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2005.07.30

偏頭痛

30歳の男性が偏頭痛の治療にみえた。もう長いあいだ偏頭痛をわずらっているという。頭痛にはいろいろな原因があるので、くわしく問診をするようにしているが、病院で検査をしてもそれらしい原因は見つからなかったそうだ。

tenchu交通事故はないかと聞くと、6年前にバイクの事故を起こし、右足の大腿骨のひざに近い部分を骨折したことがあるという。注意深く検査をしてゆくと、後頚部の左側に大きなしこりがある。ちょうど天柱というつぼのところだ。

本人は気づかなかったようだが、おそらく事故で首を振られ、一種のムチウチ症を起こしたのだろう。ここは後頭神経が通るから、頭痛の原因になる可能性が大きい。

まず細い鍼で首や背中をほぐし、軽くストレッチをして緊張をとり、それからカウンターストレイン療法をおこなった。頚椎1、2番の左後屈変位の治療だ。

天柱のしこりは、その部分の筋肉が拘縮している証拠である。一般的には、縮んだ部分をストレッチして筋肉を緩めてゆく。だがカウンターストレインでは、縮んだ筋肉をたるめるようにして治療する。からだは何か理由があってその筋肉を縮めているのだ。縮めたい、伸ばしたくない。無理に伸ばせば怒る。

患者さんを仰向けにし、あごを上げ、天柱のしこりが一番やわらかくなるところを見つけて固定する。2分ほど患者さんに脱力してもらう。それから、ゆっくりゆっくり戻してゆく。これで天柱のしこりは半分ぐらいの大きさになった。古傷なので時間がかかるかもしれないが、偏頭痛はずっと軽くなるだろう。

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