽団定期演奏会

tamasui

午後、多摩市民館大ホールでブラスバンドの演奏を聴いた。アマチュアのバンドだがいい演奏を聴かせてくれるので、ほとんど毎回聴きに行っている。クラシックからディズニー、坂本九のメモリアルメドレーなど、変化にとんだ演奏は聴く人を飽きさせない。また、ロビーでのクラリネット五重奏や木管楽器の演奏などもあり、ブラスの響きを身近に楽しむことができた。外は雨、こんな日は音楽を聴くのも賢い過ごし方だろう。

Tamasui03

Tamasui04

Tamasui02

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昼顔

Hirugao

カトリーヌ・ドヌーヴ
にくらべて
君はなんと
可憐な花なんだ
昼顔くん

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2009.05.30

キウリの花

Kyurihana
キウリの花

花は
みずからを
枯らして
実を
むすぶ

flowers
fade away
so as to
bear
fruit

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森光子に国民栄誉賞

けさの読売の編集手帳は、森光子さんに国民栄誉賞が贈られることについて触れていた。いい文章なので、全文を載せよう。

名前を聞くと、ある年齢が浮かんでくる、そういう人がいる。「昆虫記」のファーブルならば56歳――不朽の名著全10巻の執筆はその年に始まっている◆やなせたかしさん(90)ならば54歳――漫画家としてなかなか芽の出なかったやなせさんが、アンパンマンを世に送り出したのはその年である。「てのひらを太陽に」は仕事もろくになかった冬の夜、ランプの電球に手をかざしていて浮かんだ詩であると、以前に本紙で語っている◆森光子さん(89)ならば41歳――なかなか役に恵まれず、〈あいつよりうまいはずだがなぜ売れぬ〉と嘆きの句も詠んだ森さんが劇作家菊田一夫の目にとまり、初の主役「放浪記」で女優開眼を遂げたのはその年である◆暗い地中にひとりじっと根を張った人だけが、やがては太い幹を天に伸ばすことができるのだと、その人たちの人生が語っている。「放浪記」の初演からほぼ半世紀、公演通算2000回の金字塔を打ち立てた森さんに国民栄誉賞が贈られるという◆いまもどこかで、不遇の身に耐えつつ悔し涙を肥料にして、志の根を地中深く張っている人がいるだろう。幸あれ。

一回の公演でも大変なエネルギーを使うだろうに、それを2000回とは気が遠くなりそうな数字だ。しかも現在89歳というから頭が下がる。体調のすぐれないときもあるだろう。雑事もあるだろう。その集中力たるや、執念に近いものがあるのではないだろうか。多くの人々を楽しませ、励まし、どれほど徳を積んだことだろう。ただただ健康で長生きされるよう祈るばかりである。編集手帳のメインのところを五行歌風にしてみよう。

暗い地中に
ひとりじっと
根を張った人だけが
やがて太い幹を
天に伸ばす

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2009.05.29

雨に咲く花

Ameaisai

このところの
長雨を
梅雨と決め込んで
アジサイが
咲き始めた

Amesatuki

旧暦の
五月に合わせて
雨の中を
サツキが
咲いている

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作品80

No80
妻のフラワー・アレンジメント、作品80番。"The Story of the Wooden Box"

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2009.05.28

阿弥陀如来

この宇宙も
大自然も
いのちも
すべて
阿弥陀如来

こんなに
みどり色が
心安らぐなんて
上高地
行ってよかった

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上高地と乗鞍岳

二日目は上高地散策と乗鞍スカイライン、畳平の展望だった。朝は晴れていたが、上高地散策の途中から小雨が降りはじめた。去年の秋にも歩いたが、そのときはすっかり枯れ木姿だった木々が芽吹き、若葉のなかを歩くのは気持ちのよいものだった。

Zenkouji12
焼け岳と大正池

Zenkouji13
穂高連邦と大正池

Zenkouji14
木々の緑が初々しい

Zenkouji16
梓川と河童橋

乗鞍スカイラインを登って行くと、標高が高くなるにつれて雪が多くなった。いちばん上のほうは雪の壁の中をバスが走った。畳平に着くと、雪が降りはじめ、雷が鳴った。山の天気は変わりやすい。雷といえば、雪の上にライチョウの姿を見ることができた。もう夏毛に変わっているので黒っぽく見えた。冬は真っ白になって雪の景色に溶け込む保護色の鳥である。畳平の気温は5度だった。ツアーはいつも買い物をさせる。試食、試飲すると、ついいろいろ買ってしまう。まあ、信州の特産品を見るのも楽しみの一つだ。

