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2006.05.13

セントラル・ステーション

Brasil録画しておいたブラジル映画「セントラル・ステーション」を観た。第48回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞している作品だ。導入部が強烈だったが、最後はなかなか心温まる話になっている。もう一度、見てみたい。

リオデジャネイロの中央駅で手紙の代書屋をやっているおばちゃん・ドーラが主人公。ちょっと綾戸智絵に似ている。母親を亡くし、父親の姿を追いかける少年・ジョズエは、大人顔負けのしっかりもの。ふたりのやりとりが面白い。ひょんなことから、ドーラが父親探しを手伝うことになる。ふたりの珍道中を描いたロードムービーである。

観客の期待を上手にはぐらかしながら、ストーリーが展開してゆく。底辺の人々の葛藤を描きながら、マリアや巡礼、聖地の祭りなどを挿入し、神は試練のなかに愛を与える、とでも思わせるようだ。 カメラワークが凝っていて映像が美しく、音楽もいける。ブラジルの空はカッと晴れて、青い。

原題「Central Do Brasil」は、ブラジルの真ん中、ブラジルの臍、ブラジルの心、などと訳せそうだ。邦題の「セントラル・ステーション」はずいぶん大胆な意訳だ。中央駅は最初に出てくるだけだもの。いかにも商業的な手法だが、その映画を見たくなるようなうまいタイトルだなとも思う。


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