森林公園
きょうも曇りで、ときどき小雨が降っていたが、昼休みに車で東高根森林公園に行ってみた。裏門の公園あたりで紅葉の写真を撮った。新しいカメラD300の試し撮りである。ブログに載せるときはサイズを10パーセント以下に縮小するので、見た目にはあまり変わりはないかもしれない。レンズは、タムロンの28㎜~300㎜ズームである。
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きょうも曇りで、ときどき小雨が降っていたが、昼休みに車で東高根森林公園に行ってみた。裏門の公園あたりで紅葉の写真を撮った。新しいカメラD300の試し撮りである。ブログに載せるときはサイズを10パーセント以下に縮小するので、見た目にはあまり変わりはないかもしれない。レンズは、タムロンの28㎜~300㎜ズームである。
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ダイアモンド
妻のフラワーアレンジメント、作品17。ダイアモンドという。
真上からみると菱形なのだが、すこし手前から撮っている。
寒い季節に向けて、温かい色の花が多くホッとする。
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どんよりした一日だったが、定休日なので紅葉狩りに行った。大雄山最乗寺という曹洞宗の禅寺だ。境内のもみじを見事だと聞いている。小田急で新松田まで行き、そこからバスで最乗寺まで登る。途中の山々も黄ばんできている。
バス停からお寺に向かい始めたが、杉並木なのであまり赤いもみじは見られない。むしろ、広葉樹の黄色い葉のほうが目立った。石段が塗れており、きのうの夜は雨が降ったという話だった。しかし最乗寺に近づいたころ、みごとな紅葉が迎えてくれた。人は立ち止まってモミジを仰ぎ、カメラマンもベストショットの位置を探していた。
欲を言えば、もう少し陽光が欲しかったが、いい紅葉の写真がたくさん撮れた。初めて大雄山に来てみたが、本当に「来てよかった」と思った。門前の店で、天狗のウチワの形をしたお煎餅を買い、関本から大雄山線に乗って小田原駅に出た。京子は名物の守谷のパンを買った。そして、14時36分のロマンスカーに乗った。
町田でロマンスカーを降りて、ヨドバシカメラに寄った。そして誕生日に買う予定だったニコンのD300を買った。2megaのメディアカードと予備の電池を買うと23万円近くになった。ちょっと大きな買い物をしてしまった。
午後4時ごらだっただろうか。気象庁から電話がかかってきた。女性の声で、よく聞くと気象庁ではなく、名古屋のテレビ局の気象予報士らしい。それで、わたしのブログに載せたヒイラギの写真をテレビで使いたいという。11月9日に載せた写真だ。わたしが「葉っぱが丸くなっているものがおおいですよ」と言うと、その丸い葉の写真を使いたいのですという。ヒイラギの葉が若いときはトゲトゲしいが、古木になると丸くなるということでつかうのだろう。
べつに問題はないので、「使ってもかまいませんよ」と返事をした。女性はTBS系の名古屋の放送局だと名乗っで、「きょうの6時からの番組で、写真を使わせてもらいます。ありがとうございました」と言って、電話を切った。京子に録画を頼んだが、そういう場面は映らなかったらしい。ラジオでは、香川県の祖母孫3人の殺人事件の犯人が逮捕されたとかで騒いでいたからカットされたのかもしれない。よくあることだ。残念なので、もう一度、丸葉になったヒイラギの花の写真を載せておこう。
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乗馬をやっている40代の女性が治療に来ている。二度落馬して左でん部を傷めて、ときどき左の足底にしびれが走るという。検査をすると坐骨神経痛に似た症状が出ている。鍼ででん部の痛みを取り、左骨盤の前転と、腰椎のねじれを矯正する。落馬してから時間がたっているので、腰椎のわきに温灸をする。きょうで8回目の治療をした。
初めて治療してから
どのぐらいよくなりましたか
九割ぐらいよくなりました
そうですか
それはよかった
医者も同じだろうが、治療家にとって、患者の苦しみの軽減ほど嬉しいものはない。だからまた、仕事をつづけられるのだ。
