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2005.12.15

アーミッシュの人々2

amish2池田智著『アーミッシュの人々ー従順と簡素の文化』を読み終えた。そこで、もう一度、映画『刑事ジョン・ブック 目撃者 』をビデオで観てみた。一度見た映画なのに、なぜ刑事が追われる羽目になったかなどまるで覚えていない。それほどアーミッシュのことが気になっていたらしい。

アメリカ映画は無理やり恋愛を挟む傾向があるが、この映画でも刑事ジョン・ブック(ハリソン・フォード)とアーミッシュの未亡人レイチェルが恋に落ちる。そういう場面がないと映画にアクセントがつかないのだろうが、アーミッシュの実情にはまるでそぐわない。

古いドイツ語、アーミッシュの服装、馬車、ランプ、揺り椅子、キルト、納屋のことなどが、こんどはよく理解できた。オルドヌングという言葉も聞こえる。オルドヌングとは英語のオーダーのことで、規律とか秩序という意味だろう。厳しいオールド・アーミッシュの規律を、池田さんの本から抜粋してみよう。

慣習として守るべきもの
・服装の色と形を守る。
・バギーの色と形を守る。
・農作業に馬力を利用する。
・バギーや荷車に鉄の車輪を使う。
・ペンシルベニア・ダッチを話す。
・礼拝の順序を守る。
・宗派内で婚姻関係を結ぶ。

絶対に守らなければならないもの
・トラクターを使ってはならない。
・都市電気、ガスをひいてはならない。
・訴訟を起こしてはならない。
・軍事関係の仕事についてはならない。
・高等教育を受けてはならない。
・装飾品をつけてはならない。
・航空機を利用してはならない。
・化粧をしてはならない。
・女性は髪を切ってはならない
・離婚をしてはならない。
・写真を撮っても、撮られてもいけない。


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コメント

背景を理解して映画を味わうとまたその味わいがちがってきますよね。

ときどき映画化された本の原作を読むとその内容のギャップが気になってしまうなんてこともありますが、内容の理解を深めるということに重きを置きたい場合は、原作の中で文字を通した方がより正確な理解が得られるような気もしますよね。

投稿: 中谷京華 | 2005.12.16 17:05

いろんなことがよく分かるようになりますね。とくに外国映画は字幕を読まざるをえないので、見落としが多い。その字幕もぜんぶは訳せないし読めないので、どうしても省略が多くなる。何回か観ないとだめですね。そのうち英語も耳に入ってきます。この映画の場合はドイツ語の方言まで聞こえてきます。
 本は想像力を掻きたてられます。映画化してガッカリなんてこともありますね。

投稿: ripple | 2005.12.16 17:59

アーミッシュって、環境を壊さない生活でいいなあと
単純に思っていたのですが、
何やら不思議な規律がいっぱいあるんですねえ。
訴訟を起こしてはならない。なんていうのも驚きでした。
で、彼らは何のためにそうやってるんですか?
何を守るために?

そうやって豊かな心でいられるなら、
それが幸せなんでしょうけど。

投稿: jun | 2005.12.16 19:03

絶対なる神のもと、人間はちいさな存在。
自己抑制をして生きるなかに至福がある。
そんな信仰を実践しているようです。
生き方が決まっていると、見た目よりも
楽で幸せなのかもしれません。
アーミッシュは大家族で暮らしているので
思ったより楽しく暮らしているようです。
テレビもラジオもないので、ぜいたくな時間
を過ごしているともいえます。

投稿: ripple | 2005.12.17 09:16

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