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2009.03.09

異文化との共生

NHK高校講座『地理』を録画して見ている。最新の情報が画像や動画で見られるし、わかりやすい解説がつくのがいい。今回は「異文化との共生」というタイトルで、平和の可能性を教えてくれた。

トルコという国は、国民の9割以上がイスラム教徒でありながら、はっきり政教分離の政策をとっている。これを「世俗主義」と呼び、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教、それらの各宗派などが互いに仲良くやっている。政教分離をとっているため、イスラム教徒であっても個人的に宗教色を表に出すことは禁止され、女性もチャドルを巻いて顔を隠すことはしない。

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番組では、アンタキヤという1,000年以上つづく古い街が紹介された。シリアとの国境に近いところにある街だ。「あんた来や」と書けば、すぐ覚えられる。冗談はともかく、この街は異文化が非常にうまく共生している。イスラム教の最大の祭典「犠牲祭」のときには、キリスト教徒もお祝いに参加したり、またイスラム教徒がキリスト教徒の貧者に肉を贈ったりするそうだ。

トルコの宗務庁は政教分離を監視し、裁判所もこれをを堅持している。宗教間には多少の不満が出ることがあるが、互いにそれぞれの宗教を認めあっている。イスラム教自体、ほんらいは寛大な宗教なのだそうだ。いろいろな人のインタビューをとっていたが、最後の人が、「日本だって、異文化を受け入れて、うまく調和を保っているではないか」と言っていたのが印象的だった。

日本は八百万の神を崇め、多神教の国家といえるだろうが、たしかに、キリスト教、仏教、無神論者などが、平和的に共生している。日本人は宗教には少し節操がないくらい鷹揚で、結婚式は神前で、葬式はお寺で、そしてクリスマスやバレンタインなどもお祭り騒ぎをする。日本は閉鎖的な面もないことはないが、異文化に寛大であると言えるだろう。そのへんに、世界平和の可能性が見えてくるような気がする。

→NHK高校講座「地理」、異文化との共性


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コメント

私も「他を理解できない」事が争いの元凶ではないかと
常々思っているので、他国の異宗教を理解または認めることが、
世界平和の第一歩ではないかと思っています。
それにしても高校講座も面白いものですね。
私もたまに小学生の番組を見たりします(^^ゞ

投稿: ミモザ | 2009.03.11 21:00

★ミモザさん、
あんまり盛り上がらないブログに書き込みを
ありがとうございます。ミモザさんのところは
レスが多すぎて返事が大変ですね。(^-^)

高校講座とか日本語であそぼとか面白いですね。
いまは、12チャンネルの澤田美喜のドキュメン
タリーを見ています。エリザベス・サンダース
ホームの話。もう涙が出てきますわ。

投稿: ripple | 2009.03.11 22:01

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