Zenkouji18
乗鞍岳畳平。雪が降り、すぐ近くで雷鳴がとどろく。

Zenkouji19
証拠写真です。(^-^)

Zenkouji20

Zenkouji22

Zenkouji23
安曇野ワイナリーのお姉さんたち

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2009.05.27

善光寺御開帳

火曜と水曜の両日、長野の善光寺で阿弥陀如来が七年ぶりに御開帳になっているというので、一泊のツアーに参加して行った。御開帳は今月いっぱいとあって、平日なのにものすごい人だった。旅行社も参拝時間を少し遅めにしてくれたが、それでも参道の入口から歩き、前立(まえだち)本尊の右手人差し指にヒモでつながる回向柱に触れるまでは30分以上かかった。さいわい、閉館も近かったので前立本尊の阿弥陀如来を本堂の中で参拝する内陣参拝というのも20分ぐらい並んで拝顔できた。頭に数珠を触れてもらう「お数珠いただき」というお加持をやってもらうことなど及びもつかない。地下の真っ暗闇を歩く戒壇めぐりは一時間待ちといっていた。数年前お参りしたときは、待ち時間などなかったのに。

Zenkouji1
善光寺と前立本尊につながる回向柱

Zenkouji2
回向柱へと並ぶ人、人、人。

Zenkouji3
北向き観音(善光寺と合わせて参拝するお寺、別所温泉)

Zenkouji4
天然醸造の味噌蔵、甘味噌だれが入ったソフトクリームが美味。

Zenkouji5
小布施の町

Zenkouji6
小布施の街で藍染Tシャツ、栗の和菓子などを買う。

Zenkouji9
宿は白馬。白馬連邦に陽が沈む。

Zenkouji10
ホテルの裏の田圃は田植えが終わったばかり。久々に聞く蛙の大合唱。

Zenkouji11
白馬の朝

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2009.05.25

ロミオとジュリエット

ラジオで、小田島雄志先生の「シェイクスピアより愛をこめて」という講演を聞いた。先生は、早口で少し口ごもる、しかし親しみのある独特の話しぶりで、シェイクスピアの作品の魅力について語っていた。シェイクスピアは難しくない。当時の一般大衆が見て楽しめる娯楽的な芝居なのだという。みずからをシェイクスピアのセールスマンと呼んで、はばからない。

有名な台詞(せりふ)について解説していたが、もっとも有名なのは「ロミオとジュリエット」のバルコニーのシーンだろう。ロミオが隠れているのを知らずに、ジュリエットがバルコニーに出てきてこんな台詞を述べる。「おお、ロミオ、ロミオ、あなたはどうしてロミオなの」と。ジュリエットの台詞は16行あって、そのなかで11回もロミオの名前を呼ぶのだそうだ。

わたしはジュリエットが悶々としてただ「あなたはどうしてロミオなの」と言っているのだと、軽く考えていた。ところが小田島先生によると、ジュリエットのキャプレット家とロミオのモンタギュー家は敵対関係にあるから、その名前が二人の恋の障害になるというのである。だから、名前がなければ二人はなんの障害もなく結ばれるのに、とジュリエットは嘆くわけだ。彼女は、名前と実体とは別のものであることに気がついたのである。バラはバラと呼ばなくても、そのままで美しい、というわけである。

わたしたちも名前に振り回されていることが少なくないように思う。会社や学校の名前、ブランド商品など、その本人を表すものではないものに翻弄されることがある。名前なんかより、その実体が重要なのだという指摘、これがこの台詞のカギであるというのである。そのほか、ハムレットの「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」などといった台詞についてもユニークな解釈をされていた。とにかく、シェイクスピアは思ったより身近な人間だったと思っていいらしい。そういえば、「恋に落ちたシェイクスピア」という映画でも、かなり軽い感じに描かれていた。「アマデウス」ではモーツアルトも音楽以外ではダメ人間だった。あんがい、そんなものかもしれない。

シェイクスピアは
近寄りがたい
存在だったが
どこにでもいる
愛すべき人らしい

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ぶ~ん

降って照って
降って照って
ワッと
蚊が
わいた

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2009.05.24

アルストロメリア

朝から小雨が降っている。かわしんの横の通りで、アルストロメリアの花が雨に濡れていた。以前は名前を知らなかったが、妻がフラワー・アレンジメントをやるようになって、この花をけっこう使うので自然に名前を覚えてしまった。アルストロメリアはスエーデンの植物学者アルストロメール氏の名前に由来するそうだ。別名、「百合水仙」とか「インカの百合」と呼ぶ。南米原産だそうだ。舌を噛みそうな名前だが、アルストロメリアで通すことが多い。わたしは「インカの百合」と呼ぼうかな。

