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2007.09.12

美術館は疲れる

美術館めぐりはなぜか疲れる。足が棒のようになる。それほど面白くないことが多いし、わけがわからないで出てくることもある。なんだか敷居が高い。なぜだろうか。そんな話題を、きょうの「ためしてガッテン」は取り上げていた。

美術館ではあまり大きな声でしゃべれない、囁くようにしか話せない。せっかく入場料を払ったのだから全部をよく見て帰ろうとする。とくに絵の意味を理解しようとして変に緊張する。立ち止まっている時間が長いので、どうしても足がうっ血して血の巡りが悪くなる。そんなことが、美術館に行くと疲れる理由でもある。

上手な美術館のめぐりかたは、まず大雑把に絵を見て歩き、そのなかで特に気に入った作品をいくつか見ればいい。ひとつかふたつ、いい絵だなと思ったり、感動できたらもうそれでいい。疲れたら休憩したり、外の空気を吸ったりする。ショッピング・コーナーなどを見て楽しむのもいい。

買うつもりになる
いちばんいいのは、自分がその作品群の中から一枚の絵を「買うつもり」になって見ることだそうだ。自分の部屋にどれか一枚を飾るとしたらどれにしようと考えてみる。好きな人に買ってあげるならどの絵がいいだろうなどと考えてみる。そうすると、いろいろなイメージが湧いてきて、絵の見方がかなり変わってくる。そして美術館をじゅうぶん楽しめる、というのである。

わたしはよく、自分が立って見ている所と同じ位置で、その画家も立っていたのだと想像する。その位置で、画家は対象と絵を見比べてあれこれ考えて、試行錯誤したりしながら絵を描いていったのだろうな、なんて考える。これもけっこう楽しい見方ではないかと密かに思っている。


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コメント

私は美術館では心惹かれた作品を数点じっくりと見ます。たとえトレドでも、だから全作品の開設などは要りません。といいながらトランシーバーのようなものは借りてしまいます。
絵は買いたくともお金が無いから、タイスキナ地元の画家に今10万円しかないが先生の絵が欲しいといいます。16万円空20万円ぐらいのものを持ってきてくださいます。今は10万円で買った作品が7点ほど使わないから少々困っています。

投稿: みちこ | 2007.09.13 07:12

僕は昔から美術館が大好きです。
絵を鑑賞するのが好きなせいもありますが・・・
実は、その疲れの原因である、館内の雰囲気が好きなんです。
ベンチに座って、静かな館内でぼーっと絵を見ていると
頭の中のから雑念が消え去り、澄み渡ってきます(笑)

これと似た現象が、寺院や神社でも起こりますが(爆)

投稿: ひでちゃん | 2007.09.13 09:04

美術館の話題ですね、
自分が立って見ている所と同じ位置で、その画家も立っていたのだと想像する。
作者の心情に浸れる、瞬間ですね、作者の想いが、先生の想いと重なる、瞬間、こんなに素晴らしい事は、滅多にありませんね、今度そうしてみます、有難うございます、

投稿: 10月のマルコ | 2007.09.13 09:10

私も、画家の気持ちに近づいてみたくて、
「自分で描いているつもり」で立ち位置をかえ、
あれこれ想像しながら、絵をみたりしています。
なるほど「買うつもり」か~
理系おたくの大学生(長男)もあれには「がってん」していたようです。
二周するというのは、目からうろこでした。
なんにせよ、混んでいてほしくないですね。
もっとベンチを!(笑)

投稿: まだむこぼれだね | 2007.09.13 13:43

★みちこさん、
絵はやはり自分がこれがいいなと思ったものを
とっくりと鑑賞するのがいいのでしょうね。
わたしも小田急デパートの京都物産展で、ある絵に
引きつけられて動けなくなってしまいました。
観音さまの絵ですが、私を呼んでいるような気が
したのです。絵は値段でなく好みの問題ですね。

★ひでちゃん
一生懸命見ようとすると疲れちゃいますね。
肩の力を抜いて、気楽に見てゆけばいい。
それでなくても、岡本太郎などは疲れますけど。
いい波動の絵に会うと、心が癒されますね。

★マルコさん、
そうです。画家と自分が一瞬その絵を共有したような
つもりで鑑賞するのです。いましも、その画家が一緒
に見ているように。あるいは自分がその画家になった
つもりで。

★まだむこぼれだねさん、
お久しぶりですね。コメントありがとうございます。
ガッテンをご覧になっていたのですね。
わたしも「買うつもり」には、やられましたね。
こないだの「ねむの木学園のこどもたちの絵」なんか
すごく混んでいましたね。そう、ベンチも欲しいな。

投稿: ripple | 2007.09.13 15:50

只今新宿の高島屋で
千住博・湯浅法子・内田繁の「風・水・光 和楽な露地」
三人展を見て帰って来た所です。先住博の水。
内田繁の光。湯浅法子の盛り物と花
(湯浅先生を知っているので出かけました)
千住博の絵が気に入ってこれなら我が家のリビングに欲しいな~
と思いながらじっくり見ました。良かったですよ。
でもお値段見たら手が出ない・・・・
キャンバスに絵の具を垂らす様だから
自分でも似たような絵が出来ないかな~と考えて
帰ってきました。考えるだけでも楽しいですね。
何しろ素晴らしい雰囲気で光がどの作品にも活かせれて
素晴らしかったです。心満たされました。
25日までやっています。


投稿: sakurasakura | 2007.09.13 16:34

sakuraさん、
情報ありがとうございます。他の二人は知りませんが、
千住博にはとても興味があります。ニューヨークで
売れているようですね。大きなキャンバスに絵の具を
たらしていくのですよね。
「風・水・光 和楽な露地」というタイトルがいいですね。
ぜひ行ってみたいと思います。

投稿: ripple | 2007.09.13 23:35

こんばんは、RIPPLEさんに何時もたくさんのコメントが、乗っていますが、みなさん近所の方たちですか?顔見知りの方がおおいのですか。
うらやましいですね。

投稿: トミー | 2007.09.14 00:50

トミーさん、
それがね、面識のある方は4、5人なのです。
あとはみなヴァーチュアルの友達で、五行歌や
こちらが興味を持ってコメントを書き込んだ
ら返事をくれたとか。近所のかたは2人ぐらい
です。
 自分もできるだけコメントを書くと返事が
もらえることが多いですね。それからアクセス
の数が多いと日記を書く励みになります。(^-^)

投稿: ripple | 2007.09.14 09:06

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