オハグロトンボ
昼休みに多摩川に行った。台風のあとなので水量が多く、水も濁っている。暑いので釣り人はまばらだ。それでも、サッカーをやったり、裸でキャッチボールをしたり、木陰で涼む人などがいる。中高年のサイクリストもがんばっている。
それから、二ヶ領用水に行ってみた。真っ黒なトンボがひらひら飛んでいる。オハグロトンボだ。草の葉や川の中の杭に止まっているところを写真に撮った。子供の頃は、うちの近所の小川にたくさんいたが、最近はほとんど見ることがなくなってしまった。
オハグロトンボは、蝶のようにひらひら羽ばたいて飛び、止まるときも羽を垂直に立てる。その身のこなしがじつに優雅である。真っ黒なので神秘的でもある。カミサマトンボと呼ぶ地方もあるそうだが、それも肯ける。
胴が黒いのがメス(写真上)、金緑色のがオス(写真下)。一頭が休んでいるところに別のがくると、必死で追い払っている。どうも縄張り争いらしい。トンボの世界もらくではなさそうだ。
木漏れ日のなか
ひらひら飛び交う
オハグロトンボ
ここはまるで
魔界の入口
川辺の木陰を
歩いて行くと
オハグロトンボが
飛んできた
もしや、ご先祖様?
コメント
初めまして。TBありがとうございました。
写真お上手ですね。とても綺麗に撮ってらっしゃいます。
私はずっと町中で育ちましたが、子どもの頃は、オハグロトンボが家に入ってくることも珍しくありませんでした。それがいつからか見かけなくなったなと思っていました。
トンボは環境のバロメーターのようですから、本当にいい知らせであってほしいなと思います。
投稿: winter-cosmos | 2005.08.02 09:59
winter-cosmos さん、こんにちは、
わたしも本当に久しぶりにオハグロトンボを見て、子供の頃、川遊びをしたことを懐かしく思い出しました。そういえば、座敷のなかにもヒラヒラと入ってきましたね。トンボなのに蝶のように飛び、羽を立てて止まるのが優雅ですね。
うちでもウィンター・コスモスを咲かせています。清楚な花で、お気に入りです。
投稿: ripple | 2005.08.02 12:35
ハグロトンボ雄もミヤマカワトンボ雄と同じく
腹部が青緑色に光るので暫く見とれてしまいました。
雌には偽縁紋がありませんが,腹部が褐色なので辛うじて分かります。
口元には牙らしいものが見え怖そうです。
投稿: itotonbosan | 2014.02.05 17:34
★itotonnbosan、
ハグロトンボは蝶々のように羽をひらひら
やって飛ぶのが美しいですね。子どものころ
魚とりをしていると決まって出てきました。
そのころはオハグロトンボなんて呼んでいた
ように思います。虫のアップは怖い!(^-^)
投稿: ripple | 2014.02.06 12:08