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2005.02.19

俳句上達法

『添削例に学ぶ俳句上達法』(鷹羽・片山著)という本を読んでいる。NHK俳壇やBSの俳句王国をよく見てはいるが、自分ではあまり俳句は作らない。関心はあるのだが、季語や文語表現にいまいち馴染めないのである。うまいヘタはともかく、あまり約束ごとのない五行歌をときどき作って楽しんでいる。

さて、この本は表題通り俳句の添削例を並べてあるが、わずかに手を加えただけで句が見違えるほど生き生きしてくるのがわかる。原句の意味を大きく変えてしまうものもあって、それはやりすぎだよと思うものもあるが、ことばの遊びだと割り切ってしまえば、それはそれで面白い。すこし例をあげてみよう。上が原句、下が添削例である。

  希望と言ふ色はこの色柿若葉
  希望とはこの色のこと柿若葉

  退院の喜び溢れ天高し
  退院の一歩一歩に天高し

  力まずに余生いきたし衣更
  力まずに余生送らむ衣更

  はなれ浮く親にすりよるかいつぶり
  はなれ浮く親をめがけてかいつぶり

  白梅や尼の気品の溢れをり
  白梅に尼の気品の及びけり

添削例はいろいろな選択肢のひとつにすぎないから、そうしろというものではないが、なかなか読みごたえがある。どの世界でも一流の人たちはすごい。

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