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2008.07.23

しんゆり歌会

「新百合ヶ丘さつき五行歌会」の第一回歌会が、1時半から開かれた。先月、草壁先生の講演があり、いよいよ実際の歌会になった。わたしは今まで歌会に出たことがないので、要領が分からなかったが、リーダーの丁寧な説明で手順を頭に入れた。

まず参加者希望者は前もって(5日ほど前までに)五行歌を一首、世話人の方に送る。世話人はそれをワープロでまとめて印刷し、歌会当日に配布する。原則として、参加者の約半数に評点を入れる。たとえば今日の歌会の場合、参加者は20名だったので、一人あたり好きな歌を10首えらぶことになる。いちばん気に入った歌一首に3点を、つぎに気に入った歌二首に各2点を、その他に気に入った歌七首に各1点を投票する。これで、一人10首を選んだことになる。持ち点でいえば、一人14点ということになる。

一人10首を選ぶので、まったく得点が入らない歌はまず出ない。うまいこと散らばるものである。それを集計して、一首ずつ感想などを述べていく。自分の受けた印象とはまったく違う意見などもあり、人それぞれに歌の感じ方が違うことがよく分かる。最後に上位5席の得票数を発表して終わる。6位以下は得点を述べない。高得点の歌には、次のような歌があった。

不器用に
愛児抱き
恥らいつつ
乳ふくませる
母になった娘

混んでいる
映画館で
気まずそうに
一席を占める
荷物

ご本指の靴下
穴から顔を出す小指
孫が見て笑う
じいじは足で
ジャンケン出来るね!

小屋の前に蹲れば       うずくまれば
ぴたっと寄り添ってくる
犬には
人の悲しみが
その匂いでわかるという

父も母も
姉も兄も
皆逝った
古里は
からっぽだ

率直に
惜しみなく
ひたむきに誉めて呉れる
そんな
あなたが好き

混んでいる映画館で~、は京子の作品で二席に入った。ビギナーズラックかもしれないが、先日、映画『陰日向に咲く』を見に行ったときのことを歌にしたものだ。空席に荷物を置いて、立っている人がいるのに荷物をどかさない人が目に付いた。「荷物を膝の上に置いて、座らせてあげたらいいのに」と思ったが、そのイライラした気持ちを抑え、荷物を擬人化して歌にしてワンクッション置いたところがよかったと思う。

わたしの歌はこれ。共感してくれた人もいたが、自分で判断してもイマイチだった。世の中、必要のないものが一杯ある。そういうものを買わないことがエコロジーにつながると訴えたかったが、インパクトに欠けてしまった。

買う前に
本当に、絶対に
必要かを
考えてみる
私のエコ主義

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コメント

なるほど、京子さんの歌に共感です。
こんな擬人化した詠い方もあるのですね。
rippleさんの歌もいいのにね。
私がいたら3点です(^^)vその通りですもの。
歌会って面白そうですね。

投稿: ミモザ | 2008.07.23 22:45

★ミモザさん、
席を空けてゆずってやれよ、まったく、
というと批判的になってしまうところを、
荷物が気まずそうとは、うまいですね。(^-^)
わたしの歌は理想です。なかなかこうはいかない。
衝動買いなんかしないよう、気をつけましょう。

20人も集まると20色ですから面白いですよ。

投稿: ripple | 2008.07.24 09:24

初めて歌会出たことを、思い出しました。
どきどきして、胃薬を飲みながら行きました。しかも初めての歌会は、関東新年歌会という大きなものでした。もうあれから、3年経っちゃいました。石の上にも3年。歌は相変わらずですが。

歌会は色々な年代の男女関係なく、色々な角度から意見を伺えて楽しいですね!自分が詠んだ歌を冷静に分析することができます。私も月一回、神奈川県の歌会に通ってます。片道2時間かかるけど、刺激的です。

ここの歌会も、良い歌会になるといいですね!

投稿: かおる | 2008.07.24 13:22

★かおるさん、
いまmixiを見たら、かおるさんは千葉県ですね。
千葉から横浜あたりの歌会に参加しているのかな。
いきなり関東新年歌会に出たのですか。すごいな。
世話人さんは忙しいけれど、いろんな人が集まって
いろんな歌に出会うのは楽しいですね。
10月にはまた全国歌会がありますね。
申し込み締め切りは今月末。行きたいなあ。(^-^)

投稿: ripple | 2008.07.24 16:54

奥様のお歌、2席とは才能があるのですね。
花も見事ですが、歌も面白いです、魅力的です。
素直な歌を喜ぶ人と、皮肉な歌を喜ぶ人とそれぞれですね。
だから歌は面白いですね。
私ならこう詠います。

馬鹿らしい
事に
意味を
観つける
楽しさがいい

先生には感謝です。

投稿: 10月のマルコ | 2008.07.24 21:45

★10月のマルコさん、
おっしゃる通り、歌の受け取り方はいろいろですね。
ただ、どの歌にもそれを歌う人が出てしまうところが
面白いし、恐ろしい。歌は人なり、ですね。(^-^)

投稿: ripple | 2008.07.25 09:13

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