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2008.11.25

陸軍登戸研究所

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明大の生田キャンパスの中に、朽ちかけた木造の家屋がある。陸軍登戸研究所の建物の一部が残っているのだ。わたしが生田中学校の生徒だったころ、ときどき明大に遊びに行き、こうした建物の周りで遊んだことがある。が、なにしろ古く、まるでお化け屋敷である。

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ここでは、殺人光線の開発、風船(気球)爆弾の製造、細菌兵器や毒ガスなどの化学兵器、偽中国札の印刷 、などが行われていたという。森村誠一著『悪魔の飽食』に出てくる731部隊も関係していたらしい。

和紙でつくった風船爆弾は9000個が飛ばされ、偏西風に乗って1000個あまりがアメリカに到達し、山火事などを起こしたらしい。オレゴンでは6人の死者が出たそうだ。戦争のむごさを後世に伝えるために鉄筋の建物を記念館にする話もあるが、これらの木造家屋はもう保存不可能だろう。


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コメント

負の遺産と一言で言えないと思いました。60年前まで現役で使用されていた場所なのですね。廃屋と化した今、不気味な空気を感じさせ、なおかつ光の関係でしょうか、神聖な場所にも感じます。悪魔の兵器実験室、保存できれば良いのですが、大変でしょうね。

投稿: 10月のマルコ | 2008.11.26 16:29

僕の父は、終戦直後(少年の頃)ここに忍び込んだらGHQの警備兵にライフル銃を向けられました。でも、チョコレートもらえたって遠い眼差しで話してました。

投稿: ひでちゃん | 2008.11.26 22:49

★10月のマルコさん、
登戸研究所には最盛期には1000人が働いていたそうです。
研究結果の資料をアメリカ側に渡すことで、研究員たち
は東京裁判をまぬかれたそうです。これも一分の指導者
が道を間違えたための悲劇ですね。おっしゃるとおり、
不気味な場所と化しています。

★ひでちゃん、
アメリカも陰ではけっこう酷いことをやっていますね。
おもてでもクラスター爆弾や枯葉剤散布をしたり、
拷問やリンチなどを平気でやっています。日本は自殺
で三万人以上が亡くなっていますが、アメリカではその
数の人が銃の犠牲になっています。

戦争の実態は、つらいけど残しておかなければなりま
せんね。同じことを繰り返さないように。

投稿: ripple | 2008.11.26 23:22

現生田中3年です。
60周年記念行事のときこのような話を聞いたのですが現存してたとはびっくりです・・・
写真で見ただけなので実物が見たいです

投稿: 生田住民 | 2008.12.31 14:28

★生田住民さん、
ほかにもコンクリートの建物があります。
そちらが記念館として残されるのだと思います。
わたしが中学のときは、よく遊びに行きました。
戦争の理不尽さがよくわかる場所です。

投稿: ripple | 2008.12.31 21:55

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