Alstroemeria
アルストロメリア

アルストロメリア
おまえの祖先は
インカの
人々の目も
楽しませていたのだね

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2009.05.23

いい気持ち

Oofuna163

はり治療の前に
からだを揺すって
関節を緩めていくと
思わず吐息をもらす
うわ~、いい気持ち~

みなさん、お疲れさま!
らくになりますからね。

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ドクダミの花

最近、朝ご飯前に草取りをしている。前回あたりから蚊が出てきた。襟首や耳の後ろなどを刺された。また、しゃがんでいるので、お尻の下のほうをズボンの上から刺してくる。パンツのところは厚いので、その下を狙って刺すのだ。そこで、きょうは前掛けをお尻のほうに掛けて、つまり後掛けにして防衛した。それから襟首には蚊避けのスプレーをかけた。これで、あとは蚊に刺されずにすんだ。

Dokudami1

ドクダミの花が咲き始めた。白い十文字のかわいい花だ。花びらの大きさが均等でないところが面白い。ドクダミは独特の臭いがする。サロメチールのような、ハッカのような、一種の清浄な匂いといってもいいだろう。ドクダミの葉は乾燥させて利尿剤などに使われるが、その用途が広いので、薬局では「十薬」という名で売られている。むかしは軽く火であぶってしなっとさせて、血止めに使ったり、鼻に入れたりしたものだ。千葉の大多喜では、薬用のドクダミを栽培しはじめたところ、村の人たちがみんな健康になったという。さもありなん、と思う。

Dokudami2
前、横二枚、そして後ろの花びら、という順に咲いていく。

木陰に白く
くっきり咲く
四弁の花
ドクダミには
薬効あまた

自然は
無駄なものは
つくらない
あらゆるものに
役割がある

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2009.05.22

匂番茉莉

女性の患者さんが、「庭に咲いた茉莉花を持ってきました」といって、鉢植えをくれた。「種がこぼれて、いくらでも増える丈夫な花ですから地植えにするといいですよ」という。茉莉花といえばジャスミンのことだ。ところがこの花、まったくジャスミンには見えないのである。匂いを嗅ぐとたしかにジャスミンの香りがするが、見た目はほとんど日々草のような花なのだ。

Banmaturi1
匂番茉莉(ニオイバンマツリ)

少なくとも、わたしの知っているジャスミンとは似ても似つかない。さっそくネットで調べると、これはナス科の番茉莉、または匂番茉莉(ニオイバンマツリ)という花であることが分かった。別名、アメリカジャスミンともいう。たしかにジャスミンの匂いはするが、いわゆるジャスミンとは違う花なのだ。プレゼントの主は、「この花は白と紫を咲き分けるんですよ」と言っていたが、咲き始めは濃い紫色で、だんだん色褪せていって白くなるらしい。とにかく、庭に地植えしてみよう。

Banmaturi2
ニオイバンマツリ(アメリカジャスミン)、実際はこんな感じに咲くらしい。

Jusmine1
一般的なジャスミンの花

Carolinajasmine1
カロライナジャスミン

中国料理には
不思議と
香りのつよい
ジャスミン茶が
よく合う

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白い妖精

庭のユキノシタが満開だ。まだ一つも花びらが落ちていない。近寄ってみると、ちょうど大文字草みたいに見えるが、大文字草もユキノシタ科なのである。わたしにはサーカスのピエロのようにも見える。足の長い小人のピエロが踊っているようだ。暗い所では白が際立ち、さながらたくさんの妖精が集まってにぎやかに騒いでいるようにも見える。ユキノシタのつぎはドクダミの花だ。もう早いのは咲き始めている。

Yukisita1
ユキノシタの花

Yukisita3

Yukisita2

Yukisita4

Yukisita5
ユキノシタの葉は、この葉の特徴から虎耳草とも呼ばれる。

雪の下が
葉っぱの間から
長い茎を突き出し
たくさんの妖精を
遊ばせている

雪の下の花が
満開になり
暗がりが
ほんのりと
明るくなった

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2009.05.21

作品79

No79
妻のフラワー・アレンジメント、作品79番。"Rose Arrangement"

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ブドウの葉

朝5時ごろ雨戸をあけると、ブドウの葉に光るものを見た。ブドウの葉を縁取るように小さな水滴がついているのだ。他の植物の葉にはついていないから夜露ではないらしい。成長が盛んなブドウの新陳代謝の結果、このような水滴がついたのではないだろうか。それが朝の光に照らされて、キラキラ光っている。なんという美しさだろう。

