« 梅雨空 | トップページ | しばた歩実 »

2005.06.15

円空展

enku1_thumb雨の休日。横浜そごうで開催されている円空展」に行ってきた。円空は江戸時代初期の遊行僧で、日本各地を巡りながら、約12万体もの神仏像を彫ったという。

訳あって京子は円空と縁が深いので、私も本を読んだり写真を見たりしてはいるが、実物の作品を見るのは初めてだ。大小140体もの作品を見られる展覧会はそうはないだろう。やはり、生はいい。作品の実際の大きさ、表情、木の質感、彫りの深さなどが直に伝わってくる。目の前で円空さんがノミを振るっているようだ。

手のひらに乗るような小さく緻密な観音様があるかと思えば、2m近い不動明王の荒彫りもある。稲荷大明神の顔などはざっくりと狐の形に彫ってある。曲がった木をそのまま使ったり、ひどく左右非対称なのがあったりして、親しみを覚える。

目の位置によって、作品の表情が変わるのも面白い。右や左にまわったり、しゃがんで下から見上げたりしてみると、きびしい表情がやおら柔和になったりする。電動工具はおろか、ノコギリさえも使えない時代に、鉈(なた)とノミで仏を彫りぬいた円空のただならぬ気迫を感じる。

enku4_thumb別の階では、木遊会というグループが「円空一刀彫教室」をやっていた。円空仏に魅せられた人たちが、自分たちの手で作品をつくっている。それを展示し、製作過程を公開していた。アンケートを書くと、お礼に小さな木っ端仏をくれた。檜のいい匂いがする。

木っ端仏


« 梅雨空 | トップページ | しばた歩実 »

コメント

トラックバックありがとうございます。
「一刀彫教室」をやっていたなんて知らなかったです。残念!

投稿: nami_chidori | 2005.06.16 15:32

nami_chidoriさん、こんにちは、
一刀彫教室は新聞で知りました。円空展の前半ではやっていなかったそうです。木遊会というグループで、円空の彫り方そっくりでした。

投稿: ripple | 2005.06.16 15:48

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27397/4568304

この記事へのトラックバック一覧です: 円空展:

« 梅雨空 | トップページ | しばた歩実 »