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2007.02.17

喜怒哀楽の表現

録画しておいた「ようこそ先輩」を見た。異色の作家、志茂田景樹が小学生相手に授業をしていた。突飛な風貌が好きになれないので消そうと思ったが、どんな授業をするか見てみた。そうしたら、これがなかなかいいではないか。

志茂田は小説以外にも童話などを書き、全国の小学校を回って読み聞かせをしているという。そこで感じたことは、いまの子供たちに感情を表現する力がないということだそうだ。喜怒哀楽を出さない子が増えているという。そこで、授業は喜怒哀楽の体験を書き、それを発表するという方法をとった。

小学校の2、3年生まではけっこう感情を出しているのに高学年になるとそれを抑えるようになる。恥ずかしいということを覚えるからだ。それが昂じると自殺なんてことになってしまうのだろう。ためしに、腹が立つことを思い出して怒りを表現させる。なかなかうまくできないが、大声を出して怒りを出すと、それだけですっきりした表情になる。

子供たちが親から哀しみの体験を聞き、それを文章にして発表するときなど、自分も涙ぐんだりしている。そして、そのあと彼らの表情が柔らかくなっていくのがよく分かる。子供ながらに、いろいろ気を使って生きているんだな、などと思う。喜怒哀楽は人のつね。ぜんぶを抑え込んでしまうとストレスになる。大声を出すなり、ひとに話すなり、文章にするなり、考え方を変えて笑い飛ばすなりして処理しておかないと鬱積する。

授業を終わったあと、志茂田景樹に子供たちがまとわりついていた。背負っていた荷物を少しは下ろすことに成功したようである。


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コメント

私も見ました。情操教育とかいって、本を読んで感想を発表させるなんてのではない、
自分の中に、親やクラスメートの中に、その宝があるのだと、考えさせられました。
子供たち、いい顔になってましたよね。志茂田景樹自身が素直に生きているから、それを引き出せたのかとも思いました。

投稿: jun | 2007.02.18 07:25

赤ちゃんや幼児は感情のままを吐き出すけれど、
少し大人になると、恥ずかしさや外見を気にし始める。
それが大人になるということかもしれないが、そうな
ると嘘っぽくもなる。
すなおに生きることの大切さを教わりましたね。(^-^)

投稿: ripple | 2007.02.18 08:57

「ようこそ先輩」は本当に良い番組ですね。
大好きで何時も楽しみにして居ります。
出来るだけ小学校もこういう先輩を招いて
身につく授業をして欲しいものですね。

投稿: sakura | 2007.02.18 19:08

そんな番組があるんですね・・・興味アリ
今の子供って、「感じにくい」コが多い様にも思えます。
妙にクールというか、感動しにくいみたい。
私は、むしろ逆で、本当に喜怒哀楽を表に出してしまいます。
顔にでやすいというか、わかりやすいとも言われますが。。
でも、泣きたいときには、構わず泣いています。

投稿: KEI | 2007.02.18 19:56

★sakuraさん、
ようこそ先輩と家族に乾杯はいい番組ですね。
録画してあとで見ています。その道を極めた
ひとは何か学ぶべきことがありますね。

★感謝の心がつよくなれば怒や哀はすくなくなり、
喜びや楽しみの思いがあふれてくるのではないで
しょうか。いかん、釈迦に説法じゃった。(^-^)

投稿: ripple | 2007.02.18 22:19

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