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2006.05.28

しあわせ

サミュエルソンの『経済学』に、こんな数式が載っている。

Happness_1

しあわせは、欲望を分母に物質的供給を分子にした分数式で表されるというのだ。ひとの幸福は、欲望と物質的供給との関係で決まる。もちろん、物質的供給だけでなく精神的供給も入るだろうが、極端に単純化してしまえばこういう式になる。欲望が大きくて供給が追いつかないとき、ひとは不満になり、不幸にになる。欲望が小さくて供給がたっぷりあるとき、ひとは満足し、幸福になる。

物質的供給にしても、精神的供給にしても、与えられるものには限度がある。ところが人間の欲望にはきりがない。欲望が満たされた瞬間、つぎの欲望が顔を出す。だから、欲望が強いかぎり、ひとは永遠に満たされることはないのである。現代は物質的には恐ろしく豊かで、便利になっている。テレビ、ケータイ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、IHレンジ、コンピュータ、自動車、飛行機・・・。スーパーに並んでいる食品も、頭がクラクラするくらい多彩である。ほとんど、わたしの子供の頃には縁のなかったものばかりだ。それで、ひとの心は昔より幸せになっただろうか。

袴田住職は、自分の意思で欲望を減らすことが大切だという。よけいはものを手放すといいという。不便さを楽しむのだ。苦しみのとなりに大きな喜びがあるともいう。新幹線は速いけど、速すぎて景色が飛んでしまう。そこへいくと、各駅停車はたくさん止まってくれる。ゆっくり景色が楽しめる。速いのもいいが、遅いのもまたいいのである。腹6分目ぐらいにしておくと、何をたべてもうまい。サミュエルソンの式でいうと、分母の欲望を小さくするほど幸福が大きくなるのである。

不満が
沸いてきたとき
徳川家康だって
こんな暮らしはできなかった
と思ってみる

こんなに豊かに
こんなに便利に
なったのに
自殺者3万人
問題は心なのだ


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コメント

幸せは自分の心が決めるのです。

投稿: sakura | 2006.05.29 20:02

sakuraさんの信条ですね。
ありがたい、ありがたい、
これこそが幸せですね。

投稿: ripple | 2006.05.30 09:06

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