きょうは「新百合ヶ丘さつき五行歌会」の発会の日だ。おもに「よみうり五行歌」に投稿している人たちが招待を受け、約50人ぐらいが集まった。うち30人ほどが新しい人たちだという。場所は、新百合21(トゥエンティーワン)ビルの会議室だった。京子は、ラウンドのフラワー・アレンジメントをつくってお祝いに持って行った。
笑顔の絶えない草壁焔太主宰
わたしは五行歌を初めてもう5年ぐらいになるが、体調がいまいちすぐれなかったので、いままで歌会に出たこともなく、また主宰の草壁焔太先生にもお会いしていない。たまたま、この会が水曜日に開かれたおかげで、歌会に出席することができ、草壁先生にお会いすることができた。ふたつの願いがかなって、二倍うれしい。
盛況だった新百合ヶ丘さつき五行歌会の初日
はじめに一時間ほど、焔太先生の講演「誰の心にも名作がある」があった。先生はユーモアを織り交ぜながら、五行歌の由来、特徴、利点、効用などについて、楽しく講演をされた。印象に残った話は次のような内容である。
・古代の謡曲は天皇や位の高い人たちの歌が多く、自由律だった。
・漢詩が五言絶句、七言絶句などと、五文字や七文字で書かれているので、それにとらわれて、五七調・七五調が尊重され、それが延々と千年以上つづいた。
・五七調は哀調を帯びている。だから、どの歌も悲しく、寂しい歌になってしまう。
・思いを口語で表現するようになってから、まだ100年あまりしかたっていない。
・五行歌によって、思いのままを自由に歌にすることができるようになった。
・悲しい歌であっても、それに共感し、自殺を思いとどまった人もいる。
・思いを表現するとすっきりし、ストレスが解消され、健康になってゆく人が多い。
実作練習に入って、参加者が一首ずつ歌をつくり、それに焔太先生が講評を加えられた。うまい歌、楽しい歌、悲しい歌などがあったが、それぞれの歌にその人柄が出ているようで面白かった。京子の歌と私の歌はこんな風だ。ほとんど即詠である。
「うまい!」 京子
その一言で
むくわれる
一時間かかった
梅味噌づくり
毎朝 ripple
仏壇に手を合わせ
無数のご先祖様の
笑顔を見て
一日が始まる
他の人の五行歌も味のある歌が多かった。すこし紹介しよう。
本命の長男は まもる
音沙汰なし
大穴の二男から
芋焼酎
父の日に届いた
ご近所の しおん
強面のおじいちゃんが
孫と歌ってるキラキラ星
夕暮れと共に
優しく舞い込む
ごめんね 泰子
つらいよね
オムツ交換
寝たふりをして
あなたは受け入れる
なきがら 圭子
なりし愛娘の唇に
我れ
万感を込め
紅を引く
その後、「三色菫」で茶話会を開き、いろんな人と歓談した。きょうは、とてもいい気をめぐらすことができて幸せだった。
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