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2006.05.07

偲ぶ会

池袋のキリスト教会で、ある人の葬儀に出席した。祭壇には彼女のスナップ写真を拡大した額が置かれ、淡いピンクや水色、白のかわいい花が飾られていた。写真の中の普段着の自然な笑顔を見ると、いまにも「わたし大丈夫よ、あなたは?」と語りかけてくるようだった。

オルガンの演奏で厳かに式が始まり、牧師が聖書の言葉を引用しながら、故人の人となりや生き方をていねいに述べた。三人の女性が祈りの歌を歌ったあと、故人の好きだった賛美歌をみんなで歌った。遺族となった旦那さんの挨拶も愛情に満ち溢れたもので、「彼女は亡くなったとは思えません、いつも私と一緒にいます」と結んでいた。

コーヒーとお菓子をいただきながら、文字通り、故人を偲んだ。思いがけない人に逢うこともできた。つくづく、葬儀というものは故人主催の社交の場でもあると思う。最後に長男がこういって締めくくったのが印象的だった。「母はいつも前向きで、その愛情は直球でした。生きている母もすごかったけど、死んでもすごい存在です」。

となりの部屋に
行くようにして
亡くなったという
どんな部屋なのか
きいてみたい


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コメント

>生きている母もすごかったけど、死んでもすごい存在です
こんなことを子どもから言われたら、本望ですねぇ。
私は、そんな母になれるだろうか。

ご主人さまのお気持ちを考えると
少し複雑では、ありますが…

投稿: take1962 | 2006.05.08 11:20

なにごとにも一生懸命に生きた人なので、悔いるところが少ないのでしょう。それだけに喪失感を乗り越えるには時間がかかるでしょう。愛する人は心のなかに生きつづける、それは間違いありませんね。

投稿: ripple | 2006.05.08 21:20

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