花と蝶
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親戚からいただいた葡萄の木が、毎年たくさんの実つける。デラウエアという昔からある品種だが、とても甘い。ただここ数年、カラスやヒヨドリ、スズメなどの被害を受けるようになった。鳥の脳を惑わすという強力磁石をつるしたが、さっぱり効果がない。葡萄棚にネットをかぶせても、下から入って食べられてしまう。そこでやむなく今年はブドウに袋をかけることにした。専用の袋もあるようだが、流しの排水口に置く不織布の袋を代用することにした。ブドウの房に袋をかけ、上をホチキスで止めてしまえばいい。この作業は上を向くので首が疲れるが、なんとか9割ほど袋がかかった。残りは鳥さんにあげよう。
むかし
目白や
山鳩は
家の周りには
来なかった
鳥たちも
住むところや
餌が減って
暮らしにくく
なったのだろう
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日帰りバスツアーで、桃狩り、ブルーベリー摘み、河口湖オルゴールの森、富士山五合目などに行ってきた。前々からこの水曜日は雨だという予報だったので覚悟はしていたが、あにはからんや、雨はわずかで、ほとんど曇り、たまに日が差すという天気だった。添乗員さんが自信をもって「私は晴れ女ですから大丈夫でしょう」と言っていたが、その通りになった。
いきなり石和(いさわ)のモンデ酒造でワインの試飲をしたが、ここは以前、何度も行ったことがあるので懐かしかった。モンデとはmondeで、フランス語の世界という意味だと初めて知った。そういえば「ル・モンド」という新聞がある。抹茶リキュールというのが美味しかった。ふだんアルコールを飲まないので、よく回る。つぎは御坂(みさか)での桃狩り。桃の王様「白鳳」の食べ放題。だが大きくて熟しているのを捜すのは意外と難しい。高いところのものが熟れており、赤味の度合いはそれほど関係ないことがわかった。今が旬なので、平日にもかかわらず観光バスが続々とやってくる。
昼食後、こんどは河口湖でのブルーベリー狩りだ。河口湖は雨だったが、ブルーベリー農園に入ったら、雨はほとんど止んだ。うちでも少しつくっているので、甘い実をみつけるのは早い。食べ放題なので、取っては食べ、また取っては食べた。貪欲まるだしだ。それから「オルゴールの森」に入り、生の弦楽四重奏を聴いたり、いろんなオルゴールの演奏を聴いた。ここは箱根のガラスの森ミュージアムとよく似ていた。どうやら、経営者が同じらしい。雲が晴れて富士山が見えた。天辺にかさ雲が乗っていたが、それも愛嬌だ。晴れ女の添乗員さんに感謝しよう。
最後は、富士の五合目までドライブだ。20代のころ、自分で運転して五合目まで登ったことがあるが、当時にくらべて木が深く繁っている。五合目の近くにもかなり木がある。むかしは岩ばかりだったと思う。温暖化の影響なのかもしれない。バスを降りたら、すごい風でおどろいた。台風みたいで、吹き飛ばされそうだ。まともに風を食らうと息ができないし、立っているのもおぼつかない。おまけにかなり寒い。頂上付近では、建物の外に出ることはできないだろう。自然の脅威を垣間見た感じだ。
頂上のほうは雲に隠れていたが、五合目から上は赤茶けた色の岩や砂がのぞき、雪も縦に残っていた。雲の下には、遠く河口湖や山中湖が眺望できた。荒れ模様の空に出る雲は奇怪であった。コンパクトデジカメしか持っていかなかったので、いい写真が撮れなかったのがちょっと心残りだ。
梅雨空の中の
日帰りバスツアー
添乗員の口癖が
耳に残っている
「行ってみなければ分かりませんが」
そりゃそうだ。天候も道路状況も人出も、正直なところ行ってみなければ分からない。経験を積んだ添乗員ならではの言葉だなと思った。
一体全体
なんで
富士山の五合目に
大きなお土産屋さんが
あるの?
What the heck
is the idea
of having big souvenir shops
halfway up on the side
of the great Mt. Fuji?
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日曜日の午後、野川に行った。神明橋のそばの駐車場がなくなったので、世田谷トラストの裏に車を置き、30分ほど野鳥を観察した。カワセミの幼鳥が遊んでいたが、全体にくすんだ色をしているので親鳥ほどきれいではない。ただ、しぐさが子供っぽいので可愛い。色のくすみが取れてきたのが兄姉、発色がわるいのが弟妹ということになる。たしかに先に生まれたほうが魚を捕るのがうまい。
ツバメも幼鳥が群れて飛びまわっていた。パッと見、茶色っぽいので別の鳥かと思ったが、飛び方がツバメである。4、5羽が戦闘機のように飛び回っていた。
ツバメの子の編隊飛行、4羽。右上がちょっと分かりにくいかも。
愛らしい
あどけない
いたずらっぽい
たまらんね
幼子たちは
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五行歌誌・7月号投稿歌
電球を
発明した
エジソンは
不登校児だった
なぜか嬉しい
不幸にも
女性は
顔やスタイル
服装などが
注目される
外見に
惑わされず
内面から滲み出る
人柄を
見抜こう
頭が
何を考えようと
からだは
必死で
生きようとしている
ぬるめのお湯に
沈んでいると
じつに
気持ちがいい
子宮の中みたいだ
自然は
無駄なものは
つくらない
あらゆるものに
役割がある
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天気がいいので、昼休みに自転車で生田緑地に行ってきた。紫陽花、合歓の花、泰山木の花などが咲いていたが、どれももう盛りを過ぎて、枯れかけていた。木々の緑はいっそう濃くなっている。プラネタリウムの前のヒマラヤ杉を見ていたら、松ぼっくりみたいなのがいっぱいついている。「あれっ、杉なのに松ぼっくりとはおかしいな」と思って、反対側にまわると、ヒマラヤスギ(マツ科)と名札がぶらさがっていた。松の仲間なのにヒマラヤ杉という名前がついているのだ。
杉の木に
松ぼっくりが
ついている
いや、松なのだ
ヒマラヤスギは
生田緑地の奥には、メタセコイアの林がある。メタセコイアは日本語で「あけぼの杉」と呼ぶが、こちらの名札にはちゃんとスギ科と書いてある。もしこれがスギ科でなかったら、疑心暗鬼になるところだ。

メタセコイアの林、ここはいつも涼しい
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