テレビ朝日で24、25日の連夜放送された『点と線』は、思いの他よい出来だった。これを始めて読んだのは40年前ぐらいだから、おそろしく古い話だ。東京オリンピックより前の昭和32年の話だが、わたしが読んだのは昭和65年ごろ。だから交通機関も発達していて、途中でからくりを見破ってしまった。しかし、昭和40年ごろ読んだとすれば、すごい傑作である。
今回のドラマでは、東京駅での空白の4分間に視聴者を釘付けにして、この事件の肝心なネタを最後の最後までうまく隠し、浜辺で子供たちが遊んでいるのを見て、トリックに気づくように仕組んであった。それだけ引っ張ってから種を明かしたぶん、古臭さを感じさせないドラマに仕上がっている。また敏腕な鳥飼刑事(ビートたけし)の娘と、彼と一緒に仕事をした警視庁捜査2課の三原(高橋克典)が、40年後に再会し、事件を回想するようにつくってあるのもうまい。再会したときは40年後だから、池内淳子と宇津井健がその役をやっていた。
松本清張は末端の生活者や下級官僚、政治家、刑事などを駒に使いながら、日本全体のゆがみをを赤裸々に描いてゆく。いつもながら、その緻密な観察力、洞察力に舌を巻く。今回は役者もそうそうたる面々だった。ビートたけしは個人的にはいまいち好きになれない男だが、無骨な執念深いコロンボのような田舎刑事の役がぴったりはまっていた。とりまきの役者がよかったせいもあるだろう。
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ことしは柚子の実がたくさんついた。レモンの代わりに、焼き魚や鍋のタレにと多用している。するどいトゲがあるので実を採るときは注意が必要だが、ことしはとなりのサンザシを切ってしまったので採りやすくなった。
京子がネットで柚子ジャムの作り方をダウンロードして、こしらえてくれた。パンに塗って食べるにはいいが、ヨーグルトに入れると甘味がちょっと薄い、売っているジャムは保存のために相当砂糖が入っていることが改めて分かる。冷蔵庫に保存すれば、少しぐらい甘味がうすくても大丈夫だろう。
柚子のジャム
それから、柚子のはちみつ漬けも作った。やはり、ネットで作り方をダウンロードしたが、カビが生えない方法などが載っていたようだ。
むかしは梅酒、梅ブランデー、カリン酒、ヨモギ酒など、いろんな自家製酒をつくったが、座禅をするようになってからはやめた。ブッダの五戒のひとつに、酒類を飲まないこと、とあるからだ。それで梅サワーとか、梅ジャム、カリンのはちみつ漬け、などを作るようになった。内緒だが、たまにはお酒を口にすることがある。イエス、ワインは血になるし、お坊さんも「般若湯」を飲むようだから。
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寒い朝だ。窓を開けると、畑がうっすらと白くなっている。霜が降りているのだ。きのうも寒かったが風があって霜が降りなかったようだ。タマネギのほうは霜柱が立って、植えたばかりの苗がかなり持ち上げられている。ま、11月は霜月というから、このぐらいの気候がふつうなのだろう。最近は暖かすぎる。
初霜が降りて
畑は薄化粧
冬に備えて
清めの塩が
撒かれたよう
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寒波が来ているらしく、だいぶ寒い。それでも、せっかくの休日なので外語祭に行くことにした。京王線の飛田給まで行って、そこから多磨駅行きのバスに乗って10分ほどだ。外語祭は東京外国語大学の学園祭のことで、もう何度も行っている。とにかく世界中の食事が楽しめるのが魅力だ。
展示場のポスター
中央広場のステージ
午前11時過ぎに着き、パンフレットを買ってキャンパスに入る。祝日なので人が多い。ちょうどべりーダンスが始まるという。いつもは写真が撮れるのに、ことしは「撮影禁止」と貼り紙が出ている。ブラジャーにシースルーの衣装を着て、オヘソを出して踊るので、そういう写真が悪用されると困るからだという。もっともな理由だが、ちょっと残念でもある。若い娘さんたちがスタイルのいいからだをくねらせてアラブの踊りを踊るのは刺激的だ。思わず見入ってしまう。
belly dance (2006)
パウンドケーキを持つメイドさん(管弦楽団店)
インドネシアン・ダンサー マレーシア語店
フラメンコ・ダンサー