Budouha1

Budouha2

ブドウの葉を
縁取るように

水滴がつき
朝の光を受けて
煌めいている

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2009.05.20

明日の神話

渋谷駅で井の頭線から東横線に乗り換えるとき、コンコースに壁面に飾りつけられた「明日の神話」を見た。岡本太郎の絵で、彼の死後メキシコで発見されたものを修復したものだ。わたしはこの原画を川崎市の岡本太郎美術館で見たことがある。中央に骸骨を廃止、第三次世界大戦を想像させるような、なんとも不気味な絵である。原爆が爆発したのだろうか。鮮やかな色遣いが初めてここを通る人の度肝を抜く。

岡本太郎は生前、「絵はきれいであってはならない。なんだこれは、というように見ている人が驚くような絵がいい」と常々言っていた。大阪万博の太陽の塔もそうであったが、この明日の神話にも、その精神が如何なく発揮されている。岡本太郎はこの壁画を通して、戦争のむごたらしさ、恐ろしさを人々に伝えているのだろう。

Asunosinwa2

Asunosinwa3

Asunosinwa1

将来のある日
原爆が炸裂し
ありとあらゆるものが
破壊され
燃やし尽くされるだろう

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五月の歌会

きょうは真夏のように暑くなった。午前中は草取りをしたり、梅の剪定をした。午後からは「新百合ヶ丘さつき歌会」に出かけた。今回から、新百合ヶ丘の昭和音楽大学のそばにある麻生市民交流館「やまゆり」の集会室を借りることになった。駅から五分ほどのところにある新しい建物で快適だ。新会員も二人加わった。高得点の歌を挙げておこう。

さやさやと           知子
生きよう
まだ
出来ることがある
あしたがある

舞い上がる噴水        とし子
水の粒子が
幼子の歓声と
空で交じり合い
初夏が光る

初夏の風は          光恵
緑と一緒に
ウツも連れてくる
たぶん一生
変らない行事

年頃とはいえ         圭子
生意気な奴
別れ際に見た
まろやかなその眼差し
それですべてを許してしまう

次に、わたしと京子の歌を載せる。ともに内容は簡潔明瞭であるが、若干深みに欠けたかもしれない。

ぬるめのお湯に        ripple
沈んでいると
フハーッ
いい気持ち
子宮の中にいるみたい

チョコチョコと         京子
草を取る私に
近づいてくる
人なつっこい
セキレイの子

わたしの歌は、こちらのほうがよかったかもしれない。

ぬるめのお湯に        ripple
沈んでいると
なんともいえない
心地よさを感じる
子宮の中にいるみたいだ

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2009.05.19

キバナフジ

Kibanafuji
黄花藤

この花はどうみても藤に見えるが、藤ではない。マメ科の植物で、どちらかというとエニシダに近い。英語では Golden Chain (金鎖、キングサリ)と呼ぶそうだ。葉を見ると藤ではないことが分かるが、ちとややこしい。そういえば、ニセアカシア(ハリエンジュ)なども豆科で、このような白い房をたらす。キバナフジはヨーロッパではよく見られるようだが、日本ではあまり見かけない。

毎年
かならず
めずらしい花に
出会い
感動がある

去年
見た花も
今年はまた
新しい顔で
ほほえむ

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2009.05.18

カモミール

Kamomiru
ジャーマン・カモミール

カモミールは
かわいい
夏の帽子
こんなデザイン
あってもいいじゃん

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馬鈴薯の花

Jagahana
ジャガイモの花

じゃがいも
馬鈴薯
ポテイトウ
なんと呼ぼうと
こんな花

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2009.05.17

ヒスイカズラ

Hisuikazura
ヒスイカズラ(大船フラワーセンター)

緑青                      緑青:ろくしょう
のような輝き
反り返る角
ヒスイカズラの前に
ただ立ち尽くす

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2009.05.16

作品78

No78
妻のフラワー・アレンジメント、作品78番。"L shape"

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天の思惑

Hebiichigomi
ヘビイチゴの実 (クローズアップ)

巨大隕石が
地球にぶつかる
という映画があった
ヘビイチゴのアップで
思い出した

宇宙から
地球を見ると
先進国は
夜でも明るいそうだ
なにかおかしい

ひとは
自然から
遠ざかり過ぎたよう
温暖化異変は
天の怒りか悲しみか

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2009.05.15

ニワゼキショウ

Niwazekishou4
ニワゼキショウ

好きも
嫌いも
コンタクトはつよい
この反対が
無関心

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レモンの花

Lemon3

三年前に買った
レモンの苗が
たくさん花をつけた
ことしは採れそうだぞ
オー、スッパ!

