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2005.08.25

稲穂

屹立する
稲穂は青く
まだ
頭を垂れる
ことを知らない

(屹立:きつりつ、頭:こうべ)

2週間ぐらい前、ぴんと立った稲穂を見たときに浮かんだ五行歌だ。まだあまり実もふくらんでいないのに、やたらと突っ張っている。その姿が若いときの自分そっくりなので、思わず笑ってしまった。

学生の頃の自分の写真を見ると、必要以上に格好をつけたり、偉そうな顔をしているのが目につく。プライドが高いといえば聞こえはいいが、ただ空威張りした高慢ちきにすぎない。まだぜんぜん頭を下げることを知らない、嫌なやつだ。それが、いろいろ物を知り、経験を積むと、自然に頭を下げることを覚える。ことわざの「実るほど頭を垂れる稲穂かな」、は真理である。

この歌、けさの「よみうり五行歌」欄に掲載された。とても嬉しい。新聞では「屹立している」になっているが、「屹立する」のほうが迫力があり、リズムもいいので、ここではそう変えてある。

ところで、稲穂のほうはここ数日でぐんぐん頭を垂れはじめた。もう一月あまりで、黄金の波がうねるだろう。

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コメント

こんにちは。青々とした「稲穂」目に見えるようです。トラックバックさせていただきました。これからもステキな歌を期待しています。

投稿: jun | 2005.09.16 07:11

junさん、はじめまして、TBありがとうございました。
思いを言葉にするとき、短歌のように五七五七七で収まるとは限りません。また、思いは口語で浮かぶもので、それを文語にするとなんとなくよそゆきになってしまいます。五行歌はそういう制約をはずし、感動を自由に表現しようというものです。

junさんもどんどん書いてみてください。横浜には五行歌もあります。

五行歌のホームページ→http://5gyohka.com/

ここの五行歌作品用掲示板は、会員でなくても自由に書き込みができます。

投稿: ripple | 2005.09.16 13:02

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» 歌人になろう [あしあと]
五行歌というものを陽気堂日誌さんのブログで知って、興味をもちました。 [続きを読む]

受信: 2005.09.16 07:08

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