最初に入ったのはロシア語店だ。ボルシチ、ピロシキ、ビーフストロガノフ、グルジア・ワイン、それに紅茶を頼み、京子と半分ずつ食べた。たまに飲むワインがカーッとくる。それから、インドネシアの踊りを見に行った。金綺羅きんの衣装を着て、目や指先まで細かく動かす踊りは面白い。
以下に行った場所、見たものを書いてみよう。
食べた物
五平餅、おでん、オランダ風そば粉入りアップルパンケーキ。パウンドケーキ(バナナ、アップル)、チキンカレー(ヒンディー語店)、チャイ、タイカレー、バナナ春巻き、ビール、スパゲティ。本場中国の水餃子がなかったのが残念だった。
チキンカレーとプーリーを持つヒンディー語店の女性
ベトナム語店の女性
見たり聴いたりしたもの
べりーダンス、インドネシアダンス、クラシックバレー、ストリートダンス、クラシックピアノ、ステージのバンド、ミャンマー支援展、美術展、漫画展、写真展など。
ショパンのポロネーズ『英雄』を弾く男性
ストリートダンサー
「まあ、座って」と誘う中国語店の呼び込み
オカマさんも登場
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ある集会所のトイレに、こんな貼り紙がしてあった。女性と同じように、男性も座って用を足せというのである。男性が立ったままオシッコをすると、飛沫が飛び散るからだろう。掃除をする人にしてみれば、たしかにきれいに使ってもらいたい。そこで、ズボンと下着を下ろして座って用を足してみた。とうぜん、飛沫は飛び散らない。
ところが私のように多少とも前立腺肥大の傾向があると、どうもオシッコの切れがわるい。そこで、なんども男性自身を持って雫を振り落とすのだが、これがいけない。かえって便座を汚してしまうのだ。これなら、膝をかがめて、立って用をたしたほうがいいのではないか。
ただいま、試行錯誤中である。
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きょうは11月20日。わたしの誕生日。それがなんと還暦を迎えることとなった。京子が朝、お赤飯を炊いてくれた。神棚、仏前、それに第六天神さまに挨拶をし、きょうまで無事過ごすことができたことを感謝した。童謡にも「村の渡しの船頭さんは、ことし60のお爺さん」とあるが、お爺さんのほうに近くなった。嬉しいような、悲しいような、ちょっと複雑な気持ちである。しかし、まあ人生の再出発と考えて、ますます前向きに生きていこう。人生、どれだけ楽しく生きたかがカギだろう。
きょう
還暦を迎えた
赤飯を供え
神仏に祈る
ただただ感謝
きょう
還暦を迎えた
若者と年寄りの
境目あたり
と思うことにしよう
寒い朝だ
風もつよい
きっと
木枯らし一号
にちがいない
掃いても
掃いても
枯れ葉が落ちる
カラカラカラっと
せせら笑うように
鼻水が
お湯のように
流れてこまる
ブタクサだろうか
秋の花粉症
けさは寒かった。北海道や東北では雪が降って、真っ白だ。
自転車にしようかと思ったが、車で来てしまった。
先週、那須・塩原に行ったが、あそこも雪らしい。
秋は、お祭り、学園祭、区民祭だの、いろんな催しものが行われている。遠くでも行きたい所があるが、もっぱら近場ですませている。きょうはJA川崎の農業祭だ。仕事を終えて午後1時ごろ行ったら、もうほとんどが売り切れだった。とりあえず、お腹がすいていたので、からみ餅ときな粉餅を買って食べた。花や植木も見て回ったが、見るだけ。
お餅にあんこやきなこをつけるJAスタッフ
市民ガーデンにセージが咲いていた。赤はふつうだが、薄ぼやけた妙な色のも咲いていた。ほかにエンゼルトランペットがぶら下がっていた。重くてぶら下がるしかないのだろうか。朝は寒かったが、昼はポカポカ暖かくなった。
セージ
エンゼル・トランペット
家に帰って、東京国際マラソンを見た。野口みずきの力強い走りに感動した。足の長さが倍もある黒人選手を振り切るところなど圧巻だった。それから、俳句や短歌、世界で一番受けたい授業など、録画した番組を見た。フィギュアのフランス大会で浅田真央が優勝した。真央ちゃんの表現力が豊かになったこと、別人のようだ。この年頃はいろんな意味で成長が早い。