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とべら

Tobera
海桐花(とべら)の花

歩道の脇の植え込みに白い小さな花が咲いていた。甘い匂いがする。葉っぱは放射状に出ていて車輪梅のようだが、ちょっと花が違う。みかんの花のようでもあるが、花びらが太い。いろいろ考えていたら、ふと「トベラ」という名前が浮かんだ。以前、鎌倉の鶴岡八幡宮で、植木屋さんがこの木の剪定をしていたので名前を尋ねたら、「トベラ」だと教えてくれた。そのとき、「いい匂いがしますね」と言ったら、植木屋さんは笑いながら「そりゃあ好き好きだよ」と言っていたのを思い出したのだ。なんとなくその笑い方が気になって、トベラという名前が記憶に残っていたのだ。

インターネットで調べてみると、漢字では海桐花と書くそうだ。茎や葉に一種異様な臭気があり、むかし、除夜や節分の日に扉に挟んで、疫鬼を防いだという。トビラノキがトベラになったらしい。ニンニクの臭いででドラキュラを防ぐようなものだ。それで、あの時、植木屋さんが変な笑い方をしたわけが分かった。花は甘い香りがするが、トベラの木自体は悪臭を持っているのだ。わたしが「いい匂いがしますね」といったので、それを否定するわけにもいかず、「そりゃあ好き好きだよ」と言ったのだ。とべらの葉っぱは、また靴べらにも見える。

除夜の鐘で
厄を払い
とべらを
扉に挟んで
厄をよける

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2009.05.14

エドはるみの課外授業

録画しておいた「課外授業・ようこそ先輩」を見た。今回は、お笑い芸人のエドはるみだった。サブタイトルが「無我夢中ってグ~!」だから、見る前から楽しそうだ。生徒は母校の小学六年生。教室へ入ると、いきなり服を脱いで赤シャツと黒いスパッツ姿になり、例の「調子はどう~」という掛声とともに、グーッを連発して生徒たちを笑いの渦に巻き込んだ。

そして、黒板に「無我夢中」と書き、その面白さを伝えるというようなことを話した。「頭で考えるより、実際にやってみよう。そうすればいろいろな発見があるから」と言い、まずは生徒たちに雑巾がけをさせることになった。長さ120mもある廊下を休まず一気に拭いてゆくというのだ。最初にエドさんが手本を見せる。息も絶え絶えになんとかこなす。それから、生徒が一人ずつ雑巾がけをする。途中で膝をついてしまったり、止まるものもいたが、なんとか全員クリアする。やればできる、達成感がいいなどと、生徒からプラスの感想も聞かれた。

Edoharumi2

その日の宿題は、生徒の親から無我夢中になった体験を聴くこと。仕事に夢中だった、恋に夢中だった、子育てに夢中だった、など、ふだん聞けないようなことも両親から聞き出した。

さて、翌日は玉拾いのゲームだった。丸い円のなかに玉入れで使う赤い玉を100個ばらまき、1分間で何個入れることができるかというゲームだ。手近なものから拾って中央の篭に入れるもの、赤い玉を篭のまわりに集めてから入れるもの、いろいろだ。それでも6人だったかな、ぜんぶ篭に入れることに成功した。最後にエドさんが挑戦。大人であることもあるが、左手に篭を持ちながら、40秒ぐらいでぜんぶの玉を拾いあげてしまった。もちろん、これは競争でなく、自分との戦いを体験させたのだ。

一生懸命やること、無我夢中でやること、そこから新しい発見が生まれ、新しい自分が見つかる、そんなようなことを知ってもらいたかったのだ。文字通り、からだを張った授業である。最後に、エドはるみは自分の半生を語りながら涙を流していた。一緒に雑巾がけをし、一緒に玉入れをした生徒たちも大きく心を動かされたのが分かった。とにかく、考えるより行動に出ることの大切さはじゅうぶん伝わったのではないだろうか。

からだを張って
子供たちに
無我夢中を教えた
エドはるみは
無我夢中だった

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蚊連草の花

Karensou1_2

蚊よけに買った
蚊連草
効き目は定かではないが
二年目の今年
可憐な花を咲かせてくれた

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2009.05.13

あんどん

Andon
あんどん仕立て

野菜作りのプロの畑を見ると、ナスやトマトの苗に一つずつ丁寧に風よけのあんどんが掛けられていた。四本の支柱に肥料の袋などを巻きつけるようにして張り、風や寒さから守っている。その数がまた半端ではない。ここのナスなど2メートルを越すほどの丈になり、遅くまで実をつけている。いいものを作るには、それだけ手をかけなければならないのだ。わたしみたいに休日菜園ではこうはいかない。だから収穫も味もイマイチだ。ま、新鮮さだけが取り柄かな。

