お棚まいり
うちのほうでは昔から、近くの親戚の盆棚に互いにお線香を上げにゆく。それがだいたい14日で15日は遠くの親戚が見えたりする。15日の夜に送り火を焚いて、16日の朝にお墓参りする習慣がある。妻の実家は千葉だが、あちらでは16日の午後に送り火を焚く。たぶん、うちのほうは多摩川梨の出荷の時期で、忙しかったからお盆を縮めたのかもしれない。八王子のほうではカイコの関係で、7月23日とか8月1日にお盆をするところがあるそうだ。
ことしは豊作のようだ
自転車でお棚まいりに回ったが、途中たんぼの稲がたくさん実をつけているのを見た。ことしは暑いので稲の実のつきがよいようだ。お盆は女性が忙しい。盆棚に三度の食事をきちんとお供えしなければならないからだ。たとえば、きょう15日のお昼は、うどんと天ぷらをお供えすることになっている。棚の下には無縁様ようの食事も用意する。縁無き衆生のための食事で、ほんらいのご先祖さまより、若干おかずも少なく、箸もつけない。昔からそうやっているので、それに従っている。
8月14日の昼食
5人ほどお棚まいりの客が見えた。午後3時ごろ、寿福寺の住職が棚経をあげに来てくれた。そのとき軽い夕立が降った。埃り除け程度で、いいお湿りというほどではなかった。北島康介は200m平泳ぎでも金メダルを取った。有言実行の頼もしい青年だ。柔道の男女は1回戦で敗退したが、体操の個人総合で、内村航平という19歳の若者が銀メダルを射止めた。
鬼灯と掛け軸
コメント
季節を感じる話題です。
以前はお盆というと日本独自の習慣と思いましたが、チベット、インドまで繫がった思想なのですね。
投稿: 10月のマルコ | 2008.08.14 20:42
★10月のマルコさん、
形は違うけれど仏教国には霊が帰ってくる
という発想はどこにもあるようですね。
われわれの心の中に帰ってきます。
投稿: ripple | 2008.08.16 00:44