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2005.01.08

田辺聖子

ラジオの「こころの時代」で、田辺聖子さんが「川柳作家・岸本水府と仲間たち」という話をしていた。おせいさんはたくさん小説を書いているが、川柳に関する本を3冊も出しているそうだ。江戸時代の連歌の楽しさ、人情味のある歌、明治大正期にすぐれた川柳作家がでたことなどを、楽しく語っていた。川柳はユーモアと品格が大切だという。

ラジオから流れる声を聞くと、田辺聖子さんはじつにかわいい声の持ち主だ。まるで少女のようである。ことば遣いもていねいで女らしく、耳に心地よい。声だけで、あたたかい人だなと分かる。もうこういう話し方のできる人はいなくなってしまった。田辺さんはいろいろな川柳を紹介していたが、つぎのような句が印象に残った。

 みどり児のあくびの口のうつくしき

 コーリャンは戦車に起きるよしもなし

 目にものを見せんと年が迫るなり

 泣き言をならべつくして夫婦寝る

 いのちまで賭けた女てこれかいな

 出世せぬ男と添うたたまご酒

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コメント

はじめまして。
突然ですが、田辺聖子さんが大好きなので、コメントを書かせてくださいませ。
田辺さんの声、言葉遣い、本当に素晴らしいですよね。心に沁みます。
田辺さんの作品では、とくに古典ものが好きです。
「川柳でんでん太鼓」とか「ひねくれ一茶」とか「小町盛衰抄」とか…。
「新源氏物語」は、もう何度も何度も読んでボロボロです。
川柳も、大好きです。サラリーマン川柳みたいなお遊び川柳ではなくて、
時実新子さんや、もちろん水府も好きですし、
「かろみ」のような品のあるユーモアと
視線の鋭利さを持つものに惹かれます。
作ろうと思うと難しいものですけれど…(^^;

投稿: 若崎 | 2005.01.15 11:52

若崎さま、ありがとうございます。コメント第一号です。それにしても、すごい読書力ですね。圧倒されます。

投稿: ripple | 2005.01.24 12:00

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