京子はフラワーアレンジメントの練習だといって、自分で花を買ってきて「ラウンド」をつくった。何度もつくらないと、コツを忘れちゃうらしい。なかなかいいのが出来た。それでもって、これはあなたへの誕生日プレゼントよ、だって。手がかかっているだけに温かい贈り物だ。お返しにこまる。
ラウンドの習作(旦那さまへの誕生日のプレゼント)
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登戸東通り商店会で「わくわくナイトバザール」をやっているので行ってみた。18時から20時まで車を通行止めにして、ストリート・ミュージシャンの演奏や各種模擬店などが出て、にぎやかにやっている。ハヤシライスの出店が美味しいので、夕食はそれに決めた。何日も煮込んであって、本当にうまい。
うまいハヤシライスの店
お米やさんのステージでは「やさぐれ姉妹」なるグループの歌を聴いた。「蜂の武蔵は死んだのさ」「恋の季節」なんて懐かしい歌を歌ってる。古い歌なので、若い彼女らには音程を正確にとるのが難しいようだ。姉妹の名前が、ぐれことぐれみというのがおもしろい。
やさぐれ姉妹
つぎのロコスというデュオは歌がうまかった。渋谷や下北沢、溝口などでストリートライブをやっているらしい。パーカッションも入っていたが、椅子みたいな楽器で、全面の皮を叩いてリズムを取っている。
ザ・ロコス+パーカッション
うまい、プロ級
魚屋さんでホタテの串焼きを買って、それを食べながら、グラス川崎のカフェに行った。そこで地域通過「たま」の申し込みをして、焼き芋やつまみを頼み、ノンアルコール・ビールなどを飲んで休憩した。京子は燗酒をもらっていた。支払いはすべて「たま」で行った。まだ、この地域通過のシステムがまだよく理解できない。
魚屋さんではウナギ、ホタテ串焼き、おでんなどを売っていた。
地域通貨「たま」で食事ができるグラス川崎のカフェ。
和太鼓の演奏や、マリンバの演奏なども行われた。輪投げや風船割りなどのゲームコーナーでは、子供たちの長い列ができていた。のぼりとゆうえん隊では「かえっこバザール」をやっている。お好み焼き、焼きそば、オデンなどの店もならぶ。
かえっこバザールを手伝ってくれた子供たち
最後のバンドは「チャンチキグラス」とかいう親父バンドだ。エレキベース、フラットマンドリン、ギター、バンジョを弾きながら、四人の男性がカントリーを歌う。男性のハーモニーもなかなかいいものだ。次回のバザールは来年の四月になるそうだ。
チャンチキグラス
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妻のフラワーアレンジメント、作品NO.16。基本のラウンドだが、球形につくるのはなかなか難しいらしい。バラのオレンジ色がいい色だが、撮影で美しさが半減してしまった。大きなカメラでないと、うまくいかないようだ。
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ローズマリーの花が咲いている。うちの庭にも、近所の生垣にも咲いている。ずいぶん長いあいだ花をつけるものだ。ハーブの一種なだけに生命力がつよい。辞書をひくと、こんな解説が出ている。
シソ科の常緑小低木。南ヨーロッパ原産。高さ1~2m。長さ2~4㎝の線形の葉を輪生。花は淡青色の唇形花。全体に芳香があり、枝や葉を主として香料に用いる。マンネンロウ。漢名、迷迭香。
『食の医学館』という本によるとローズマリーの効用がくわしく出ていた。それによると、ローズマリーは老化防止のハーブとして人気があり、精神の安定にも効果的なのだそうだ。
抗菌、胆汁分泌促進、利尿、発汗、抗酸化作用がある。具体的な症状としては、消化不良、腹部膨満、頭痛、うつ病、不安神経症などに効果的。
ローズマリーという名を知ったのは、映画『卒業』でサイモンとガーファンクルが歌っていた「スカボロフェア」だったと思う。そういえば、あの歌のなかには、パセリ、セージ、ローズマリー、タイムなどのハーブが名前が入っていて、きれいなメロディーの曲だった。
うちの患者さんにちょっと遠くから三週間ごとに治療に来る女性がいて、その人は帰りに向ヶ丘遊園駅近くの「ロズマリーノ」というイタリア料理店で食事をしてゆくそうだ。ロズマリーノは、もちろん、ローズマリーのイタリア語版である。あそこの店の前のローズマリーも満開だろう。
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チェリーセージ・ホットリップス