野菜は
手を掛けただけ
味や
かたちで
答えてくる

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スィートピー

Sweetpea

Sweetpea5

Sweetpea2

秋に播いた
スィートピーが
咲いている
三色のフリルが
風と遊んでいる

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2009.05.12

柿の花

Kakihana

ちいさな
ちいさな
柿の花だけど
座布団は
もう立派

Kakitubomi

つぼみは
おちょぼ口で
大事そうに
しべを
包んでいる

メロンの肉色をした
四つの花びらを
見てごらん
絵にも描けない
かわいさだね

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2009.05.11

ユキノシタの花

Yukinositahana
雪ノ下の花 、第1号

日の当たらない
湿ったところにも
白い妖精が
生まれ
やがて賑わう

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おいしいケーキ屋さん

きのうの夜、読売ランドのゴルフ場の山道を走っていたら、車を止められた。「この先で車が燃えていて通れないから、ここでUターンしてください」という。「どうしたんですか」と訊くと「交通事故です」という。そう教えてくれた人は事故のうしろを走っていた人らしく、みんなに迂回するように知らせているらしかった。Uターンしてすぐ警察官のオートバイと救急車にすれ違った。そういえば、何かが燃えているような臭いがする。

読売ランド駅のほうに向かっているとき、五行歌の仲間が近くでケーキ屋さんをやているのを思い出した。名前は忘れたが、場所はだいたい知っていたので注意して走ると、そのケーキ屋さんが目に入った。そうだ、「パルテール」という名前のお店だ。たしか、フランス語で「花壇」という意味だと聞いている。

Partel1
自家製洋菓子の店、「パルテール」

ご主人は驚いていたが、とても喜んでくれた。奥さんも感じのいい人だった。店内にはご主人の趣味の絵てがみや水墨画などが貼ってあった。母の日でケーキの売れ行きがよかったらしく、陳列棚には少ししか残っていなかった。それだけ、お得意さんが多いのだろう。うちでも、シュークリームやアップルパイなどのケーキを五つ買った。交通事故のせいで迂回をしたおかげで、この店に寄ることができたというわけだ。

Partel3
アップルパイ、シュークリーム、チーズケーキ、コーヒーロール、ブランデー入りのチョコレートケーキ

こちらが、そのケーキ。だ。母の日だから、まず仏壇にお供えし、ほどなくして我々がご馳走になった。シュークリームのクリームがとろけるようで、うまい。チーズケーキが濃厚で、うまい。ショコラはブランデー入りで、少し苦味のきいた大人の味で、これまたうまい。きょう、アップルパイを食べたが、酸味のきいたリンゴとパイの焼き加減が抜群で、うまい。コーヒーのロールケーキも外側にナッツの粗挽きがまぶしてあって、バタークリームがうまい。 歌会の仲間だからというわけでなく、お世辞抜きに美味しいケーキだ。

Partelmap
パルテール: 麻生区高石3-35-25、水曜定休、(道路の反対側にあり)

美味しいものを
いただくと
つくった人の
優しさが
伝わってくる

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2009.05.10

母の日

Oofuna147miwaku
バラ(大船フラワーセンター)

母とは生き別れ
義母はよく
陽ちゃんは
ピンクのカーネーションだね
と言っていた

わたしを
産んだ日
母は
命がけだった
かもしれない

義母を
お母さんと
呼んだことはない
おばちゃんだった
自然だった

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栃の木の花

Tochihana1

Tochihana2

栃木県は知っているが、栃の木を知っている人は少ないかもしれない。マロニエといったほうが分かるだろう。マロニエもトチノキ科だから葉っぱが似ているが、あちらは棘がある。ともに大きな葉をつけるので、夏はいい日よけになる。栃の木の花となると、あまりお目にかからない。これはきのう帰りに見つけた栃の木の花だ。甘い匂いがするのでミツバチなどが舞っている。白花もある。栃の木は里山の暮らしに密着していたらしい。この実を粉にして栃餅などを食べたという。そう、栃の花のハチミツも多い。

木の花は
高い所にあるし
地味なので
見過ごしがちだが
発見の喜びが大きい

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2009.05.09

キウイの花

Kiui1

Kiui2

あまい
あま~い
キウイの花の匂い
いつまでも
ついてまわる

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ヘビイチゴ

Hebi15

子供のころ
踏みつけて歩いた
ヘビイチゴ
今は
愛おしく見える

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2009.05.08

浅田真央

きのう、たまたま関口宏のバラエティー番組を見た。あとでサブタイトルを見ると、「ついに実現!関口宏の東京フレンドパークⅡ今夜限りの夢の競演!フィギュアスケーターTOP4華麗なる挑戦スペシャル」と、こちらが恥ずかしくなるほど大げさだ。

