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2006.02.11

多摩川に虹をかけた男

新百合ヶ丘の麻生市民館で『多摩川に虹をかけた男ー田中兵庫物語ー』を観た。あの大きなホール(1020席)がほぼ満員だった。治水という地味なテーマなので難しいかなと思ったが、ふたを開けてみると、これがなかなか味のある楽しい芝居だった。つらく悲しい場面では、しばしば涙を流してしまった。印象に残ったことをあげてみる。

・溝口、丸子、平間など、馴染みの名前が出てくるので身近に感じた。
・シンプルなセットだが、暗転も早く、見ているものを飽きさせなかった。
・大水、飢饉、水どろぼうなど、人は水と縁が深い。
・江戸時代の人はよく歩いたものだ。着物、はかま、草鞋、草履で。
・富士山の噴火、吉宗の改革、お大師様など、史実も入ってリアル。
・親子、夫婦、男女の関係、身分差など、多彩な要素が入っていた。
・ひばり、ひぐらし、かもめ、半鐘、船頭の声、唄など、音響も楽しい。

国が富むためにはひとりひとりの家も豊かにならねば…
とりわけ百姓の暮らしが豊かにならねば …

天は地に、地は川に、美しい文字をかく…

時代物はカタカナ語がなく、きれいな日本語が耳に入ってくる。
作者のサイン入り台本を買ったので、もう一度、楽しむとしよう。

田中兵庫役の小川雅功さんは、麻生表現研究会の仲間である。
麻生表現研究会→陽気堂はり治療室のHPのメニューのひとつ。


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