セージはサルビアの英語名である。サルビアのなかでハーブに利用されるものをセージと言うこともあるらしい。そのセージも500種類ぐらいあるとか。真っ赤なのや真っ青なのをよく見るが、うちのは紅白の花が咲いている。京子が種を蒔いたものだ。ネットで調べると、チェリーセージの一種でホットリップスというそうだ。「燃えるくちびる」というわけだ。それほど強烈な色気はないが、とにかく愛らしい。花嫁さんが白粉を塗った顔に、おちょぼ口のように真っ赤な口紅を書くが、あれに似ている。紅白だからおめでたい花としておこう。
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宿で朝風呂を浴びて、バイキングの食事をし、バスは10時に宿を出た。それから、バレーライン(渓谷沿いの道)を走って、もみじ谷の大吊橋に向かった。箒川をせきとめた塩原湖をまたぐ大きな吊橋である。平日なのに紅葉狩りの人は多く、駐車場はほぼいっぱいだった。大勢の人が吊橋を渡ると、吊橋はかなり大きく揺れた。地震に例えれば、震度4か5ぐらいの揺れに感じた。かなりスリルがある。
大吊橋からの景色
きれいな紅葉が見られる
もみじ谷大吊橋
ここでは農家の人が持ち寄った野菜などが売られていた。シメジやナメコなどのキノコが入った「朝取りのきのこ」を2袋と「せんぶり」を買った。せんぶりは千回煎じても苦いのでその名があるが、胃腸をこわしたときや二日酔い海のときはけっこううまいし、よく効く。
それから、バスは塩原温泉をあとにして、那須の千本松牧場に向かった。あまり牧場らしくないところだが、ここではミルク入りワッフル、リンゴ入りのチーズケーキ、皮の眼鏡ケース(老眼鏡)などを買った。買わないつもりでもいろいろ買ってしまう。あとは帰りの羽生サービスエリアでかんのやの「ゆべし」を買った。平林寺で老師たちと別れて家路についた。到着は5時ごろ。ゆったりした旅で、こういうのもいいなあと思った。
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寿福寺の世話人の親睦旅行で、きょうから一泊二日のバス旅行に出た。まず、新座市の名刹「平林寺」を訪れた。平林寺の老師はもともとうちの菩提寺である寿福寺の住職だった方であり、丁重な歓迎を受けた。到着すると、まず栗きんとんと抹茶をいただき一服した。それから本堂にお参りし、般若心経をあげた。修行僧は36人いるそうで、そのなかには外国人の修行僧もいた。
平林寺の甍
紅葉している木もある
般若心経をあげているところ
お昼は、門前の「むさし野」の精進料理をいただいた。老師にお会いするのは8年ぶりぐらいだろうか。お元気そうでなによりである。平林寺に修行中の雲水たちが、きびきびと給仕をしてくれた。久しぶりに食べる手の込んだ精進料理はとても美味しかった。そのあと、ふだんは入れない建物や、部屋、庭、厨房などに案内してもらい、いろいろと説明をしていただいた。
老師との再会
心字池の錦鯉
薬師如来像
雲水の厨房(典坐)
将来は「もみじ寺」にするとか
午後二時、老師と雲水二人を乗せて、バスは塩原温泉に向かった。和光インターから東京外環道に入り、川口JCから東北自動車道に入る。浦和レッズのスタジアムを右に見て、加須かぞ、館林、鹿沼、宇都宮とすすみ、西那須野塩原インターで降りた。宿は「ホテル・ニュー塩原」だったが、皇室関係の人々も利用する格式のあるところらしい。陽気が暖かいので、紅葉にはほんの少し早かったが、ときには鮮やかに紅葉している葉もあって、いい目の保養になった。
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ラジオで回虫博士・藤田紘一郎先生のうんちくを聞いた。先生はサナダムシを自分のお腹に飼っているそうだ。キヨミちゃんだったかな。小腸の長さが7mぐらいだが、サナダムシは12mもあるのに、ほとんど悪さをしないらしい。逆に、よけいなコレステロールなどを食べてくれるのでダイエットにもなり体調がいいそうだ。
藤田先生の持論は「日本人は、寄生虫や細菌を殺しすぎたためアトピーやアレルギーをわずらう人が増えた」という考え方だ。昔の子どもは泥んこになって遊び、たいがい2、3種類の寄生虫を抱えていた。その寄生虫やばい菌に対して免疫作用がフルにはたらき、健康で丈夫なからだを維持していたのだ。
