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2009.03.18

しんゆり歌会

第三水曜日は「新百合ヶ丘さつき歌会」の例会である。歌会の世話人を引き受けたので、準備がけっこう忙しかった。名簿を作ったり、ファクスやメールで送られてくる歌をまとめたり、原稿の遅れている人には催促をしたり、また歌の訂正に応じたり、いろいろやることがある。京子も歌会の場所を申し込みに行ったり、選歌用紙をコピーしたり、会計をやったり、なかなか忙しい。

いつもながら歌会に寄せられた歌は力作ぞろいで、14首の中から6首を選ぶのに苦労した。そんな中、わたしの歌が初めて一席をいただいた。ふたりが同点で一席を分け合ったのだが、わたしにとっては初めてのことなので嬉しかった。先日の嵐のような日に、風に大きくあおられるヒマラヤスギや地面に叩きつけられる水仙を見て、感じたままを歌ったものだ。「ごらん」とは自分に言い聞かせたところである。

突っ張らないで      わたし
しなやかに
生きたらいい
春の嵐になびく
草木をごらん

ほくほくと          のりこ     
残る春の日差し
こわさぬように
毛布にくるんで
とり入れる

のりこさんの「こわさぬように」は秀逸だと思う。「こぼれぬように」ぐらいなら言えるが、「こわさぬように」とはなかなか言えないだろう。他にも印象に残った歌を挙げよう。

お金で幸せは        みつえ
買えないって
いつも云ってるけど
本音は一寸
ヤセガマンなの

朝早く庭先で         のりよし     
鶯の鳴き声
どこかぎごちないが
漸く待っていた
春の知らせ

心を尽くして         ひろこ
生きて来ただろうか
軽薄に過ぎた 処生を
つらゝのごとく
回顧するとき

蟻の無知を                  としこ
笑うことはできない
地に立って
宇宙という大空間を
眺めるとき

京子の歌はモズの歌だったが、モズのことを知っている人が少なかったので、あまり受けなかった。百舌がいろんな鳥の鳴き真似をすることを知っていれば、おもしろい歌なのだが。これも実体験を歌ったものである。

電線から           京子   
スズメの警戒音
声の主は
なんと
百舌だった
 

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コメント

世話人とは、大変ですね。お忙しい中ご苦労様です。
一席を受賞されたのですね。おめでとうございます。
日本の自然は本当に優しいですね。温暖な気候は中国の江蘇省、江南地方ににて穏やかですね。温和は詩が多数出るのもうなずけます。先生の歌は心温まりとても良いです。

投稿: 10月のマルコ | 2009.03.18 17:56

★10月のマルコさん、
ま、誰かがやらなければならないし、みなさんが
協力的なのでなんとかやっていけると思います。
歌のごとく、力まずにやっていきます。
そういえば、歌の半分は自然を詠っていますね。
なるほど。

投稿: ripple | 2009.03.19 09:11

ご夫婦でのお世話役ご苦労様でした。
大変なお役なのですね。
皆さん、いい歌をお詠みになっていますね。
rippleさんの五行歌は今の私に頂きました(^.^)
京子さんのはドキッとしました。
モズって・・・「あのねえ」と言いたいです^m^


投稿: ミモザ | 2009.03.20 09:12

★ミモザさん、
ねぎらいのことばで救われます。(^-^)
歌会はいろんな歌、いろんな感想が聴け、
じつに楽しく有益です。
たしかに、百舌にやられると、一言いいたく
なりますね。

投稿: ripple | 2009.03.20 21:43

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