瞑想で心が安定する
けさの読売新聞の健康欄に「瞑想で増す脳の厚み」という記事が載っていた。要訳すると、瞑想を続けていると心が安定するということだ。これは以前から言われていることだし、わたしも自分で体験しているのでよく分かる。ただ脳の画像診断で証明されたという点が面白い。以下に記事を転載しよう。
★ ★ ★ ★
座禅など瞑想(めいそう)の効用に関して、世界中で研究が行われている。瞑想に詳しい東大医学部准教授の熊野宏昭さん(48)(ストレス防御・心身医学)が特に注目するのは、2005年の米国の研究論文だ。
座禅と同種の瞑想を10~20年間続けている人と一般の健常者の脳の画像を、磁気共鳴画像(MRI)を使って比較した。画像処理をしたうえで大脳皮質の厚みを比べてみたところ、2か所で明らかに厚みが増していた。「脳が活性化した部分で、血流量やエネルギーの消費が多くなり、容量が増えたという証拠」と、熊野さんは解説する。
厚くなっていたのは、「島(とう)」と呼ばれる部分。体の内部の変化を感じ取り、リラックスしている感覚や呼吸の状態などを受けて、快・不快などの「気分」をつくることにかかわる場所だ。
もう1か所は、「背内側前頭前野(はいないそくぜんとうぜんや)」。ここは、自分の思考や感覚を客観的に観察することに関係する。「自分が今、こう考えている」「こう感じている」と認識することで、初めて他人に共感することも可能になる。パニック障害などの患者はこの部分が逆に委縮しているという。このことから、何が言えるのか? 熊野さんはこんな可能性を考えている。
〈1〉前頭葉の老化に伴う脳の委縮を予防できる。
〈2〉投薬が中心のパニック障害などの治療に利用できる。
〈3〉方法によっては、新たな能力が開発できる。
ただし、精神疾患を抱えている人は、試みる前に専門医に相談することが必要だ。たとえばうつ病の人は、座禅をしていて否定的な雑念につかまってしまう恐れもある。(2008年8月21日 読売新聞)
« 新百合ヶ丘歌会2 | トップページ | 作品44 »


コメント
瞑想の効能は遥か昔、ブッダが証明しているのでしょうね、日々勤行をするのも心身ともに健康でいられる事、MRIで証明されると若者も禅に興味を持つ事でしょう。心と身体の為に瞑想・座禅は良い方法ですね。瞑想は先生の御株と思います。
我治療院では、兄が製作したパイオニア製の光駆動フィードバックシステムを治療中に15分間、前頭部に照射し、NK細胞活性化を促しています。
投稿: 10月のマルコ | 2008.08.22 02:10 午後
★10月のマルコさん、
瞑想の効果ははかりしれないものがあります。
10分でも20分でも座って、呼吸に意識をおく、
あるいはからだの感覚に意識をめぐらせる。
これだけで「いま」に居つづけることができ、
不安や緊張から解放されます。
光も松果体に影響し、脳内セロトニンの産出
などに好影響を与えるようですね。
投稿: ripple | 2008.08.22 02:30 午後
こんにちは、はじめまして
自律神経おかしくなってからマハシ式のヴィパッサナーを続けているものです(といいましても1ヶ月にも満たない状況ですが^^;
ただ、記事の瞑想と言うのはどういうやり方のことをさしているんでしょうかね?
サマタ瞑想のように雑念を遮断するのか、それともヴィパッサナーのように雑念・感情を認識して対象化するのか
気になるところです
あと、
>たとえばうつ病の人は、座禅をしていて否定的な雑念につかまってしまう恐れもある
と書いてましたが、別にうつ病の人でなくても最初はつかまるのではないかと(笑
むしろ、そういう雑念に振り回されなくなるようにするのが瞑想の目的なのでは?と思ってしまいますね
もっとも、うつ病患者前頭前野の働きが弱っているでしょうから、雑念やそれに伴う感情が暴走しやすそうですが
投稿: 通りすがりの札幌人 | 2008.09.03 11:20 午前
★通りすがりの札幌人さん、
コメントありがとうございました。
詳しいことは分かりませんが、座禅といいますから、まずは数息観かアナパナのように呼吸に意識を置く瞑想だと思います。だれもが最初にぶつかるのが、雑念ですね。それから眠気、足やお尻の痛み、の順だと思います。(^-^)
心は気ままだからしょっちゅう雑念がわいてくる。雑念をわいてくるままに「やりすごす」というのが瞑想のねらいですね。はじめは雑念に10分も20分もとらわれてしまう。怒りや悲しみがこみ上げてくる。しかし、「いま」に居つづけることができれば、やがて雑念も起こらなくなる。そして心身ともに健康になるというのが狙いです。本当は自己流でなく、しっかりした指導者のいるコースに参加するのが早道だと思います。
投稿: ripple | 2008.09.04 09:35 午前
レスありがとうございます。
ブログ内いろいろ見て気がついたのですが、「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門」の訳者さんだったんですね!!(゚ロ゚屮)屮
私も京都に行きたいなとは思うのですが、いかんせん体調に自信がなくて果たして10日間持ちこたえられるかどうか不安なんですよね((・(ェ)・;))
投稿: 通りすがりの札幌人 | 2008.09.05 09:10 午後
★通りすがりの札幌人さん、
陽気堂はり治療室のホームページをご覧になって
くださったのでしょうか。ありがとうございます。
11日間の連続した休暇がとれない、10日間無言で
瞑想をするのに自信がない、というのが、ふつう
の人の悩みですが、体調がすぐれないのですか。
そういうことなら、瞑想の指導者にいつでも相談
できますから、大丈夫でしょう。50人ぐらいが
参加しても脱落者が出ることはまれです。案ずる
より生むがやすしですよ。一生の10日ですから。
投稿: ripple | 2008.09.06 09:02 午前