わたしも5歳ぐらいのとき、お尻から回虫をひっぱり出したことがある。公園で遊んでいたら肛門のまわりがムズムズしてきて、触ると何か紐のようなものが当たる。びっくりして、その紐をそうっとひっぱり出してみた。20cmぐらいあっただろうか。白っぽいミミズのような虫が出てきた。恥ずかしいので誰にも言わず内緒にしておいたが、あとで回虫だと知った。みんな回虫がいた証拠に、学校で駆虫剤「サントニン板チョコ」というのをよく食べさせられた。
ところが昭和40年ごろからだろうか、殺菌剤、殺虫剤、防腐剤、抗菌剤、抗生剤などが多用されるようになったため、寄生虫や腸内細菌、皮膚常在菌などが激減してしまった。すると、「ヒマ」になった免疫細胞は、反応しなくてもいい花粉やダニ、卵や牛乳などにまでちょっかいを出すようになった。これがアレルギーやアトピーが増えた原因であるというのである。
わたしはまた、水道水の普及とともにアレルギーやアトピーが増えていったようにも思う。塩素殺菌によって、腸内細菌などが殺されてしまったのだろう。もちろん、水や空気の汚染、体内に取り込む化学物質の増加なども、原因しているのだろう。
いずれにしても、藤田博士は「日本人の超清潔病は困ったものだ」という。これから地球温暖化で、南方の蚊や病原菌が日本にもやってくる。免疫力の落ちた日本人は大変だと警告している。そして、人間と他の動物や細菌類との共生が必要だと訴えている。
のぼりとゆうえん隊の人たちと、多摩川河川敷で芋煮会を楽しんだ。雨は上がったが気温が低く、炭火では鍋が煮立つのに時間がかかった。だが量が多いので旨い。京子が作っていった大豆入りミニ玄米おにぎりも評判がよかった。役者さん、コンサルタント、役所の人など、初めてお会いする人たちも何人かいて、いろんな話をした。芋煮はまたたくまに減ってゆき、最後はうどんを入れて食べた。ビール、ワイン、酒でご機嫌な人も多かったがわたしは車なのでお茶でがまん。最後はパンにキットカットを載せて焼いて、チョコレートパンになった。最後まですっきりしない天気だった。
アツアツの芋煮鍋ほぼ完成
武ちゃんの太鼓に拍手するシモン君
呼吸ぴったり、テンテケテン
アオサギの群れとカワウ、向こうはコサギ
最後はうどんを入れて鉢洗い
キットカットつきトースト
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電車の中で、よくこういう光景を見る。若いお母さんが赤ちゃんを袋のように包んで抱いている姿だ。スリングというらしいが、ポータブルのハンモックみたいなものだ。むかし、外国人の男性がこんなふうに子供を抱いているのを見たことがあるから、アメリカの影響だろうか。背中に回せば、おぶい紐のようにおんぶすることもできる。前に抱けば、お母さんの顔が見えるから安心だ。赤ちゃんも丸くなって気持ちよさそうだ。
空いた手でケータイを打っているのも今風ではないか。子供を抱いた人に席を譲らないのも今風である。
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けさ自転車に乗って来たが、登戸の長念寺のあたりでいい匂いがした。「あっ、ヒイラギだ」と気づいて、自転車を止め、コンパクトカメラを取り出した。ヒイラギはモクセイの仲間なので、つよい香りを放つのだ。ここのヒイラギは大きな塀の屋根から頭を出すほどの大木だ。大木のゆえに老木であり、おおかたの葉は棘がなく丸まっている。ひこばえだけがとげを持っている。若いときはトゲトゲしく突っ張っており、歳をとると丸くなるのは人間に似ている。
長念寺の掲示板には、こんな言葉が貼ってあった。
いかにもその通りだ。世の中で本当に必要なものは少ない。
ほとんどが、無ければ無くてすむものである。もったいない時代だ。
なければ
なくてもいい
そんなもので
世の中は
いっぱいだ
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国立新美術館(六本木)
招待状をいただいたので日展を見てきた。京子の伯父が日展会員の彫刻家なのだ。ことしは上野でなく、六本木の国立新美術館で行われた。地下鉄千代田線の乃木坂駅から直接美術館に入れるようになっているのでとても便利だ。
