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2005.03.29

イレッサ

去年の春、肺に水が溜まり、大学病院で肺がんと診断された患者さんが治療に来ている。もちろん、肺がんの治療ではなく、呼吸困難や吐き気など、抗がん剤の副作用と思われる症状をやわらげるためだ。

大学病院に入院して化学療法を受けていたが、いまは退院して抗がん剤イレッサを服用しているそうだ。そう、いまその副作用で死亡する人が多く、社会問題となっているイレッサである。値段もとびきりで、1錠7000円もするそうだ。1割負担で700円。3割負担だと2100になり、それを一生のみつづけなければならないという。

この患者さんの場合、イレッサが効いて肺がんは小さくなったという。しかし、その副作用はかなり強い。まず、うちのベッドにうつ伏せになってもらったら、背中じゅうにボツボツと湿疹ができているのに驚いた。真っ赤である。それから、息苦しい、食べ物がまずい、ムカムカする、体がだるい、といった症状がある。体重もだいぶ落ちた。

鍼と灸をすると、呼吸がらくになったと喜んでいたが、こちらとしては複雑な思いがする。薬はからだにとって大きなストレスとなるからだ。こんなにしてまで抗がん剤を使わなければならないのだろうか。これでは、がんは治ったが命はなくなった、などということになりかねない。

イレッサ薬害被害者の会のHPを見て、医療とはなんだろうと考えてしまう。


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