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2007.06.10

雷の語源

Roses015
生田緑地のバラ苑(5月)

午前9時すぎから、雨が降り出し、稲光がして雷がゴロゴロなり始めた。ピカッと光るのも嫌だけど、次のゴロゴロまでの時間がこわい。こんな日は滅入るね。雷と蕾の語源について確認したいので、以前ブログに書いたものをコピーして載せる。

雷と蕾
雷(かみなり)と蕾(つぼみ)の関係を知りたくなり、藤堂明保先生の漢和辞典で調べてみた。まず雷という字の「田」だが、これはもともと3つの田を品のように重ねて書いて、「ゴロゴロと積み重なったさま」を表した象形文字なのだそうだ。音は「ライ」。

Kaminari雷は、雨かんむりの下に田を3つ重ねたものを置いた会意文字で「雨雲の中に陰陽の気が積み重なってゴロゴロ音を出す」という意味を表わすという。土塁の塁なども、旧字は 田を3つ書いて、その下に土を置いたもので、「土を重ねて盛り上げたもの」という意味を表している。 塁の音は「ルイ」だが、「ライ」と近い。

さて、蕾(つぼみ)という漢字だが、これは草かんむりの下に雷を置き、「いくつも重なった花のつぼみ」を表わしているそうだ。もともと蕾というのは、人工的に摘果した場合を除いて、いくつも重なっているのが自然なのである。

もう一つ、莟(つぼみ)という漢字を使うこともあるが、こちらは「ふっくらとふくれたつぼみ」を 表わしている。この漢字のほうが、将来の花びらを包み込んでいるような感じが出ている。含む、というのがいい。

いずれにしろ、かみなりと花のつぼみとは叙情的な関係はないようだ。「かみなり」 の古語は、たぶん神鳴りなのだろう。 (2005.04.03の日記より)


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コメント

私の関心の食べることに限ると、味を感じる箇所は舌の上に赤くぽちっと見える乳頭です(ちいさな乳首のよう)。この表面にある隙間を唾液に解けた味物質が通って、味蕾(Taste bud)に到達すると、100個近くの味細胞のいくつかが興奮して味を感じます。「味細胞の(バラのような)塊」ということで”味蕾”(味莟でなく)の表現がぴったりのように感じます。

口腔内での”雷”のような感覚といったら、辛味のホットな感覚、メントールに代表される清涼感でしょうか。これらは味覚神経でなく、三叉神経で伝達され、今、その分子学的メカニズムに世界の科学者が注目しています。したがって、口腔内には、雷・蕾の両方に例示されるものが存在するようです。

投稿: Sushi | 2007.06.10 15:16

酸、苦、甘、辛、塩味それぞれ、大事ですね、それに旨みでしょうか、最近、何処の居酒屋でも、旨味の宣伝ばかりで、飽き飽きです、濃い味ばかりですね、

投稿: 10月のマルコ | 2007.06.10 16:15

先生のブログは奥が深いですね、雷はこんな意味があるのですね、雨雲の中に陰陽の気が積み重なって。これだけで、歌になりますね、

投稿: 10月のマルコ | 2007.06.10 18:44

雷より怖いもの

頚椎保護枕
30年前に買った
今同じ症状に見舞われた
新しく買いなおした
又治った

それが私にはある

投稿: みちこ | 2007.06.10 20:51

★Sushiさん、おもしろいレスありがとうございます。
(1)英語の訳である「味蕾」が、味細胞の集まりを表現しているのが面白いですね。budにも似たような意味があるのでしょうか。
(2)ピリッとくる味、刺すような味、というのがありますね。三又神経ということは「痛み」の感覚に似ているからでしょうか。刺激がつよいと「痛み」として感じることがありますね。たとえば火傷なども、瞬間的には痛みとして感ずることがあります。てんぷらの油がはねて「痛い」とか。

★10月のマルコさん、
外食すると、味が濃いのは確かですね。最初の一口が薄いと間の抜けた味になってしまうからでしょう。うちは薄味なので、外食は濃くてときに閉口します。薄味なら最後までたべて満喫できるのに。
 雷と蕾は情緒的なつながりがなくて、ちょっと残念ですね。

★みちこさん、

雷より
怖いものは
地震
台風
戦争

投稿: ripple | 2007.06.11 12:03

「雷と蕾」この字を見て「かみなりとかみなり」と
読んでしまい「えっ?」と見直しました。
面白い着眼点ですね。今まで一度も疑問は持ちませんでした。
本当に「雷」は「神鳴り」だったらいいのに・・
神様の意図が感じられそうですからね。

投稿: なっちのママ | 2007.06.11 15:42

なっちのママさん、こんにちは、
雷の鳴るころ蕾ができる、というのも府に落ちませんしね。
田を三つ書いて、ものが積み重なるというのが面白いでしょう。
歌舞伎に「鳴神」というのがありますが、あれもカミナリと
関係があったでしょうか。あとで調べてみます。

投稿: ripple | 2007.06.11 18:05

雷は私の実家のあるところでは夏になると夕方はいつもどこかでゴロゴロ鳴っていました。夕立の多い地域です・

さて、「雷と蕾」の関係
いわれてみればそっくりの字だけど、気にしたことはありませんでしたが、雷。「雨と田」昔、農作業の何かの目安にでもなったのでしょうか。

「神鳴り」の方が響きがいいですね。
面白いお話拝見しました(^^)

投稿: 美伊奈栖 | 2007.06.12 12:34

美伊奈栖さん、こんにちは、
実家は群馬県でしたよね。群馬や栃木は雷の多いところですね。
東京都の水がめを抱えていますが、雨は十分降ったでしょうか。

田を三つ書くときの田は、「もの」というぐらいの意味だそうで、
直接、田畑を表わすものではないようです。でも、おっしゃる
よう、雷は農作業に深く関係していると思います。稲妻、稲光り
とか、稲には水が欠かせませんでしたから。

神鳴り、いい言葉でしょう。(^-^)

投稿: ripple | 2007.06.12 16:32

今思いましたが「稲妻」
「妻」という字がありますが、なんで「妻」という字がはいるんでしょうか?
なんかとても不思議というか、なんともいえない感覚ですが・・・・

投稿: 美伊奈栖 | 2007.06.13 21:06

★美伊奈栖さん、
いま広辞苑を引いてみました。
稲妻:稲の夫(つま)の意。稲の結実の時期に
多いことから、これによって稲が実るとされた。

稲の実りには切っても切れない縁があるのですね。
それにしても妻という言葉はいい言葉ですね。
女房だとちょっと年のいった感じがします。
奥さん、おかみさん、つれあい、それぞれ感じが
微妙に違いますね。

ちなみに、中国語で妻のことは「愛人」です。(^-^)

投稿: ripple | 2007.06.14 09:37

ありがとうございます。

中国語では「愛人」ですか、知りませんでした。

投稿: 美伊奈栖 | 2007.06.15 13:46

美伊奈栖さん、
日本語の愛人となると、不倫の匂いがしますね。
夫婦のあいだには愛が無いのかなんて思ってしまう。
日本語の妻というのもいい言葉ですね。
これがまた、人妻となると途端に色めいてくる。
言葉って不思議ですね。

投稿: ripple | 2007.06.15 18:21

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