平日は許可申請をすれば写真が撮れるというので、住所氏名などを書いて申請するとブルーのテープを腕に巻いてくれた。もちろん、フラッシュは禁止である。美術館で写真が撮れるなんて初めてだ。日本画、洋画、文芸品、彫刻、書の5部門を見ることができるが、いつもながら出品点数が多く、けっこう疲れる。
まず伯父の長谷川昴こう先生の彫刻を見に行った。彫刻の展示場は2階で、その奥のほうに鉈なた彫りの木彫「薫風」が展示されていた。子供が春風を感じている姿を彫ったもので、素朴な優しい作品である。ブロンズや石膏に比べて、やはり木彫は温かみがある。長谷川先生はことし99歳になったと聞いている。好きなことに没頭できる芸術家は長命な方が多いようだ。
そのほか気に入った作品を写真に撮った。著作権の問題もあるかもしれないが、日展で撮影を許可されたので、いくつか載せておこう。惜しむらくは、カメラがバカチョンなので解像度がちょっと悪い。
二十歳
東京駅
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先日撮ったオナガの写真を載せよう。カラスの仲間でギャーギャーうるさいが、その容姿はなかなか美しい。名古屋以西では見られないと聞く。京子が以前このオナガを五行歌に歌い、読売新聞に入選したことがある。
黒のベレー帽をかぶり
スラリとした体で
優雅に飛ぶ
オナガが
ギャーギャーと鳴いている
京子の詠んだ五行歌。2年前、読売新聞入選。
笑い顔の仮面が
どうしても外れない
焦る、戸惑う、おののく
マルセル・マルソーの
虜になった瞬間だ
小刻みに首を振り
見えない蝶を追う
見えない蝶が見えてくる
マルセル・マルソーは
からだの魔術師だ
たいしたことも
してこないのに
もう還暦だってさ
時間の速さに
呆れてしまう
ほうれん草は
霜が下りると
ぐんと味がよくなる
厳しさが
うまみをつくるのだ
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きょうは、寿福寺で親戚の法事があった。先日亡くなられた方の四十九日である。それこそ日本晴れで、故人の後生がいいのが察しられる。しかも60人以上もの出席者があった。いつも思うのだが、通夜や法要は故人が主催する社交場だと思う。故人を語り、お互いに近況を語り、そして死者との別れを確認してゆく。死者との別れには時間がかかるが、こういう機会を重ねて遺族もなんとなく心が落ち着いてゆくものだ。
いまの人は昔の人ほど時間がないから略式になっていくのは仕方がないが、年回や法事は悪くない習慣だと思う。きっと故人も嬉しいに違いない。その証拠に、法要のあとはなんとなく気分がすっきりする。きょうは、ご馳走を食べ過ぎてしまった。
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きのうは午後も遊びに行ったので、そのことを書いておこう。パンフレットによるとRMFといって、「多摩リバーサイド・ミュージック・フェスタ」という音楽祭である。多摩区主催。場所は小田急線の鉄橋の下流のダムの川崎側で、多摩川せせらぎ館の裏手の河原である。りっぱな舞台がつくられ、いくつものテントが張られ、豚汁や焼き芋が安く売られ、お茶やコーヒーのサービスもあった。
中学生のバンド、SAMURAI
打楽器のグループ、DEKO-BOKO
ウノ・チエコさんのライブ・ペインティング
わたしが行ったのは午後2時ごろで、歌とロックの部門の最後で、主に後半のダンスを見た。ヒップホップ、ブレークダンスなど、若い人の激しい踊りを見ていると、人間のからだというものは、訓練すると本当に自在に動くものだと感心した。ライブ・ペインティング・パフォーマンスなんていうのも面白かった。だんだん日が暮れ、照明が入っていくのが美しかった。
B-GAP
駅の広場などで練習しているとか
TEASER 女性4人のダンスグループ
ブレイクダンスなど
MTC
MTC
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ジョウビタキ♀
午後2時ごろ、ヒッヒッとジョウビタキの鳴き声が聞こえた。近くに聞こえるので外に出たら、うちのアンテナに止まっていた。しかも、こんどはメスのジョウビタキだ。オスよりも愛嬌がある。しかし、これからはしょっちゅう逢えるだろう。
