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2007.01.09

ぜんぜん違う

30代の女性がびっこを引きながらやってきた。膝が痛いという。ホームページを見ての来院である。右ひざは去年の夏から、左ひざは3日前から痛みだしたそうだ。右ひざは足を伸ばすとギシギシ音がする。まず、からだを優しく揺すって関節をほぐし、骨盤の検査をして左右をそろえる。それから、鼠径部の衝門というつぼに鍼をして弱く低周波をかける。これで大腿四頭筋がゆるめば膝はかなりらくになる。

つぎにカウンターストレインを使って、両膝の前十字靭帯をゆるめ、さらに左の内側側副靭帯、右側のお皿の位置異常をなおし、外側半月板の部分の緊張をとる。「さあ、これで歩いてごらん」というと、すたすた歩く。階段が気になるというので、階段も昇り降りしてもらうと、「ぜんぜん違う」とにこにこ顔だ。わたしは「勇気を出して、はり治療に来てよかったでしょう」と話す。患者の苦痛が取れて、その笑顔を見るとき、この仕事をやっていてよかったなと思う。いつもこううまくいくとは限らないけれど。

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コメント

心技体
心と
技と
体力が
必要なのが鍼灸師

先生の手は真の治療家の手なのですね、

投稿: 10月のマルコ | 2007.01.09 20:20

きのう同業の友人から電話があり、
一緒に仕事をしてきた女性が引退
したとのこと。75歳だったそう。
われわれ団塊の世代は定年の季節。
いつまで仕事ができることやら。

投稿: ripple | 2007.01.10 09:15

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