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2008.07.03

受難のチベット

あるルートから「China’s Gulag in Tibet 」というDVDの翻訳を頼まれた。チベットにある刑務所の話で、ダライラマを信奉する人やチベットの独立を訴える人、あるいは中国政府に反抗する人たちを逮捕監禁し、拷問を与えたり、強制労働をさせたり、中国の共産主義を洗脳したりしているという内容だ。チベット亡命政府が収集した情報によると、1949~1979年の間に死亡したチベット人は、120万人を下らないという。

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ナレーションの英語はチベット訛りかインド訛りがあり、固有名詞などもあってちょっと聞きづらい。中国政府はチベットに軍隊を送り込み、武力でチベットに侵略した。平和運動の指導者やデモ参加者をつぎつぎに捕らえ、刑務所や強制収容所に送り込む。刑務所では一方的に罪状を決め、それを認めないものは拷問にかける。ラサには二つの刑務所しかなかったが、いまでは刑務所がたくさん造られ、収容されているチベット人受刑者の数は中国国内の受刑者総数よりも多いというから驚く。

収容所から解放された人のインタビューも入っている。拷問には34通りもあり、牛追いの電気ショック棒なども使われたそうだ。7000ボルトの電気ショック棒を口や膣や胸に当てるという。それで歯がぜんぶ抜けた人もいる。また、予言で次のダライラマになるとされた子は、中国軍に誘拐され、行方知れずだという。

チベット人の優しさ、人のよさは、河口慧海の『チベット旅行記』を読むとよく分かる。あんな平和な人たちが中国に抑圧されていると思うと胸が痛む。ヨーロッパの首脳の一部は、中国の人権問題をかんがみ、北京オリンピックの開会式に出席しないと明言している。それが当然だろう。

→ダライ・ラマ法王日本代表部事務所


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