ジョウビタキ♂
庭先の竹杭の先にジョウビタキのオスがやって来た。ちょっと距離があるが、強引に拡大してみたら、けっこう見られる。
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朝はどんよりした天気だった。車で枡形の氏神様にお参りし、それから日本民家園に行った。きょうは文化の日なので、入場料が無料だし、いろんな催し物が目白押しである。駐車場はまだすいていた。菖蒲園の手前ではフリーマーケットをやっていた。
日本民家園は囲炉裏を焚いている家もあれば、庭先で竹細工、わら細工、彫刻、ろくろ、人形作り、機織りなど、むかしの民具や遊び道具の作り方を紹介していた。藁という字は木よりも高い草というふうに覚えればいいと教わった。伊勢神宮にお参りするためには、草鞋わらじを60足ぐらい履きつぶしたという。長歩きをすると3日ぐらいしかもたないらしい。
民家園の魅力はいろいろあるが、なによりも光の魅力ではないだろうか。谷崎潤一郎の『陰翳礼賛』を思い出す。今回はそんな写真をたくさん撮ってみた。そのためには、なるべくフラッシュを焚かないようにした。庭先に咲く花など季節感あふれ、いいものである。
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★たまリバーサイドミュージックフェスタ
11月3日(土・祝)正午~午後5時
会場:せせらぎ館(小田急鉄橋下流ダム・川崎側)、 入場無料
【出演者(出演順)】
●バンド部門:SAMURAI/生田うたごえ喫茶/のりしろ/
Spiritual float/Rock drunker/Mr,Coage/稲垣 龍彦/Makin'CLAP
●パフォーマー部門:ウノチエコ
●ダンス部門:B-GAP/TEASER/The Longest Journey/MTC
主催:「音楽のまち・かわさき」多摩区事業実行委員会
★多摩川吹奏楽団定期演奏会
11月4日(日) 13:00 開場 13:30 開演
多摩市民館 大ホール、入場無料・全席自由
※開演前にロビーコンサートを行いますので、
お早めにご来場下さい。
後援:川崎市・川崎市教育委員会
「音楽のまち・かわさき」推進協議会
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きのうはハロウィンだった。辞書には【10月31日、諸聖人の祝日前夜に行われるお祭りで、スコットランド、アイルランドに起源を持つアメリカのお祭り】とある。かぼちゃのランタンをつくったり、仮装して騒いだりする。そのハロウィンの宵に、横浜で友人のコンサートがあった。港の見える丘公園のなかにあるイギリス館で、ピアノ、歌、フルートのコラボレーションを聴いた。
元町・中華街駅
ハロウィンの仮装をした子供たち
東横線で終点の「元町・中華街駅」で降りて、元町口に出た。そうしたらハロウィンの仮装をした子供たちに遭い、写真を撮らせてもらった。そこからフランス坂を上がればイギリス館だが、時間がないのでタクシーを使った。イギリス館は横浜市の文化財に指定されているとかで、なかなか趣のある建物だった。
ヒロさんの即興演奏
ヒロさんのピアノとミイコさんの歌
コンサートは友人ヒロのピアノ独奏に始まり、フルート独奏や、ミイコさんの歌が入った。ヒロさんはちょっと体調をこわし、手術後の感謝のコンサートを開きたいと思い立って、このコンサートを開いたという。ほとんど彼の即興曲で、力みのない、ゆったりとした音色を聴かせてくれた。わたしは写真を撮ったりしていたが、そうでなければ眠りに落ちてしまいそうな、リラクセーション効果のある曲ばかりだった。
フルート独奏
歌うミイコさん
いい波動に包まれたなかで願い事をすると叶うという、ワークショップもあった。ありがとう、ありがとう、で暮らしているわたしは健康の他に望むものはないので、そのことを祈った。コンサートのおかげでなんとなく心もからだもすっきりした気がする。はやくも効果があらわれたらしい。
かぼちゃの帽子でお色直ししたヒロさん
ゆるやかな
ピアノの調べ
やすらぎの歌
心とからだが
とろとろとろける
小さなライヴ
ピアノの調べも
歌い手の声も
その人が
そのまま現れる
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