  Skaters

それはともかく、浅田真央、安藤美姫、織田信成、小塚崇彦の4選手が出場した。小さいころから合宿などで行動を共にしてきたという4人は、兄弟姉妹のように仲がいい。からだを使ったいろんなゲームに挑戦していたが、さすがに運動神経がいい。スケートのときの表情とは打って変って、大はしゃぎだった。

最後のゲームはダーツだったが、ここで奇跡が起こった。まず、4人がそれぞれ賞品として欲しいものを告げる。浅田真央は大型冷蔵庫、安藤美姫は家族温泉旅行、織田信成はノートパソコン、小塚崇彦は液晶テレビを希望した。ダーツ投げの権利は9回である。最初に小塚が冷蔵庫を当て、つぎに織田が自分の希望のパソコンを当てた。さらに浅田が家族温泉旅行を当てたかと思うと、こんどは安藤が液晶テレビを当ててしまった。つまり4人が全員、希望の賞品を獲得することになったのである。

高速で回転する円盤にダーツを投げるのだからヤラセなど考えられない。外れるほうが多いはずなのに、4人が4人とも賞品を当て、それもダブることがないなんて。これはほとんど奇跡としか言いようがない。それが証拠に、二順目は4人とも的を外してしまったではないか。最後の一本はリーダーの織田が投げたが、これがタワシだった。ちゃんと落ちまでついている。

京子が、「ふだん一生懸命練習して大勢の人を喜ばせているから、きっと神様がごほうびをあげたのね」と言った。わたしも、「偶然にしても出来すぎだよね」と返した。

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2009.05.07

情熱

Oofuna05kotonoakebono
古都のあけぼの(大船フラワーセンター)

passing sixty
before I knew it
I still have
burning
passion inside

知らぬ間に
還暦を越したが
まだまだ
燃え上がる
情熱はある

火の色
血の色
恋の色
そして赤は
危険信号でもある

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作品77

No77
妻のフラワー・アレンジメント、作品77。"Flower Box"
シルバーデイジー、ヘリクリサム、サリグヌム、ムルニア、シトリフォリア

干からびて
なお
人の目を
楽しませる
花もある

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2009.05.06

『五行歌誌』5月号投稿歌

人混みの中に
いるのに
いや、だからこそ
たまらなく
寂しいことがある

子供のころ
掛けてもらった
優しい褒めことば
いまでも
胸が熱くなる

深呼吸して
心を落ち着かせよう
すると
見えないものが
見えてくる

怒ってなんかいない
と怒鳴る人がいる
泣いてなんかいない
と涙を流す人がいる
心はままならない

突っ張らないで
しなやかに
生きるほうがいい
春の嵐になびく
草木をごらん

やったことの
結果は出る
もちろん
やらなかったことの
結果も

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日比谷公園

きょうは、ほとんど一日中雨だった。先日野菜の苗を植えたので、いいお湿りをもらってホッとしている。長いあいだ降ったので、かなり水が地面に浸み込んだと思う。

出光美術館
昼ごろ、水墨画展を見に日比谷の出光美術館に行った。となりの帝国劇場では森光子の「放浪記」が上演されていた。出光美術館は立派な美術館で、展示されている水墨画も、雪舟、阿弥派、狩野派、富岡鉄斎、尾形光琳、浦上玉堂、仙涯、俵屋宗達、長谷川等伯、北斎、などそうそうたる面々の作品ばかりだ。大胆な渇筆、たらしこみ、緻密な線画など、達人たちの意気込みを感じさせてもらった。南画の遠近法などにも味わいがあった。水墨画を鑑賞したあとは、皇居の見える展望室で休憩した。桜田門や富士見やぐら、お濠(ほり)、霞が関の官庁街などが小雨に煙っていた。

Hibiya021
左から、合同庁舎ビル、警視庁、皇居と桜田門

Hibiya02
内濠、中央右は帝国劇場

山野草展
ひさしぶりに日比谷に出てきたので、日比谷公園に足をのばした。雨も小降りになってきた。小さなレストランを借り切った結婚式が行われていた。また「山野草の展示会」も行われていて、珍しい植物を見ることができた。たちまち、小さな花たちの美しさに見とれてしまう。

Hibiya01
日比谷公園

Hibiya031
山野草展

Hibiya05

松本楼
小腹がすいたので、松本楼に寄って名物のカレーを食べた。ハイカラ・ビーフカレーはコクがあってクリーミーで、とても美味しかった。病みつきになりそうな味ね、と京子。760円とは良心的な値段である。公園の木々の葉が雨に濡れて、その色をいっそう濃くしていた。バラも咲き始めている。

