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2008.06.30

一回きりの患者さん

はり治療にみえる人で、一度だけ来院して、つまり初回だけ治療して、その後の様子が分からない患者さんが少なくない。治療費が高かったためか、期待した治療法と違っていたためか、鍼が強すぎたのか、あるいは弱すぎたのか、一度の治療で楽になったのか、治ったのか、他の治療院に行ったのか、それとも時間がたって忘れてしまったのか、いろんなケースが考えられる。

今日きた人はミュージカル劇団に所属していて、一年半前に膝を痛めて治療に来たことがあるという。だから今日で二回目の治療だ。今回は左の股関節の上が痛いという。小殿筋という筋肉を傷めているようだ。背中と腰に鍼を打ち、温灸をし、カウンターストレインで骨盤と腰椎の矯正をして、すたすた歩けるようになった。前回の治療はどうでしたかと聞くと、嬉しいことに「あれ一回で、すごくよく効きました」という。カルテには、前回は右膝の前十字靭帯が強直していると書いてある。

このように期間があいてもまた来てくれる人はいいが、連絡のない人は、たった一回だが、その治療がどうだったか分からない。効いたのか、効かなかったのか、悪くなったのか、完治したのだろうか。ぜんぶの人にこちらから電話をかけるわけにもいかない。その後の消息が知りたいところだが。

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コメント

患者の立場から申しますと
お医者様とは相性があると思うのです。
相性が合わなければ行かなくなります。
だから一度で止められた方は
相性が会わなかったのだと
思われて良いのではないでしょか?

鍼の場合 治療費は大体何処も余り変わらないと思います。
ただ清潔感のない診療室、 
特に枕カバーなど前に使った方のを又使用する所は抵抗を感じます。
最近 お気持ち悪い方はご自分でタオルをご持参ください。と言う所もありますね。
待合室に「この病院で気づいた事、ご希望などをお書きください」と箱が置いてある
所がありましたが良い事だと思いました。

投稿: sakura | 2008.06.30 21:23

先生の患者さんを思う優しい心、熱心な研究心を感じました、
それ故に、気になるのでしょうね、
我が院にも隣の家の人、地元医師会会長の家族、歯科医師、多種多様の人がみえます、話しを聞くと、治療のクレーム、仕事のトラブル多いようです、日本も診療とトラブル処理の時間の差が近くなることでしょうね、米国など告訴社会なので個人医院のリスク高すぎて、大変な様子ですね、
鍼灸は刺さない治療も出来ますが、多数の場合、刺す方が効きますので神経を使いますね、

投稿: 10月のマルコ | 2008.06.30 23:03

★sakuraさん、
ていねいなコメント、ありがとうございます。
たしかに相性というのはありますね。説明不足だったり、
尊大だったりすると、あまり行きたくなくなります。
そうかといって、あまりおしゃべりでも不安になる。

清潔感も重要ですね。うちでは、枕カバー、枕紙、
胸当てカバーなどは、そのつど新しくしています。
アンケートボックスの設置はいいかもしれませんね。
いろいろヒントをいただいたこと感謝いたします。

★10月のマルコさん、
日本もアメリカの影響か、医師側が訴えられるケース
が増えています。それを恐れて閉院する産婦人科や
病院が少なくないらしいですね。大きな意味でやはり
コミュニケーションの大切さを感じます。
これからも患者の立場に立って考えるように心がけ
ていきます。

投稿: ripple | 2008.07.01 09:27

一回で調子が良くなってしまう事ってありますね。
通うほどではない、だからもう行かないけれど、
わざわざ「治りました」とお知らせもしませんね。
本当はお知らせしたほうが良いのでしょうが、中々ね。
中には鍼が思ったより痛かったから行かないという人も
います。これどちらも実在の人の体験です(^_^)/

投稿: ミモザ | 2008.07.03 17:04

★ミモザさん、
始めのころは一生懸命なおそうとして、
鍼を打ちすぎたこともあるかもしれません。
一度痛い鍼に合うと、それっきりということも
ありますね。あくまでも慎重さが必要ですね。
患者の立場にたって治療を行うということ、
これに尽きますね。

投稿: ripple | 2008.07.03 18:34

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