Hibiya04

日比谷公園内の
松本楼は
創業なんと百六年
味にも雰囲気にも
風格が宿る

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2009.05.05

神さま

神さま
神さまは本当に
おられるのですか
何度もたずねた
我が青春時代

これは『五行歌』三月号に投稿した私の作品の一つである。歌だけみると、いるかいないか分からない神に、いるかいないかを尋ねるというのは矛盾している。しかし、当時の私は神さまは存在すると思っていたが、確信がなかったのである。そこで、神さまがおられる証拠を見せてくださいと尋ねていたように思う。おととい届いた『五行歌』五月号の「作品評」の欄で、ある人が私の歌を取り上げて寸評を書いてくれた。それをここで引用する。

確かに、青春期には幾度となくこういう思いになった気がする。そして作者は他にも神について詠っておられ、それぞれ納得のいく作品だった。ただ神を詠うのは難しいし、神の字を使わずに神を表現したいというこだわりも私にはある。美しい、愛しい、そして驚き、喜び…人間が感動するもののすべてが神ではないかと思えている。

あまたある作品のなかで、私の五行歌に目をとめていただいたことが嬉しい。「神の字を使わずに神を表現したい」、という気持ちもよく分かる。私自身は、今では神の存在を確信している。ただ、それはキリスト教やイスラム教のような一神教ではないし、多神教でもない。やや多神教に近いかもしれないが、万物に神が宿っているという考えで、アニミズムといってもいいだろう。それも生物だけでなく、無生物にも、目に見えないものにも、神が宿り、その力が働いている。この宇宙を創造した力、万物を制御している無数の法則、細胞やDNAの構造や機能などをコントロールしているもの、それらすべてを神と呼んでいいと思っている。神ということばを使おうが使うまいが、そういう力が存在することは疑う余地がない。

きのう、大船植物園フラワーセンターでいろんな花を見てきたが、どの花も精緻をきわめ、色や香り、姿かたちも、可愛く、美しく、ユニークで、感動の連続だった。なにがそういうものを造っているのだろう。自然といえば自然だし、神といえば神である。いままで以上に、神を敬い、自然を愛し、わるいことをしないで生きて行きたい。

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2009.05.04

大船植物園

いい天気なので、鎌倉に行くつもりで家を出た。小田急「藤沢行」の急行に乗ると、車内放送で、江ノ電に乗るには1時間以上待つことになる、というではないか。そこで藤沢から大船に出て、湘南電車に乗り換えて鎌倉に行こうとした。が、大船には大船観音とフラワーセンターがあるのを思い出し、そっちに行ってみることにした。とにかく臨機応変の旅である。しかも観音様は階段がきついのでやめて、フラワーセンター(大船植物園)に直行した。

神奈川県立フラワーセンター大船植物園

Oofuna01

Oofuna02

初めて訪れる場所だが、ここは県営のフラワーセンターで想像以上に広かった。ポピー、デイジー、芍薬園、バラ園、温室の花などを写真を撮りながら歩いたがが、一回りするのに3時間以上かかったのではないだろうか。牡丹やツツジは終わりかけていたが、芍薬やバラは咲き始めたばかりで勢いがよかった。木の花もいろいろ面白いものが見られた。植物園は手入れされ、区分され、名札がつけれているのがいい。連休なので、芝生でお弁当を広げる家族ずれやカップルが多かった。

芍薬、バラ、ポピー
ニセアカシア、なんじゃもんじゃ
わあ、きれい!
の連発
大船フラワーセンター

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なんじゃもんじゃ

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なんじゃもんじゃ

Oofuna04yakusimashakunage
ヤクシマシャクナゲ

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芍薬園

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バラ園

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2009.05.03

ポピー

Poppy1

Poppy2

白と黄色の
ポピーがきれい
みんな背伸びして
太陽の光を
求めている

Nagamihinagesi
ナガミヒナゲシ

先日は花だけだったが、最近はたくさん実をつけている。たしかに長い実だ。それで、ナガミヒナゲシという名前をつけられたという。

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2009.05.02

ジャスミン

Jusmine1

Jusmine3

ふいに
甘い香りに
おそわれた
ジャスミンだ
茉莉花だ

路地の奥に
ジャスミンの
生垣があり
白い小花が
光っていた

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2009.05.01

すずらん

Suzuran1

神田の
すずらん通りの
街灯は
こんなカサを
つけていたかもしれない

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スナップエンドウ

Snap

採りたての
スナップエンドウを
食べる
あなたの命を
いただく

2分ほど茹でると、ぐんと甘くなります。

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